栄光の30年(Trente Glorieuses)

Les Trente Glorieuses(フランス語。英語で 'The Glorious Thirty'のこと)は、フランスで第二次世界大戦の30年間(1945年~1975年)を指すために、人口統計学者ジャン・フラスティエが1979年の著書『栄光の30年:1946年~1975年の見えない革命』で作り出したものである。フラスティエはの出版によりこの用語を作り出しました。
(参考)https://en.wikipedia.org/wiki/Trente_Glorieuses
 この30年間は高度経済成長期に当たる。それは日本でも同じであり、西ドイツやイタリアでも同じであった。その特徴は、生産性が向上し、同時に賃金の上昇が起こり、消費も増大した。ロストウの言う高度消費社会が到来した。
 日本の高度経済成長期に所得格差が大幅に低下した。高度経済成長と平等な所得分配を同時に達成した成功例として日本を見ていたが、それは実は他の先進国でも同じだった。この間、経済成長だけでなく、格差の縮小も伴っていた。日本だけを分析するのではなく、世界的視野でものごとを考える必要性を示す例である。


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