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初めてナマズを食べたのは、たしかベルゲンの山の上のレストラン。

ひとつ前のnoteでナマズの話を書きましたが、本日もナマズ。
書いていて思い出したのが、ナマズを初めて食べた時のこと。

ノルウェーの朝ごはんは、キャラメルみたいな茶色い甘いチーズと黒いパン。」で触れたのですが、学生時代にノルウェーに行きました。
向こうで、世界各国から来ている研修生たちと1週間ほどの国内ツアーに出かけたのですが、ノルウェー第二の都市、ベルゲンにも立ち寄った時のこと。
(トップの写真はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。)

物価の高いノルウェー、貧乏な学生ツアーだったので、基本的に食事は自炊。
イタリア人トリオがトマトソースパスタを作ったり(むちゃくちゃ塩っぱかった!)、我々日本人グループが肉じゃがを作ったり、とにかく食費は切り詰めての旅。
唯一、ベルゲンではレストランに。

ケーブルカーで登ったフロイエン山の上にあるおしゃれなレストラン。
当時18歳の私は、英語もおぼつかず、メニューの内容もよくわからず。
(今なら、料理用語だけはわかるのだけど!)

お肉に飽きていたので魚料理がいい、と注文したら、白身の魚が出てきました。
きっとメニューを説明してもらったと思うのだけれど、よくわからず、美味しいけれど、なんの魚だろう、と思いながら食べていました(笑)
もう調理法など全く思い出せないのですが、「catfish(キャットフィッシュ)」という言葉はしっかり耳に残っていました。

その場ではわからず、宿に戻って持参の辞書で調べてみると……
(今ならその場でスマホで検索できちゃうのにねえ)
catfish=ナマズ、と書いてありました。
ひえー、ナマズだったか!とびっくり。
それまで日本ではナマズは食べたことありませんでしたから。
顔が猫に似てるからcatfishらしい。似てますかねえ?

後で調べてみると、ナマズって世界中で結構食べられているのですよね。
アジア、米国のミシシッピデルタでは、大規模に養殖が行われているとか。
日本でも埼玉、栃木や群馬、滋賀などで昔はよく食べられていた模様。
淡水魚だから、海のない国や内陸部では喜ばれるでしょう。
そういえば、東京にも専門店がありましたね。
ナマズ好きな宮さまがデートに使われたとか。

検索してみたら、素敵な論文まで発見しちゃいました。
「世界のナマズ食文化とその歴史」
これ、面白い!じっくり読んでみようと思います。


追記:上記論文によると、ナマズのヒゲが猫のヒゲを連想させる、ということでcatfishらしい。


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