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昨年一番の思い出。七五三、そして家族写真

少し時間が経ってしまったが、ずっとここで書こう、と思っていた出来ごとがある。

昨年秋、5歳と3歳になった息子たちの七五三をどうしよう……とずっと迷っていた。というのも、私の両親は神様という存在にまったく興味がなく、私自身もきちんと七五三をしてもらった記憶がなかった。大切にされていなかった、ということではなく、純粋に神社に足を運ばない家庭で育ったのだ(お恥ずかしながら、夫と結婚するまで正しいお詣りの仕方も知らなかった)。

子どもができて、安産祈願や100日の祈願へはなんとな〜く行き、やがて七五三の時期になった。いつものように「七五三 服装」「七五三 予算」などで調べると、どうやらいつもの祈祷とはようすが違う。祈祷だけで万単位のお金がかかり、さらにロケーションフォトやスタジオ撮影を加えると、10万円は軽く超えそうだった。

まさかそんなにするとは思っていなかった私は、両親の「そんなにお金かけてやることないよ」という言葉と、メディアやSNSで流れてくる「七五三は一生に一度の大切なイベント」というコピーの両方が頭のなかで渦巻き、悩んでいた。正直に言うと、私自身もそこまでお金をかけるほど重要なイベントなのか?と内心思っていたが、一方で「イベントごとにしっかりお金をかける=良い保護者」のようなイメージもあって、よくわからなくなっていたのだと思う。

そして、気づけば11月になっていた(11月に雪が降る北海道では10月にやる方が多いので、すでに過ぎている……!)。

そんなときに、友人が「私、この方に撮ってもらってすごくよかったよ」と紹介してくれたのが、フォトグラファーのhonokaさんだった。

一般的なフォトスタジオでは、スタジオ撮影と着物のレンタル代で1人あたり3万円前後するが、honokaさんはしっかりと神社でロケーションフォトを撮ってくださるのに、たったの数千円とのこと。友人の写真を見せてもらうととても素敵だったので、夫にも話し、思い切ってお願いすることにした。

honokaさんのInstagramより

そして、実際に撮っていただいたのがこちら。

七五三といえば紅葉とともに……のイメージがあるけれど、うっすら雪が積もった札幌ならではの風景を活かしてくださった

今まで撮ってもらった子どもの写真のなかで、一番だった。何より息子たちの表情がとっても自然。かわいい!かわいすぎる……!と、親バカながら心の中で叫んでしまった。

貴重な家族写真もたくさん撮ってくださった。みんな、今までどのフォトスタジオで撮ってもらったものよりもいい笑顔で写っていた。honokaさんの雰囲気が優しいので、私たちも息子たちも、全然固くならなかったのだ。

わが家の七五三は、10万円超えの予定が2万円ちょっとになり、しかも想像の倍以上も素敵な思い出になった。

honokaさんは、ご自身も一児のお母さま。あるとき「気づけば私はいつも写真を撮る側。子どもと一緒の写真がほとんどないことに気づいた」のが、フォトグラファーを始めるきっかけだったそう。「気軽に親子の写真をのこすお手伝いがしたい」と、まずは良心的な価格設定で活動を始めたところ、口コミやSNSを通じてお客さんが増えていったのだという。

honokaさんによると、写真は撮って終わりではなく、1枚1枚レタッチという作業が必要で、honokaさんいわく「私の写真が好きだと言ってくださる方は、このレタッチがお好きなのではないでしょうか?」とのこと。

これには私も納得で、じつはこれまでに撮ってもらった家族写真も素敵なことは素敵で、子どもたちもかわいく写っていたのだが、何せ自分の写真うつりが悪すぎて毎回落ち込んでいた。でもhonokaさんに撮ってもらったお写真は、全然見られるというか、むしろ「私こんなだったっけ!?」と嬉しくて2度見してしまうほどだった。

これまで自覚はなかったけれど、ママの写真うつりまで気を遣ってくださる点が、honokaさんの人気の理由のひとつなのでは? と改めて思った(ちなみに夫は自分の写真うつりには興味がなさそうだった。女性ならではの感情なのかも……!)。

「何気ない瞬間を撮りたいので、なるべくいつもどおりの雰囲気をつくるために、お客さまとフランクに接するようにしている。何年後、10数年後に見返したときに、『あのときはこうだったよね』と幸せを感じてもらえるような写真を撮っていきたい」

そう笑顔で話してくださったhonokaさん。写真は30分40カットで5800円、60分80カットで1万円(2022年5月時点。変更になる可能性もあります)。家族のイベントごとはもちろん、旅行で札幌にいらした方にもぴったりかもしれない。

「家族写真」というと、フォトスタジオで撮ってもらう方法しか知らなかった私。honokaさんに出会って、個人のフォトグラファーさんにご依頼する、という新しい選択肢を知った。これからもイベントごとの撮影は、honokaさんにお願いしようと思っている。

honokaさんのInstagram 2525photo_day

衣装レンタルの価格もとても良心的。

こちらのnoteはPR記事ではなく、私が勝手に感動し、後日お話を伺って書かせていただいたものです。honokaさん、お忙しいなかご協力いただき本当にありがとうございました。


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