【いなみんばす】温かみ溢れる最高のバスツアーを、伊波さんとともに。
嬉しい。とにかくこの場所に居れたことが嬉しい。
Inamin Townが出来た頃からずぅーっと伊波さんが「やってみたい!」と言ってきたバスツアー。
そこで出逢った奇跡は計り知れぬものがあって。
今日は、”バスガイド”の伊波杏樹さんとバスツアーを支えてくださった「いなみんカンパニー」と「ローソントラベル」の皆様への感謝、素晴らしいバスツアーの雰囲気作りに尽力したいな民の皆様への感謝、そしてTLで見守ってくれたいな民の皆様への最大級の感謝を込めて、レポを綴ります。
想いを無駄にしたくない
台風10号。
これが『いな民バスツアー』の運命を大きく狂わせました。
集合場所は東京駅丸の内口、時刻は午前9時。
静岡で何日も何日も大雨が降り続き、東海道新幹線が完全にストップ。
名古屋より西のツアー参加のいな民は、過去最大級の大ピンチに見舞われることになったのです。
交通機関の寸断でやむを得ずキャンセルする方は全額返金という対応で、何名かはキャンセルすることになってしまったものの、参加者のほとんどは「意地でも」東京駅に辿り着こうと必死の移動劇を繰り広げていました。
ちなみに大阪住みの私は、北陸新幹線周りで東京にたどり着きました。……命懸けだったぜぇ。
中には、名古屋から車で移動して来たという人も。しかも運転してくれたのは、残念ながらツアーに外れてこの後アニサマに行こうとしていた人(うちの界隈では”パパ”と呼ばれてる方)なんです。
大阪・名古屋に住むいな民を一気に救っていき、バスのお見送りにまで駆けつけてきてくれたとのこと。めちゃくちゃカッコええ……。
それだけじゃなく、西の方から集合場所に決死の覚悟で来ている姿を見てTLで応援してくれるいな民の方まで。
この温かみと無償の愛。
伊波杏樹さんが実践している「愛と想いやり」が十二分に浸透していなければ、この光景に出逢うことはなかったんだろうと思います。
その人が置かれている事情をしっかりと理解し、自分だからこそできることを力の限り尽くす。何か困ってる仲間が入れば率先して助けに行く。想いやりの言葉をかけてあげる。最近の世知辛い世の中では中々見られなくなった光景が、Inamin Townでは繰り広げられていたんです。
だから、抽選に外れたり東京にたどりつけなかったりしても、そうやって無事にたどり着けるように祈ってくださったいな民の方たちの気持ちを決して無駄にはできないな、と思ったわけです。
それが「第2回のバスツアー」に繋がっていくことに大切なことで、我々の使命でもありました。
伊波さんの懐の深さに、度肝を抜かれた
午前9時30分。バスは東京駅を出発。
1号車にはかなりの数の知り合いのいな民がいました。
席は最後尾あたりで、「結構伊波さん遠くなっちゃうよなあ、バスガイドってテイだし」と思っていたんですが……
しかし、そんな悲観的観測はいとも簡単に粉砕されることになります。
出発から数分後、伊波さんの「ガイダンス映像」が流れ出します。
要所要所はしっかりとした喋り口でしたが、基本はユルユル。アッパレ173で聴いていたままの「ゆったりまったり」としたノリのアナウンスでした。
いつも思いますが、伊波さんがこんなにも気を許して脱力状態で喋って居られてるのはInamin Townぐらい。伊波さんも安心できるし、いな民も安心できる、そんな空間が6年も続いてる。それが尊いんです。
伊波さんの動きとしては、1号車から順にサービスエリアに着く度にバスを乗り継いでいって、バス車内でミニゲームをやっていくとのこと。そして、今回のバスツアーの目的地は「那須どうぶつ王国」。
……1号車、いきなり伊波さん来るんですけど。やば!!!
東北道を上っていき、埼玉県は蓮田SA。
1号車はSAに到着した時から騒然。
「え、伊波さんどこおるん???」とずーっと窓の外を観察するいな民一同。多分あの車からマネージャーさんと一緒に出てくるだろうと、1台の車をずぅーっと見つめておりました。ミーアキャット?
…すると。
ひまわりの花をあしらった黄色いお衣装の伊波さん登場。
慣れてるような慣れてないような、ライブ会場とは一味もふた味も異なるこの雰囲気。超ノリノリなテンションで入ってきた伊波さんに、少し圧倒されつつもテンションは最高潮。
するといきなり……
記念撮影タイム!!
バスの真ん中らへんまで来てまず1枚。
そして伊波さんが最後尾まで来て1枚!!
……近すぎる!近すぎるわい!!
去年のクリスマス以来です。こんなに伊波さんに接近されたの。
体感で17.3cmまで来たとか言いましたけれども、それどころじゃない。
私のすぐ隣に来て、晴れ晴れとした笑顔でパチリ。
……持たへん持たへん、心臓が。
でもこうやって限りなく接近して写真も撮ってくれるだなんて、伊波さんが私らいな民のことを信用しきってくれているのが本当に嬉しいです。
そして最前でもパチリ。
バスの前方に固まっていた女性陣がもれなく「夢女」にされてたとかされてないとか。
全員もれなく狂わせてくやん。なんなんですかこの魔性の女は。異次元フェスか、ここは。
すかさず「今からこのバスに乗っているみんなの点呼を行ないまーす!」と。
…………へ???
名前呼んでくれんの?!?!
まじかよ。私、ラジオにお便り1度も送ったことないんだけど、そんなタダ乗りみたいな贅沢、味わってもいいんですか伊波さん?!?!
私の整理番号的にほぼほぼラストになるので、めっっっちゃくちゃ焦らされることになります。ガッデム。
もう考えに考え抜きましたよ。1分もの間に。
言葉にならんぐらいの愛を叫んだれ!と。
拳を突き上げて、漢らしく叫んだれ!と。
「いな民=体育会系」の名に恥じぬ返事をしてやろうと。
本能で叫んだその後、伊波さんからも「おぇーーーい、いい返事だあ」と返ってきて一瞬たじろいで、ちょっと顔が赤くなりました。
やっぱり伊波さんから何かしらレス貰うとメチャクチャ顔が赤くなる。
でもそういう感覚を失ってしまったら、有難みは二度と戻って来やしない。
だからそういう感覚は何十年経っても大事にしておこうと思います。それが大事。
栃木県民を味方につけろ!
伊波さん「クイズ!栃木王決定戦〜〜〜〜!!!」
―――――― 始まりました、号車対抗の栃木王決定戦。1号車から5号車まで、全10問のクイズに答えて競い合うという一致団結がとても重要になるゲームでございます。正解だと思った方に拍手、その音量が1番大きい選択肢がその号車の答えになります。さんまのからくりTV方式。
目的地の那須どうぶつ王国にちなんでの栃木王……ということで、このツアーには何人か栃木県民がいるというので。如何に栃木県民を味方につけてれるかがポイントになってきます。
はてさて1号車。この号車には……
”餃子さん”がいるじゃんか。
いな民の間では「餃子さん」と呼ばれている方。
お名前の由来はもちろん宇都宮の餃子、バリッバリの栃木県民です。
クリスマスイベントをきっかけに一躍有名になったこの方に、暗黙の了解のような期待がかかり始めます。
「もらったわ、このクイズ大会」との声も飛び出すほどに勝利への機運が上がっていきます。
でました、方言クイズ。
第1問はなんとなくニュアンスで分かりそうだったので、餃子さんにはお伺いせずBを選択。第2問は中学の日本史で習いました。なのでB。
一見難しいようでよくよく考えてみたり、センター試験みたいな「連続した同じ選択肢を避ける」戦法で乗り越えられそうな問題。
しかし、ここで一筋縄では行かないのがこのクイズ大会。
シンキングタイムに、なななななんと生歌を披露……!!!
最初の方は「もし叶うなら」を歌ってみますが、『なんかテンポゆっくりすぎるよな…』と今度は「I Copy! You Copy?」に変更。
そしたらほぼ全員考える暇を投げ捨てて手拍子しまくるという事態に。
生歌披露のシンキングタイム、(いい意味で)全く集中出来なかったのは全くもっての予想通りでございました笑
ここまでならまだいいよ。栃木クイズだもん。
でも第3問目、この根底を一気に覆しにきました。
遂に栃木から脱線しちゃいました。
この問題では、伊波杏樹さんのアレコレにまつわる問題が出題されます。
ちなみに難易度は★★★★★らしいです。知らんけど。
……は??マジでわかんね!
というのはウソで、実はこの問題の解法。「ラジオでの過去の発言」や「ついったさんで上がってた画像」がヒントになる時があるんです。
この問題のヒントは、2024年7月15日OA分のアッパレ173。
これがフッと降りてきたんです。
ラジオで喋ってた”餅”というキーワードを頼りに、Cを選択。そして御明答。やったぜ。
何かにつけても「物を選んだ理由」というのを考え、咄嗟に喋れるだけの能力がある伊波さん。エピソードトークの上手さをこのワンシーンで垣間見ることが出来ました。
アッパレ173で鍛えられたこのスキル、何度見ても凄すぎる。
……栃木クイズに戻りまして第4問と第5問。
餃子さんも首を大きく振るほどの超難問。
もうお手上げか……と思いながら結構当てずっぽうで答えを捻り出していきます。
そして……
なんか知らんけど当たった!!
まさかのミラクルに1号車は騒然。
この快進撃に伊波さんは……
とうとう餃子さんに答え訊きながらクイズしてたのが伊波さんにバレちまいました。
でもこれが団体芸。一致団結とはこういうことなんです。「One for All, All for One」ってやつです。
この調子で第6問、といきたいところですが……
……あ、これどっかで言ってたな。
結構これ演者あるあるでもあり、音楽に携わってる人なら絶対することでもあるやつです。
もう答えはお分かりですよね?
……咄嗟に思い浮かんだんがこれしか無かった。
70点ぐらいの回答しか出来んかったのが悔しいけど、なんとなく伊波さんに言わんとすることが伝わって良かったです。
模範解答としては「会場ごとに音響チェックやお客様からの見え方の確認をしたいから」かな。ラジオでも喋ってた。
会場ごとに声や音の響き方は異なります。なので音響チェックとかで客席に降りてみるのは、結構大事なことなのは経験則として知ってはいました。
やはりそういうことは舞台人の伊波さんにとっても大切にしてたんだなって。
でも自分の経験則から基づく答えが出せんかったのは……やっぱ悔しいな……
伊波さん「もう着いちゃう!次のSAに着いちゃうよ急げー!!」
1号車では次の交代スポット佐野SAで伊波さんと暫しのお別れとなるので、クイズのペースを早めていきます。
……でも、その祈りは虚しくバスは停車。これで終わりか……と思いきや。
よっしゃー!!と沸く1号車。
それでもクイズは冷静に解いていきます。
……がじゃいも???
これは伊波さんが子供の時にじゃがいものことを「がじゃいも」と呼んでた、というエピソード。
多分……パパと一緒にとんねるずの番組見てたな、こりゃ。
最終問題は「いなみクイズ」。
これは鮮明な記憶です。
きらみらGIGの福岡といえば、とにかく伊波さんが暴れ散らかして衣装のパーツが次々に破れたり壊れたりした思い出が強烈。
MCでも発言していたのもそうですが、福岡公演に来ていなかった人でも伊波さんの身振り手振り激しくパフォーマンスする様子を想像すれば、なんとか解ける問題ではないでしょうか。
これで全問終了、1号車チームは「10問中10問正解」のパーフェクトを達成!!
餃子さんにも助けられ、餃子さんでもお手上げな問題でもミラクルが起き、メチャクチャいい雰囲気で全問正解を達成しました。
1号車チームというよりも、「3年1組」のような雰囲気で盛り上がれたのはいな民のなせる業。
童心に返ったかのように伊波さんと過ごした楽しい時間は、本当にあっという間でした。
と言い残し、颯爽とSAの建物の中に入っていきました。
到着したのは栃木県の佐野SA。
「佐野ラーメンRTAしてくる??」「これじゃあ、いな民ラーメン部RTAチャレンジやん」と冗談を飛ばしながら、トイレ休憩へ。
2号車以降の人と合流するや否や、さっきの伊波さんのことを訊かれたとしても「ヤバい」「伊波さん凄かった」「いい匂いした」としか言えないbotになってしまった1号車の面々。
トイレで一息ついたあと、バスに戻ろうとしたその時。後ろを振り向くと……
両手に大量のお土産の袋を抱えて意気揚々と車に戻る伊波さんの姿が……!!
人伝に訊いた話ですが、袋の中身は「サラミとレモン牛乳ラングドシャ」。これを運転手さんやスタッフさんに配ると意気込んでいたらしいです。
これをサラッと当たり前にやる伊波さん。
伊波さんが一番伊波さんらしかった瞬間。
「愛と想いやり」を責任持って標榜する立場の伊波さんだからこそ、裏側でも一切手を抜かず裏方さんにしっかりと愛を伝える姿。
そういう裏側までしっかり見えてるのはバスツアーならではで、そういう場面でも「脚色無し」の伊波さんの素直な気持ちが全面に出てました。
那須への道は笑いあり涙あり。
レモン牛乳は押しも押されぬ栃木の名物。
いな民で栃木に住んでいる方がお土産で持ってこられるのもレモン牛乳のお菓子。
初めてレモン牛乳の実物を飲んでみたんですが、美味すぎ。
レモンチーズケーキのような爽やかな香りがしてものすごく美味かったです。例え方これで合ってる?全然自信ないねんけど。まあええか。
―――――― さて。
伊波さんが次の号車に移ってから、今度は特別映像のお時間。
ざっくり言うと、伊波さんがバスツアー実現に漕ぎ着けるまでの経緯が詰まった映像。
2019年12月25日。「3fête!!!」というクリスマスイベントがありまして、そのうちの第3部に「決起会」というのがあったんです。
クリスマス会、忘年会、ときて「決起会」よ。パッと見じゃ意味わからんでしょ。ねぇ、あん塾長。
この時、私もこの場にいました。伊波さんの言いつけを殊勝にも守ってスーツ姿で参戦しましたよ。ええ。
四択クイズの選択肢に「バスツアー」の文字があったのも、鮮明に覚えています。
つまるところ、かれこれ5年も前から「バスツアーがやりたい」と言ってたわけです。
5年かかっても有言実行。
昨日今日の有言実行とは年季が違うんですよ。
日本武道館のステージに立つ夢も、ちょうど5年前の話。
その5年分の重みは計り知れないだけに、今回のバスツアーがとても特別なものであると感じさせられます。
だからこそ2回目にも繋げたいんです。「特別」は何も1回限りとは限らないんでね。
そして映像は、5年前のアンエトに移っていきます。
私が伊波さんと一番最初に出逢った、神戸文化ホールのあのステージ。
私、結局あの公演のBDは感情が崩壊しちゃうのでまだ観れてなかったんです。
不意打ちだった。特別映像で丸ノ内サディスティックなんて反則だよ。
2013年と2015年、私はあの大舞台に立ってたソロマイクでテナーサックス吹いてた。
2019年、伊波さんはあの時とまったく同じ舞台でアルトサックス吹いてた。
私はこの事実に対して、どう気持ちを整理すればよかったんだろう。それは5年経っても答えは見つからないし、未だに整理出来てません。
―――――― 放心状態を引きずりながら、バスはスイスイと東北道を北上していき、いよいよ那須に辿り着きます。
カレーとチェキと伊波さんの笑顔と。
1号車。ひと足お先に那須どうぶつ王国に到着しました。時刻は午後1時10分。
早朝は栃木県の那須高原に巨大な雨雲がかかって、お手本のようなゲリラ豪雨が降ってたわけですが、雨が降るどころか晴れ間まで見えてきました。
伊波さん、前々から晴れ女と言われただけありますが、まさか雨雲を真っ二つに割ってしまうとは……。
てなわけで、5号車までの到着まで結構時間があります。
その間についったさんを交換です。
実際、伊波さんのイベント行ったりいな民で遊んでたりしたら、新しいいな民との出会いがものすごい勢いで増えるんです。
最近になっていな民になってくれた方はもちろん、昔っからいな民としてライブ会場に行っていた「まだ知らなかった」いな民まで。
根っこは「来る者拒まず」の精神だからこそ、友達100人も夢ではないってこと。
さーてお待ちかねの昼食、那須牛のカレーになります!!
そしたらさ、総勢200人で埋め尽くされた昼食会場になんと伊波さん登場……!!
さっきの栃木王決定戦の結果発表をするとのことで、全問正解してる1号車の私らは「全問正解してるとて、他の号車も結構強そうよなあ……」と単独首位はまず無いだろうと思ってました。
その結果……
1号車 10/10
2号車 9/10
3号車 9/10
4号車 10/10
5号車 9/10
……みんな、優秀すぎひん??
1号車の他にも、伊波さん曰く「放っておいてもやかましい」と強烈なインパクトを残した4号車がパーフェクト達成。
4号車。ことある毎に\ウェーーーイ!!!/と叫んでて、ものすごく青春してます。
みんな出揃ったことで、那須牛のカレーをいざ実食……!!
肉、ありえんぐらいホロッホロで脂もしつこくない。肉の旨味がすごく濃いのに、胃もたれ的なしつこさは全く感じないのは流石です。
それにスパイスの香味が濃い。んでもって辛味はそこまででも無い。
こんなにも贅沢なカレーを夢中で食べていたら、総勢200人全員が同じ方向を向き出します。え、なになに。その視線の先には、ものすごい勢いでカレー食べてる伊波さんの姿が……。
これぞ
推しを見ながら食うカレーは美味い。
パワーワード爆誕。
「○○見ながら食う飯/酒は美味い」という言い回し、よく聞きませんか。
まさにこれよ。カレーそのものの味以上に、旨味にバフがかかってる。
不思議な不思議な昼食会。遠くに座ってる初恋の人を見ながら食べる修学旅行での昼ご飯、のような甘酸っぱい記憶が脳裏に過ぎった昼食会でした。
◇◆◇◆◇◆◇◆
カレー食い終わってひと息つこうとすると、おもむろに伊波さんが近づいてきて……
手に持ってるのはチェキ。
そうか、伊波さんも我々いな民と想い出作りに来たんだ。
壇上と客席との高低差が全くないフラットな関係になっている今だからこそ楽しめることを、伊波さんは全力で謳歌しようとしてるんだ。
時に小走りでいな民の間を駆け抜けたり、はたまたゆっくり歩いて雑談してみたり。
……幸せな空間ですよ、つくづく思うけど。
昼食会場という箱庭みたいな空間に、Inamin Townがそっくりそのまま作られたようで。勿論ここに居ないいな民も一緒に居るんです、間違いなく。
動物パラダイス
昼食の後、号車ごとで記念撮影。
アルパカちゃんも一緒に。
最初はおっかなびっくりだった伊波さんも、アルパカちゃんと徐々に打ち解け合っていって。
そして記念撮影は、伊波さんやアルパカちゃんとかなり近い距離に寄り合ってパチリ。
それで何もトラブルなく撮影が進んでいったのは、「距離感の掴み方が抜群に上手い」に他ならないはずです。
去年のクリスマスもね、一昨年のクリスマスもね、伊波さんが”大丈夫”だと思い切って客席に降りた時には程良い距離感を守って楽しんでたやん。
そこでいな民は「絶妙な距離感」を掴んだんだと思います。団体芸というか、結束力は間違いなく強いです。いな民は。
撮影が済むと、今度は園内を移動して1号車組は「ペンギンビレッジ」へ……!!
水辺もあるこの場所は、フンボルトペンギン、ケープペンギン、じぇんちゅージェンツーペンギンの3種類が生息しています。
カメラで色々とペンギンの可愛い様子をパチパチしてると、皆で集まってる後ろからヌルッと伊波さん登場!!!
普通こうやって推しが現れたらペンギンどころじゃないと思うんですよ。
でも、いな民は動じてませんでした。
胸が躍る中でも「今この時の楽しい瞬間を自分なりに謳歌する」ことに徹して、その傍にポンッと伊波さんがさりげなく居る。そのノリが不思議な感覚で楽しかったんですよ。
伊波さんの目の前にいるペンギンたちは、1匹たりとも余所見をせず伊波さんの姿を一点見つめ。
既視感バリバリすぎる。
その姿を見て伊波さんは笑いが止まりません。
これもしや…………「モンバスの時に最前に居たいな民」じゃね???
柵がある。目の前に伊波さんがいる。リストバンドをしてる。伊波さんを一点見つめしてる。
―――――― これはモンバスだわ。
にしても健気だよなあ。
伊波さんがいなくなっても、ずぅーっとこっちの方見てるんだもん。
よし、今日から君たちは「イナミンペンギン」だ!!
◇◆◇◆◇◆◇◆
滞在時間をはちょっと短めでしたが、普段は見ることの無い動物たちが沢山いました。
シベリア地方に住んでいるアムールトラ、そしてリスの森にいる大勢のリスたち。
台風の影響でお休みのエリアも多かったものの、普段は水族館ばかりの私にとってはとても新鮮に映りました。
特にリスは距離がめちゃくちゃ近かったです。
鎌倉紅谷のクルミッ子は伊波さんが紹介していたお菓子で、私もあれを紹介されて以来大好きなお菓子。いな民60人にも配りました。
クルミッ子に描かれているのはリス。そのリスをこの時初めて見ました。
かぁえぇのぉ、君たちは〜。
束の間の静寂。バスは宇都宮へ……
那須どうぶつ王国での時間はあっという間。
時刻は15時30分、バスに戻って那須を後にします。
旅が始まってからもう6時間も経過して、少々いな民の顔には疲れの色も出ていたのか、眠りにつく人もいました。
次の目的地は、宇都宮市にある「ホテル東日本宇都宮」です。mini LIVEと称したアコースティックディナーショーとして、伊波さんが目の前で歌います。
……これだけでもワクワクが止まらん。
そんな中でライブまでの英気を養うため、そして東京駅までたどり着くまでの長旅の疲れのため、仮眠をとる人もチラホラ。
車内はそんな空気感を察してか、静寂に包まれます。
誰一人たりとも置いていかない「愛と想いやり」の精神。これがいな民の一番いいところ。
きっと「寝たい人がいるから静かにしてよう」と、言葉で直接通じ合わなくても共通の認識を持ち合ったのだろうと。
―――――― 素晴らしいよ、いな民の持つ「愛と想いやり」ってのは。
ディナーショーの始まりさ!!
到着しました。宇都宮に。
夕食を食べながらライブとは聞いていたんですが、まさかこんなにも豪華なホテルだなんて予想だにしなかった。
ディナーショーなんて初めてだから、一応サイリウムこそ持ってきたけど食事しながらどうすりゃいいんだろ……。
そういう一抹の不安はありつつも、こんなにも美味そうな食事を前にしたらワクワクが止まらん止まらん。
そして、会場ではピアノの演奏のBGMが流れていて雰囲気も最高潮。
……あれ?もしや?
この曲……「もし叶うなら」じゃ……?
と思ったら今度は「I promise you…」も……?
伊波さんの持ち歌がBGMとして流れるこの空間。
ホテル側の皆さんもメチャクチャ粋なことしてくるじゃないですか……!と感極まりながら、プリップリのエビをもしゃもしゃ。
―――――― そのピアノの音色の正体。じきに明かされることになるとは、中井はこの時知る由もなく……
チルな空間に包まれた、伊波さんといな民との温かい心の通じ合い
Acoustic mini LIVE in ホテル東日本宇都宮
…………?!?!?!
ダーク風味なシルバーメタリックのジャケットに、ポニーテールの出で立ちの伊波さんと、キーボードには”この時のためだけに”栃木に駆けつけてくれた多田さんの姿が!!
「アコースティックライブ」ということでなんとなく多田さんの登場は予感しておりましたが、まさか夕食会場の衝立の裏で、あの時から多田さんが演奏していたとは……。
そうなんです。「もし叶うなら」とか「I promise you…」とか弾いていたのは多田三洋さん御本人。グランドピアノ生演奏でございました。
M01. 街へ出かけよう
Inamin Townのテーマ曲、今日はたうんのお祭りのような一日、これをやらずにいられない。
音源では可愛らしくルンルンで歌う、凡そ私らも固定概念的にそういうイメージを抱いていたと思っていたら、この日は「力強く」歌っていました。
いつもより強いビート感、力強い歌声、そして「ウェーイ☆」というノリ(ここ伝われ)。
モンバスでのギラギラとした強烈なノリの余熱が冷めやらぬ「街へ出かけよう」、なんかクセになりそう。
サビ最後の「It's alright」を一緒に歌ったり、客席に降りていな民に手を振ってくれたり。伊波さんと多田さんと”最も距離感が近くなったこの瞬間”を、皆は心地よく過ごせたんだと思います。
M02. マーメイド
ワカメの用意は宜しいかッ!!( ~・ω・)~
福岡公演の時からずぅーっと、この曲のイメージカラーは青とエメラルドグリーンが交錯する透き通った海の色。
今回は、ユラユラ揺れる”ワカメ”がシャンデリアにも反射してまるで「竜宮城」みたいになってました。
舞台装置をも味方につける伊波さんの表現力って、まさにこの事を言うんやな。
ユラユラ揺れる、優しく揺れる、キラキラ揺れる静かな海中を一瞬のうちに創り上げてしまうんだもの、これぞ伊波さんといな民との団体芸。気づいてないだけで、実はすごいことやってのけてるんですよ。
そして私にとっては非常に懐かしいアイテムが登場します。
伊波さんが手に持っていたのは「エッグシェイカー」。
マーメイドのミュージックラインに合わせて、波の音のようにシェイカーを鳴らしていたんです。
実はこれ、中学校のジャズバンド時代の思い出の品で。
まだ1年生で大きな大会やイベントに出る実力もなかった頃、1年生は管楽器を吹かずにパーカッション(小楽器)で曲に参加していました。
その時に一番よく使ってたのが「エッグシェイカー」だったんです。
すごく懐かしい気分になって。マーメイドのリズムもスウィング系だったこともあり、中学校時代の「ジャズという音楽を習い始めた頃の初々しい気持ち」がフツフツと蘇り、心も穏やかになりました。
M03. 笑描き唄
伊波さんの掲げたそのコンセプト通りに、「チル」な曲が続いていきます。
「時間を忘れてゆったりまったりと」というバスツアーのリラックスした空気感を総括するかのように、「笑描き唄」はこれまでのバスツアーの想い出をそよ風のようにそっと撫でていきます。
この曲はどっちかというと肌寒い日の昼下がりに聴きたい曲調。歌詞の中に登場する「コーヒー」はきっとホットコーヒー。
それでもこんな夏の日に飲む「アイスコーヒー」でも文脈をしっかりなぞることができる。
2年半ぶりに聴きましたが、優しい気持ちになりますね。
ノリノリな曲や大きな感情が詰まったが増えつつある中で、こういうリラックス系の曲は間に挟みたくなります。
M04. 赤いスイートピー
抽選会の様子は後に書くとしましょう。
赤いスイートピー。これも伊波さんの伝えたい気持ちが沢山詰まってる曲です。
……ていうより、我々いな民が伊波さんに抱いている感情がどストレートに歌詞に乗ってる。とでも言いましょうか。
あなたの生き方が好き。
今日まで会ってきた誰よりも、素敵な生き方してる人。
それが伊波杏樹さんであると同時に、いな民の皆であるから、この曲が刺さるんです。
カバーコレクションをリリースしてからもう6年が経ちます。現在でも「カバー楽曲としてよくぞ選んでくれた!」と思う曲です。
M05. なんでもない日。
「チルな気分」といえばやっぱりこの曲。
今回のバスツアーに参加したいな民の大半は社会人のはず。
日頃のドライになりがちな心に、コーラのように清涼感と潤いを与えてくれる曲。
普段は仕事帰りとかで1人トボトボ歩いてる人は多いことでしょうし、物憂げな表情をしない日なんて一年で数日あるかどうか。
でも、誰かといれば ―――――― 伊波さんといな民と一緒にいればそんな気持ちにならずに済む。とても愛しい時間を、今こうやって過ごしているのは「心のオアシス」。
ディナーショーとして仲間たちと共にチルい空間を謳歌している、その文脈に一番合ったこの曲に、ちょっと心が揺さぶられました。
そして、「友達も増えた」「変わらず君と」で伊波さんとふと目が合って。
私ったら、嬉しいことこの上ない状況なのに「じんわり心が温かくなる感覚」になって、ずっと胸に手を当てたまんまサイリウム振ってました。
我々いな民が、伊波さんにとって「気兼ねなく一緒に居られる」仲間と思っていてくれた。それだけでいな民冥利に尽きる。それだけです。
M06. GOODLUCK, の HANDSIGN
約束のこの曲。🤞
最後の最後まで、笑顔が咲きほこるこの空間で”LUCK”――――――幸せを分かち合う。
やっぱりこの人が好きなんだ。本能がそう言ってる。
こうやって言うのもおこがましい気はする、でも言っておきたいんです。
伊波杏樹さんは幸せ者です。
”You're in LUCK.”
お互いが幸せで居られるこの空間。
帰りを待っててくれてるいな民も、多田さんも一緒に幸せになって。
絶対に2度目もやって欲しいから。だから私たちは「大好き」を叫ぶんです。
Inamin Town、本当に最高です。
思い思いの宝物。
ドキドキ!抽選会のコーナー!!
参加者の皆さんが大切な大切な「Inamin Townのグッズ」を持ち寄り、クジで当たった3人のグッズに伊波さん直筆のサインを書いてもらえる、そんなヤバすぎるコーナー。
そんな中で選ばれた3人。
なんか1人、「一際デカイもの持ってきてる」人おるがね!!なにしてんのお師匠様?!?!
そうです、(本noteで何度目かの登場の)お師匠様にクジが当たりました。
このデカいパネルは、お正月に先着販売された「伊波杏樹さんが昇り龍を模して撮影した、特大フォトパネル」。
これにサインしてもらうって、考えは一瞬したけどそれを実行に移したのはマジでヤバいっす。(他にも持ってきてた人いたけどね)
伊波さんに銀色のペンでサイン書いてもらって、それを貰う姿は「表彰状」。
―――――― でも、それに見合うような貢献をしてくれてる人なんだもの。いな民として「何かを頑張る、成し遂げる、想いを届ける」ことに全力を尽くしてきた人なんだもの。私らにとったらとても頭の上がらない人だから、伊波さんから貰うそういう表彰状って思うと納得も納得。
2018、2021、2024と伊波さんの歴史が並んだサイン連番。
この並びを参加していたいな民ほぼ全員が撮りに来ていたのは、胸熱でしかなかったです。
熱い気持ちを持ってこのバスツアーに参加してきた何よりの証。今ここに居ないいな民の気持ちまで全部持ってきている何よりの証拠。つくづく、本当に心の温まる街ですよ。ホントに。
また会おうね。と
伊波さんと多田さんとはここでお別れ。
そのお見送りということで、伊波さんからとても大事なものを渡してくれるらしくて。
『頑張れば奇跡が起こるフラッグキーホルダー』
ま、まさかこれ、「KILLER MIRROR GIG」のフラッグやないの!!
参加者200人分、フラッグを200等分にしてネクタイ風のキーホルダーにしたやつ。
今日ツアーに来れなかった人のためにも、後日郵送で送ってくれるという優しさもこもった、伊波杏樹さんからの最高のプレゼントです。
これを伊波さんから手渡し。
―――――― ゲリラお渡し会?!?!?!
どうすんの。伊波さんに何か伝えるって言われても、そんな即興で出るんか??
東京駅までたどり着くまでのハラハラドキドキを優に超えてくる、中井・本日最大のピーーーーンチ。
「また会えるよ。」の精神で。
伊波さんと”次会う約束”をしてきました。
「ダイスキ」を伝える、「感謝」を伝える。考えれば別の手を打てばよかったと、思いは自然と湧いてくるものですが、結局これでよかったんだと。
伊波さんとまた会って、その都度その都度「ダイスキを叫んで」。その繰り返しで愛を深めていくのが、私のやり方なんだろ。……そう言い聞かせました。
来月は「地元愛まつり」と「ディスグーニー」が待ってます。
伊波さんの為せる「表現力と想いの強さ」が大好きだからこそ、そこで愛を深めるのが一番いいんです。
だから後悔は消えました。それでいいんです。
いな民との夏が終わる。終わらないで、夏。
宇都宮を出て、バスは大雨を切り裂き東京方面へと帰っていきます。
途中の蓮田で休憩しようとするも、外はとんでもない大雨。
トイレ休憩でびしょ濡れになるいな民、そして添乗員の工藤さん。
―――――― 風邪ひかないでね???
バスは東京スカイツリーを横目に、伊波さんからの最後のご挨拶映像に。
最後の伊波さんのご挨拶、そして添乗員の工藤さんからのご挨拶に拍手喝采。
最初から最後まで、しっかりと楽しんで帰る。家に着いて自分の布団で寝るまでがバスツアー。そういう心意気に包まれた1号車は、遠方から来た人の帰りを心配しながらも、一緒に最高の時間を過ごした思い出を語り合い和やかな雰囲気に終始していました。
そしてバスは東京駅に到着。
そうすると、自然とバスを降りる時にいな民同士で「握手やハイタッチ」が。
ありがとう、ありがとうと声が響き渡るバスの内外。
名残惜しいはずなのに、自分も他の皆もとても晴れやかな表情。
そうだよ。私が見たかった光景は
こういう光景だったんだよ。
6月25日のNPNLのフラゲ日を皮切りに、沼津夏祭り、千歌誕、モンバス、そしてバスツアー。
こんなにも楽しかった夏がこれを持って終わってしまう。
一人きりでは決して味わうことのなかった最高の夏。
いな民とこうやって楽しく過ごす夏が、このような形で最後の締めくくりをする。
人生で「幸せって何だっけ」と思う時があったけど、幸せってここにあったやん。
だから第2回は他のみんなと一緒に行きたいんです。
私のまだ知らないいな民ともっと遊びたいんです。
来年の夏。バスツアーだけやなしに、いな民と過ごす夏はどんな夏になってるんだろう。
未来の僕らは知ってるのかな、こんな素敵な夏になることを。
最後に
こんな夢のような時間をくれた
すべての人に最大限の感謝です。
「また会おうね」!!!!
2024年9月6日
中井みこと
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