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本当は怒っているワタクシ。

こんばんは。雪乃です。

テキストでの更新は久しぶりですが、今日はつらつらと書いていきます。


移動には、バスをよく利用している。

そんな時、いつも目に付くのが、まるで呼吸をするかのように、自然に優先席に座る人たち。目に見えない事情で、優先席が必要な人がいることは、重々承知なうえで、それでも小さな燻りが生まれる。

ずっと観察してわかったのは、本当に優先席が必要な人が現れたら、割と大半の人たちが、席を譲る。きっと、自然に優先席に座るのは、たまたま空いていて、乗り口から近いからなんだと思う。

そんなことはわかっていながらも、怒ることをやめられないワタクシ。

腹が立つのは、バスに乗る人たちのなかで、優先席に座らず、後ろの席を選ぶ人たちがいるのを、知っているからなんだと思う。

不器用で、バカ正直で、そんな人たちは、要領も悪いだろう。

イヤな残業も、頼まれたら、つい引き受けてしまう人だろう。

そんなことは、知っているさ。

だってわたしは、そんな人たちを、お客さんにしているんだから。

そして、わたしも、その要領の悪い人間の一人にすぎないから。


最近、よく言っているのが、

我慢とか、根性とか、試練とか、忍耐とか。
そういうのは、昭和の時なら報われたけれど、今は、そうじゃないから、価値観を変えていこう。新しい考えを取り入れていこうってこと。

でも、そう言っているわたしも、いまだにそれを捨てられないでいる。

わたしも多分、要領よく生きることに、勇気が必要な人種なのだ。

それでも思う。
面倒くさくても、バスの後ろに座る人たち。嫌いじゃないよ。

要領が悪くても、そんな人たちが、目立たないところで、めちゃくちゃ頑張っているのを、忘れたくないよ。そして、そんな人たちが報われる世界になればいいって、結構本気で思っているよ。


怒るのは、良くないと沢山の人がいう。
けれど、この怒り、この燻りを、忘れたくないと思う。

バスに乗ったら、また心の中で文句を言い続けるんだろう。けれど、それでいいのだ。この怒りから、生まれるものは、結構いいものだったりするんだから。




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