見出し画像

島バナナ追熟日記

宮古島に夏に行く目的はマンゴーを食べまくること!

画像1

6月~8月の宮古島では、いろんな種類のマンゴーが出回っていてまさにマンゴーパラダイス!国産マンゴーは高いイメージがあるけれども、産地では激安。なんと1個500円前後で買えちゃうのだ。

糖度があまり高くなく、色づきも微妙な加工用マンゴーの特売だと3個で500円なんてことも。加工用といっても侮るなかれ。
これがまあほどよい甘さで加工しなくても十分いけちゃうのだ。

とかごいっぱいにマンゴーを入れてほくそえんでいたときに見つけたのが島バナナ。

画像2

緑色のちっこいバナナがごろごろ置かれている棚の上に島バナナの説明文を発見。なんでも、島バナナは青いうちに収穫し、追熟して、食べごろになるまで待ち続けるというのだ。ということは、購入後、自宅で完熟になるまで眺められるのか!それは楽しそう!とひと房お買い上げして、おうちに連れて帰ってきた。

1日目:まだまだ緑が濃ゆい。

画像3

2日目:家の中に一人(バナナ)で置いておくより、友達(玉ねぎ)と一緒につるしたほうが仲良く熟すかな~とベランダに干していた玉ねぎの横につるしてみた

画像4

3日目:説明文によると3日目ごろに色づくはずなのに、まったく変わらず。

画像5

6日目:ようやっと緑色がうす~くなってきた気がしないでもないけど願望がそう見せているレベル。説明文によると6日目には皮が黒ずむって書いてるのに・・一抹の不安

画像6

7日目:まだ薄緑色。南国フルーツは太陽に浴びせないといけないかもとベランダの日向に移動

画像7

9日目:日向においたらちょっと薄緑色になってきた気がする。南国フルーツだから太陽が好物なのか?しかし、天気予報が大雨警報発令中だったので、ベランダからおうちに避難

画像8

11日目:おうちの中に避難させてただけなのに、一気に黄色に!緑色のままくさっちゃったんじゃないかと心配していたところだった

画像9


12日目:身もパンパンして色も美しい黄色。見た目は20代の美しい盛りといったところ。けど、盛りがついた女は苦手なのでもうちょっと置いておく

画像10

14日目:黒い斑点(シュガースポット)が出てきた!ふちに亀裂が入るころが食べごろとのことだけど、だいぶおあずけ食らってて、我慢も限界に達してきたので一つもぎとる

画像11

手のひらサイズでとってもかわいい。
スーパーのやっすいバナナと違って皮がものすごく薄く、ぺろんぺろんとむける。むいているときから、バナナの芳醇な香りが鼻腔をくすぐりまくり。

画像12

食べてみると、甘さよりも酸味のほうが強くまだ食べごろじゃない模様。
食べれなくもないけれども、もうちょっと甘みがほしい

15日目:房の後ろ側のほうがだいぶ黒くなっちゃってもう食べごろ。ということでみてわかるように1/3消費した

画像13

16日目:あっちゅうまに真っ黒に。これ以上おくと、ぐっちゃぐっちゃになって食べごろを逃がしそうだったので一気にご賞味。

画像14

バナナというよりも桃のようなねっとりとした甘さのあとにほのかな酸味。
食感もねっとりもったりでなんとも濃厚。

今まで食べてたのはバナナでしたか?と思うくらい新鮮な味わいだった。

画像15

普通のバナナは表面が黒くなると、中身もだいぶ黒ずんで、ねちょねちょしているのが多いけれども、島バナナは黒ずんだほうがより甘く、よりねっとりとしておいしい。しかも、中身はさほど黒ずんでなく美しい。

ちっさいからあっという間にぺろり。

購入してから1週間後くらいで食べごろになるはずが、2週間もかかった原因は、外につるしていたからと思われる。家の中に避難させてから追熟が一気に進んだのはなぜじゃ?と思ったものの、そういえば、フィリピンや南米からやってくるバナナは青い状態で輸入され、室(ムロ)と呼ばれる部屋で追熟してから出荷される。調べてみると、室ではバナナの呼吸で発生する炭酸ガス濃度を調整しながら黄色くするのだそうだ。うちにきた島バナナちゃんがどのくらい呼吸していたのかわからんけど、呼吸は風とともにどっかに消え去り、追熟できないでいたのかもしれない。

それにしても何かを育てて、眺めるというのはこんなにも楽しいものなのかと新たな発見。普通に出勤して仕事していたときは、サボテンさえ枯らすほどのめんどくさがりだったのに、在宅勤務になって、気晴らしに毎日ベランダに出て眺めては状態を確認して「元気?」「も、もしかして、あんた、腐ってしまった?」などと話しかけたりして、一喜一憂していた。


ということで、早く食べたいときは家の中で、しばらく眺めてから食べたい人はベランダにつるしましょう(あくまでゆきんこ調べ)


ちなみに、現在は大葉育てにまい進中。

画像16


育てているというより、勝手に増えているのをみているだけ。
育てるというより、成長を見守るのが好きみたい。わたし。

さて、次は何を見守ろうかな。


この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?