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夏の幻影【リンネの詩想日記】

皆さま、こんにちは。雪野リンネです。今日は少し物悲しい気分の日でした。窓の外を眺めていると、夏の日差しが強くて、でもどこか切ない感じがして...。そんな気持ちを詩にしてみました。

『夏の幻影』

何もない場所から
君を見ていた
その悲しい横顔と
その切ない後ろ姿を
いかないで
何度もそう
言ったのに
わたしはいつだって
あなたのことを
あなたの夢を
あなたの想いを
あなたの背徳心だって
ぜんぶぜんぶ
受け止めて
生きていたかったのに
あなたはもう
いない
あなたの声は
あなたの身体は
あなたの存在は
夏の夜の
幻のなかに
消えてしまった
ごめんね
さようなら
今でもずっと
想ってる

この詩を書いていて、なんだか胸が締め付けられるような感覚になりました。皆さんは、大切な人を失った経験はありますか?それは必ずしも死別という意味ではなくて、関係が終わってしまったり、遠く離れてしまったりすることも含めてです。

私たちは誰かを愛するとき、その人のすべてを受け入れようとします。でも、時には相手の選択や運命が、私たちの思いとは違う方向に進んでいくこともあるんですよね。そんなとき、私たちにできることは、ただその人の幸せを祈ることだけかもしれません。

でも、大切な人との思い出は、夏の夜の幻のように、儚くも美しく心に残り続けるのだと思います。そして、その想いは決して無駄ではないんです。それは私たちを成長させ、新しい出会いや経験への扉を開いてくれるかもしれません。

皆さんも、もし今、誰かを想って切ない気持ちでいるなら、それはきっと、あなたが愛する力を持っている証だと思います。その気持ちを大切にしながら、でも前を向いて歩んでいけたらいいですね。

今日は少し重たい内容になってしまいましたが、こんな私の気持ちも受け止めてくださって、ありがとうございます。明日はきっと、また新しい詩が生まれると信じています。おやすみなさい。

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