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この人(音楽)となら、なんか私、いける気がする!!の理由

朝ドラ『エール』をみている。
集中してテレビを観られない母(私)であるにも関わらず、これは珍しく集中してみている。


福島出身の作曲家、
古関裕而さんとその妻の物語である。


福島というだけで一気に親近感が湧くので、
余計に一生懸命にみているのは事実。


早稲田の応援歌“紺碧の空”を生み出す時が
今週のハイライト。


応援歌というのは、
なぜにまぁ
あんなに人の心を震わせるんやろね。



我が母校の応援歌
名前からしてかなり印象的で(グレーター!!)、ひたすら観戦しに行っていたスタジアムで
何度も何度も聞いたなぁ〜と
めちゃくちゃ久しぶりに思い出す。
(ほんま、何でか知らんけど忘れてた!)


応援歌の下に、OBも現役も
そこにいる人たちみんなが一つになって
心震える瞬間が確かにあった。



応援歌と共に見つめる先にいる人、
必死に生きている人、
懸命にもがいている人...

そんな人たちの姿は、
いつもいつも私たちの心を打つ。


『素晴らしい応援歌で心を一つにすることで、
宿敵、慶応に勝つ!だから、あなたに応援歌を作っていただきたい!!』
と、ドラマの中で言っていた。
(うちなら、宿敵は同志社やな!)



音楽に人の心がすっぽり重なった時、
きっとそこに“神話”みたいなものが生まれるんやろ。

だから人は感動するし、その思い出をいつまでも忘れまいとするんやろか。




確かに。
普段はすっかり忘れているけれど、
あの応援歌の中にいた自分のことはこれからも忘れないし、あの頃があるから幸せな現在があるんやと、そう思えることに今改めて感謝している。


作家の伊集院静さんが、
自身のエッセイの中でこう書いていた。
(故夏目雅子さんの元夫)


男なら、好きな女の過去も含めて全部愛してやるんだよ!!それが男なんだよ!!

(好きになった女性の過去が気になって気になって、夜も寝られないくらい不安だという一般人男性へのお悩み相談の答え)


あー...
だからこの人は女性にめちゃくちゃモテるんやなと心底納得した言葉であった。




さてさて。



ドラマ『エール』の中でも、
もちろん夫婦が力を合わせてあらゆる困難に立ち向かっていくわけなんやけど、
今までの時代もの(昔の偉人たちを扱うドラマ)と少し違うなと感じるのは、



妻は妻で自分だけの夢を持っていて、
それを叶えるべく必死に努力し続けているということ。



今までみてきた話に割とよくあるのが、


家を守る妻が
夫の夢をひたむきに支えるパターン。
(内助の功)


ゲゲゲの女房とか。
松下幸之助さんの妻とか。



でもエールはそこが違う。

妻の夢(声楽を極める)を夫が一番近くで応援して、夫の才能を一番理解しているのが妻で。


今日のセリフで、

『ゆういち(主人公)の最大の幸福は、君だ。
音楽の才能はその次。』

と、妻が夫の友人に言われるシーンがあった。



奥さんと出会い
共に生きていくと決めたことで、
彼の人生が大きく花開く。

彼一人じゃ見えなかった景色が、
奥さんと一緒やからこそ
どんどん拓かれていく。

そういう意味やと私は思った。

私の心に朝からグッさり刺さる。


なんなんや?!痛ぇ!!!
なんか刺さって心が痛ぇやないの?!
うぉーーーーー!!!!
おいコラーーー!!!!!

って悶えるしかないわ。私。



昨日は久々に、上沼恵美子が

『家ん中で一番ゴミなんは、あんた(夫)や!!!分かってるかぁっっ!!!』

ってカメラに向かって吠えているのを見たところ。(東北にリアルタイムの上沼恵美子はいないけど)

でもやっぱりな、
ドラマはドラマかも知らんけどさ、


最期に人生を振り返った時に
『この人と一緒に生きられたことが、
ほんまに幸せやったなぁ〜』

って思える人と出会いたいというのは、
私、まだまだ夢に見ててええと思うねん!!

  

一人ではできんことが、
一緒にいることでできるようになっていく。


人と人との
前向きな化学反応やな。

仲間。
相棒。
親友。
パートナー...


それが何なのかはよく分からんけど、
私、これからもぼちぼちいこっと!!

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