【介護3.0時代】介護士の給料はなぜ上がらないのか? #2
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【介護3.0時代】介護士の給料はなぜ上がらないのか? #2

水野友喜 / 年収1,000万介護士を輩出する

介護保険外の在宅介護サービス「プライベートヘルパーイチロウ(PHイチロウ)」を運営している株式会社LINKの水野です。

前回、2019年10月から介護士の賃金が毎月8万円上がるという業界の変化について解説しました。今回は、介護士の賃金問題の本質について詳しく解説します。

介護士の賃金が8万円アップする記事については、こちらを参照ください。→「介護士の賃金、月8万円アップ!?

介護士の賃金は国から支払われている?

現在、介護士として働こうと思った場合、介護保険サービスを運営する訪問介護事業所や老人ホームなどに就職します。その事業所や老人ホームのスタッフとしてお客様の元へ伺い介護サービスを提供し、対価を得るのが一般的です。

一方で、介護事業所は、提供したサービスの1割を利用したお客様へ請求し、残りの9割は国に請求することになります。(2019年7月の段階では、所得に応じて1〜3割の自己負担に分かれています)

ということは?

介護士に支払われる賃金の9割は国から出ていると言っても大きく違いはありません。ちょっと公務員みたいですね。

そこで、介護士の賃金を支払う国の社会保障費(財布)の中で介護がどれだけお金がかかっているのでしょうか?

社会保障給付費の推計(PHイチロウ)

年金や医療と同様に、介護分野も年々増加しています。少子高齢化で保険料収入が少なくなっていく中で、社会保障費は増加しています。介護士の賃金が国から9割支払われているにもかかわらず、その国の社会保障費は抑制していかなければ、制度を維持することが難しくなっている。この業界の構造が、介護士の賃金改善の難しさを生み出しています。

介護士の賃金は上がっている?

そん中でも、前回の「介護士の賃金、月8万円アップ!? 」で紹介した「処遇改善加算」や「特別処遇改善加算」の制度により、介護士の賃金は実際に改善されています。(事業所に搾取させれていることがあるので注意してください!)

先日、介護士の平均賃金が30万を超えたと厚労省が発表しました。

*「介護職員の平均給与、月30万円超える 人手不足や加算で約1万円増 厚労省」介護のニュースサイトJOINTより

介護業界にいる身としては、「ん?そんな給料もらってないぞ」って人多いと思います。賃金が上がったのは事実ですが、賞与も含めての数字で額面上の賃金のため、大きな実感として感じている人は少ないのではないでしょうか?

厚労省の努力は確かに感じますが、現場感としてはまだ足りない様子です。さらに、介護士にとっての大きな賃金問題の本質はそこだけではないと思っています。

介護士の賃金問題は昇給にある!

私が20歳から介護現場で働き、賃金の問題で一番気になっていたのは、毎月の給料が低いことではなく、定期昇給や手当の低さ問題でした。中小零細の多い介護事業所では、定期的な昇給がなく、役職手当がとにかく低い。いつまでたっても給料が上がっていきません。20歳そこそこの時は、将来のことも考えませんが、結婚しようと思った時に昇給や手当が低いのは絶望的です。30歳をすぎた先輩方の賃金が自分たちとそんなに変わらないことを知り、将来性のなさを痛感したことを覚えています。介護士の賃金問題は、毎月の賃金ではなく将来を見据えた時の昇給しない・手当の低さです。たくさんの同僚が他の業界へキャリアチェンジしていったのを覚えています。

賃金をあげるにはマネジメントに回らないと、大きな変化はありません。介護士として現場に立ちながら賃金を上げ続けることが難しいのが一番の課題です。だから、優秀な人材は業界に見切りをつけて、若いうちに辞めていきます。そして若い人材がいなくなるといった悪循環です。

キャリアアップと、それに伴なう昇給や手当の仕組みが必要ですが、介護士の賃金は国の仕組みに依存していて、そんなに大きな変化は望めない・・・

そんな絶望的な中で、この問題を解決する方法が一つあります。

介護保険に依存しない介護サービスの中で勝負すること!

この問題を解決するのが、「介護保険に依存しない介護サービスの中で、価格を自分たちで設定し、品質の高いサービスを提供し、正当な対価を得る」という方法・世界です。

当たり前のように思うこの仕組みが、医療や介護のような社会保険の仕組みにはありません。(医療には先進医療としての100%自費の医療サービスがあります)努力している介護士を正当に評価する仕組みを作り、努力が金銭的に報われる世界を作っていく必要があります。

私たちは、そんな努力している介護士に寄り添いながら、努力が報われる世界を目指していきます。そのために、介護保険に依存しない介護サービス「プライベートヘルパーイチロウ」を運営しています。

介護士の努力が報われ、年収1,000万円稼ぐことができる世界のために、日々努力していきます!!!

日々努力している介護士の皆さんはぜひ、イチロウのサイトを覗いてみてください。

プライベートヘルパーイチロウ  → https://ichirou.co.jp


プライベートヘルパーイチロウでは、サービスの運営と成長を支えてくれるメンバーを募集しています。少しでも私たちのビジョンに共感していただける方は、一度お話ししましょう!!詳しい募集内容は、wantedly やengageに掲載しています。

<募集職種>
・介護ヘルパー(フリーランス、パートアルバイト)
・運営スタッフ(マーケティング、エンジニア、デザイナー)
 *運営スタッフは、東京での採用になりますが、東京以外のリモートでも構いません。


Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/company_5840275

engage:https://en-gage.net/link-kaigo

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

引き続き、介護保険外の在宅介護サービス「プライベートヘルパーイチロウ」をよろしくお願い致します。

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水野友喜 / 年収1,000万介護士を輩出する
■ 株式会社LINK代表取締役 ■ 介護士のオンラインマッチングサービス"イチロウ"を運営 ■ 介護福祉士/社会福祉士/介護支援専門員/FP ■介護保険制度の課題を解決し本当に必要とされる介護のインフラを構築する ■ 連絡はこちら:mizuno-y@ichirou.co.jp