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【アウトプット経済】JASDAQや東証マザーズとは

新規上場市場には大きく2つに分かれています。それは東証1部や2部などの「一般市場」とJASDAQや東証マザーズである「新興市場」です。メルカリかUUUMなどはマザーズに上場しています。

今回は市場の違いについて書こうと思います。

市場はどうあれ、そもそもなぜ上場するのか。その理由は大きく分けて2つあると思います。それは、資金調達がしやすい事と信用度や知名度が上がるからだと思います。

株式発行は借入金ではないので、銀行から借入するのとは違いお金を返済する必要がなく、知名度が上がる事で様々な企業と繋がりやすくなります。

なぜ「新興市場」ができたのか
それは東証1部や2部の上場基準が厳しく、経済の新陳代謝が行われなかったからだと思います。例えば東証2部に上場する基準でも時価総額が20億円以上株主数は800人以上必要です(新しく会社を立ち上げたベンチャー企業からするときついですね)

そこで、創業間もない新興企業でも上場できるようにできたのが、JASDAQやマザーズでした。

JASDAQとマザーズの違いは大きく2つあります。
①成り立ちが違う
JASDAQは元々大阪証券取引所の傘下(現在はJPXの傘下)で店頭市場として発足し、マザーズは東証傘下の証券取引所として開設されました。[店頭市場とは証券会社の店頭で上場していない株式を取引されていました。]

そのためJASDAQは東証1部や2部を目指す前提はなく、マザーズは将来、東証1部や2部に上場する事を視野に入れています。

②上場基準が少し違う
JASDAQもマザーズも上場基準は大体似てますが、JASDAQの上場基準で経常利益が1億円以上純資産額が2億円以上(マザーズではこれらの基準なし)と少し厳しいです。

JASDAQには「スタンダード」と「グロース」の2つがあります。
形式としてスタンダードは一定の事業規模と実績を有する成長企業で、グロースは特色のある技術があり成長可能性がある企業とされてます。

先程、JASDAQとマザーズの違いで基準が少し違うと書きましたが、あの違いはスタンダードの方で、グロースには経常利益や純資産額は関係なく(厳密には額が正である事)、マザーズと似ています。

景気指標である日経ジャスダック平均株価は上場銘柄の平均株価で表し、マザーズ総合指数は時価総額加重平均で計算されています。

東証マザーズでは時価総額の大きなメルカリやミクシィなどによって株価が大きく変動します。

知っている会社が、どの市場に上場されているのかを調べるのも面白いかもしれませんね!

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