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論語読み、また現実的な社会経験を通じ精神的成熟を目指す

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三梁の雌雉、時なるかな

雉が人に驚いて飛び上がり、安全を確認しながら降りた。先生は「山の橋にいる、あの雌雉、時というものを教えてくれるねぇ」と褒めていた。 和やかなひとときが垣間見えるこの論語。私は先生が穏やかな人だと感じられる。先生が穏やかなのはお弟子さんとのやりとりで毎回感じるのだが、このシーンでよくそれがわかる。 ここには子路もいた。子路というお弟子さんはよく孔子に怒られているのを論語を介して見るのだが、この子路に対して孔子は可愛げのある弟子だと思っていたと思う。だからこそ、厳正な父のよう

    • 自己反省について論語から学ぶ

      はじめに 反省とはなんだろうかと考えることがあります。 ときには自分を責めたりして辛くなったり、 自分を責めて、周りにアピールするひとも時々見かけます。 曾子曰く 学而第一 - 4に曾子の言葉がありました。 「吾れ日に三たび吾が身を省みる。人の為に謀(はばか)りて忠ならざる乎。朋友と交わりて信ならざる乎。習わざるを伝うるか」 先生の門人の曾子が言われた。 「私は毎日、三つのことについて反省する。人のために誠心誠意考えてあげられたか。友人とのつきあいで信(言葉と行いが一

      • 学而第一でわかる学びの大切さ 

        論語のはじめに学而第一という言葉が出てくる。 学ぶことが人生の根本で一番大事なことがよくわかる。「学びて時に之れを習う、亦説ばしからず乎。」(学而第一-1より抜粋)この言葉の他にも「君子は食飽くを求むること無く、居よ安きこと求むること無し。事に敏にして言に慎む。有道に就いて正す。学を好むと謂うべきのみ(学而第一-14)」という言葉が論語にあることから、学びが単なる座学だけで得ることだけではないことがわかる。 普通に日常生活をしている時にも学ぶことがある時がある。他にも学ぼう

        • 論語との出会い

          私は幼少期から家に引きこもりがちで学生時代から成人していまにいたるまで、まるっきり学びのない人生を送ってきた。そんな私が論語に出会ったのは、幼少期に母がくれた本だったが、その本には触れずにただ本の世界に没頭していくまま日々は流れた。 本に求めていたもの 幼少期の私が、ひたすら本の世界に没頭できたのは周囲の大人である教師や家族、友人に心を開けなかったのが理由の一つにはあると思う。それ以外は本の魅力であったり、本がもたらす心の豊かさであったり、他にも色々私の把握していないこと

        三梁の雌雉、時なるかな

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        • 論語で学ぶ
          1本
        • 論語で学ぶこと
          3本