反芻思考

新しい知識に対する飢えを感じ、新たな分野に手を出し始めた。摂取し立てホヤホヤの知識を脳内で転がし反芻しながら意気揚々と歩いていたとき、ふと頭に浮かんだ、「反芻思考」について。

反芻するものが外から与えられていないと、自己の内に反芻するものを見つけようとする。これが病的になると自己批判(反芻思考)が始まる。これは飢餓状態に似ている。外から食べるものが与えられないと、脂肪や筋肉の分解が始まる。外から栄養源が与えられないと、自己を分解し始める。

このような精神的飢餓状態を避けるためには、絶えず新鮮な栄養源を摂取しなければならない。新しい知識や新しい刺激が得られないと自己の分解が始まり精神は病んでいく。しかし新しい知識などを与えてやると精神は活力を取り戻し、生き生きとし始める。知識は食事であり、精神にも食事が必要なのである。

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