Yukiö/南里雨芽

絵や詩を描き書きしています。 主にポストカードの製作、イベントやワークショップの企画、…

Yukiö/南里雨芽

絵や詩を描き書きしています。 主にポストカードの製作、イベントやワークショップの企画、開催。 イラストと詩集と刺繍を紡ぐ日々。 今日も心躍る一日となりますように。 ※筆名:南里 雨芽 HP:https://yukio2popii.wixsite.com/mysite-picnic

マガジン

  • YukiöBooks

    これまで製作した本たちのうち、主に詩集のご紹介ページです。

  • 連作短編小説【おにぎりと彼女たちのルーティン】全4話

    創作大賞2023#お仕事小説部門に応募した【おにぎりと彼女たちのルーティン】をまとめました。

  • flowerdogs+flowercats

    画用紙に描きためてきた、今日の花+犬or猫のイラストたちです。 それぞれの花言葉を取り入れた詩をつけています。 (※不定期にアップしているので、投稿日と花の種類は一致しません)

  • 手づくり音楽 -Yukiöのsongs -

    手作り感満載の即興曲集です。 拙い歌に、名前のない楽器たちを交えて演奏しています。 窓の外の音や雨、風の音など生活音も紛れ込んでいますが、 アンビエントミュージックの雰囲気で聞いていただけたら幸いです:)

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【絵と詩】あたらしいいえ

ここは これまでにはない ふかぶかと親しい こころのいばしょ あなたとしりたい 生き急がない さめざめと愛しい からだの在り処 もとめりゃさいご おざなりに ならないで 忘れられない ふてぶてしさと ここちのよさは 比例をえがいて わたしたちの輪 ここは  住み処 あたらしい芽よ いでよ

    • 詩 | よながのすべ

      よながのすべ こまやかなあくびの奥に 散らつく欠片 うなじからこみあげた はずかしい夜長 あの子にはきっと、 もう消えない もう癒えない ずっしり重い たからがあって あとずさりさえ できやしないと ほほえんでいる あさっての方角に 太陽がのぼるから 僕らは息を吐いているだけ こなごなになりそうな まぶたのうらの鱗 かさなった嘘たちの あどけない夜長 僕にはまだまだ ちっとも消せない ちっとも言えない チリと積もった たからのやまが たちふさがって 夜を舐めてる

      • BookDesign_白アジサイの家

        • 連作短編小説【おにぎりと彼女たちのルーティン(全4話)】第4話〈後編〉:塩おにぎりの彼とたらこおにぎりの彼女

          🍙第1話『うめぼしおにぎりの彼女』はこちらから 🍙第2話『ツナマヨおにぎりの彼女』はこちらから 🍙第3話『おかかおにぎりの彼女』はこちらから 🍙第4話『塩おにぎりの彼とたらこおにぎりの彼女〈前編〉』はこちらから ■第4話〈後編〉:塩おにぎりの彼とたらこおにぎりの彼女  祖父の最期に立ち会ったのが僕だけであったことを伯母たちが快く思っていないことは明らかだった。僕の離席時に繰り広げられる陰口が年々激しくなっていることにも慣れた。  到着した僕が形ばかりの笑顔を貼り付けてリビン

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        【絵と詩】あたらしいいえ

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          2本
        • 連作短編小説【おにぎりと彼女たちのルーティン】全4話
          5本
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          18本
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          4本

        記事

          紫陽花の日と。

          紫陽花の日と。

          連作短編小説【おにぎりと彼女たちのルーティン(全4話)】第4話〈前編〉:塩おにぎりの彼とたらこおにぎりの彼女

          🍙第1話『うめぼしおにぎりの彼女』はこちらから 🍙第2話『ツナマヨおにぎりの彼女』はこちらから 🍙第3話『おかかおにぎりの彼女』はこちらから ■第4話〈前編〉:塩おにぎりの彼とたらこおにぎりの彼女 7:00 起床 7:10 たらこさんのお世話 7:40 ストレッチをしてニュースをチェック 8:00 朝ごはん(おにぎりとみそ汁) 8:30 昼用のおにぎりと漬物とゆで卵を巾着に詰める 8:45 身支度 9:00 出発  朝は苦手だ。  だからといって夜が得意なわけでもないけど

          連作短編小説【おにぎりと彼女たちのルーティン(全4話)】第4話〈前編〉:塩おにぎりの彼とたらこおにぎりの彼女

          BookDesign_リスのまばたき

          BookDesign_リスのまばたき

          連作短編小説【おにぎりと彼女たちのルーティン(全4話)】第3話:おかかおにぎりの彼女

          🍙第1話『うめぼしおにぎりの彼女』はこちらから 🍙第2話『ツナマヨおにぎりの彼女』はこちらから ■第3話:おかかおにぎりの彼女   カーテンの隙間から狙いを定めたように、両まぶた目がけて朝陽が射しこんでくる。  これは一緒に暮らしている彼が仕掛けたもの。寝起きの悪いわたしへのさりげない配慮であるらしい。たしかに効果は絶大だ。ちょうど顔のあたりだけに降り注ぐ新鮮な陽光を拝受すると、体は自動的に大きな伸びの体勢をとる。そうこうしながら忘れないうちに、と両耳を引っ張ってはぐるぐる

          連作短編小説【おにぎりと彼女たちのルーティン(全4話)】第3話:おかかおにぎりの彼女

          連作短編小説【おにぎりと彼女たちのルーティン(全4話)】第2話:ツナマヨおにぎりの彼女

          🍙第1話『うめぼしおにぎりの彼女』はこちらから ■第2話:ツナマヨおにぎりの彼女  朝起きたら、まず鏡を確認する。  日によって顔のむくみ具合が変わるからだ。今のところ攻略方法は見い出せていない。休みの日には割とすっきりしているのに、仕事のある日はほぼほぼむくんでいる。ただでさえふっくらとしたほっぺたに上瞼のふくらみが合わさって、顔の大きさは1.5倍に助長されている。そう感じる。 「1.5倍は大げさよ」と、まだ実家に暮らしていた頃母は笑っていたけれど。 7:00 起床 7

          連作短編小説【おにぎりと彼女たちのルーティン(全4話)】第2話:ツナマヨおにぎりの彼女

          連作短編【おにぎりと彼女たちのルーティン(全4話)】第1話:うめぼしおにぎりの彼女

          ■第1話:うめぼしおにぎりの彼女  朝起きたらまず、白湯を一杯飲むことにしている。  お湯を沸かしてマグカップに注ぎ、息を吹きかけ頃合いを見計らってからずずずとすすり飲む。そのあたたかな水流は心地良いシャワーとなって、私の内臓を優しく駆け巡ってゆく。  二人暮らしから一人暮らしに戻って間もないこの部屋の片隅で、私はこれまでの自分を取り戻すように大げさな深呼吸をした。そもそも二人なんて必要なかったのだと、部屋が無言で肯定してくれている気がする。  窓辺の赤い薔薇は全く好みではな

          連作短編【おにぎりと彼女たちのルーティン(全4話)】第1話:うめぼしおにぎりの彼女

          【歌の詞】あのメトロノーム

                僕のただしさは あのメトロノーム 杓子定規にカツカツカツカツ 足踏みをしてる 知らないうちに触れ合って ちぎれるまえに音鳴らせ 夢見るひまはあるからさ 僕らは枯れない。のど鳴らす 君のやさしさは そのメトロノーム こわれかけてもカツカツカツカツ 左右にふれてる 夜更けをなんど越えたって ひしゃげてからじゃ遅いだろ 夢見るひまもないと言う その目に朝を宿せたら いま 聴こえるか まだ 聴こえるよ あ

          【歌の詞】あのメトロノーム

          季節の女の子シリーズ_12月のこたつgirl

          季節の女の子シリーズ_12月のこたつgirl

          季節の女の子シリーズ_11月の焼きイモgirl

          季節の女の子シリーズ_11月の焼きイモgirl

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          YukiöBook2_【サーカスにコーラス】

          noteに掲載している絵と詩をまとめた絵詩集第2弾 。 サーカスにコーラスが加わったような賑やかさを楽しんでいただけますように◎

          YukiöBook2_【サーカスにコーラス】

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          季節の女の子シリーズ_10月のリスgirl

          季節の女の子シリーズ_10月のリスgirl

          季節の女の子シリーズ_9月の葡萄girl

          季節の女の子シリーズ_9月の葡萄girl