都議会自民に裏金疑惑。最大20名の落選危機か?
都議会自民でまさかの出来事
裏金問題は国政だけでなく、ついに地方議会にもフォーカスされ始めました。都議会自民党において、パー券販売のノルマ超過分の政治資金を政治資金収支報告書に記載していない疑惑です。
金額は最大1000万円の都議もいるといわれ、かなりの逆風となるでしょう。私としてはこのタイミングで報道されたことは、最悪なタイミングといっても過言ではない。
東京は立憲がもっとも小選挙区での議席を占め、今は自民を上回ります。そして比例票を見ても前回よりも複数人区での2人当選は困難となり、杉並区も2人当選は今回、厳しい状態でしょう。中野にも練馬にも現職の国会議員はおらず、八王子でも今回は大きな逆風があるでしょう。
したがって、一人区の割合が少ない都議選は、自民にとって不利となります。
しかし維新や立憲や国民が大幅に議席が取れるのか?と言われればそうではないと思います。
今回は自民、公明、都民、共産が減少トレンドであり、立憲が微増。国民は都民ファとの協力で4-5議席取ることぐらいかと思います。
意外と裏金問題に注目されすぎて、共産の比例票がれいわに負けている事実もある。
共産は比例で7議席だが、れいわは比例で9議席を獲得している。前回の衆院選では全国では共産がれいわに敗れても、東京ではれいわを上回る数字を叩き出している。
都議会では共産が立憲より3議席上だが、今回の都議選で立憲が共産を上回ることを予想したい。そして今回、共産が議席を落とした背景には、れいわが都議選で候補者を擁立して、共産票が奪われた結果かと思います。特に杉並、世田谷、練馬、など複数人の選挙区でれいわと共産が擁立されれば左派票が割れる。
したがって自公都ファが過半数割れても、野党主導にもならない微妙な都議選かなと思います。