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【本】【子育て】中学受験する?しない?⇒『賢者の勉強技術 短時間で成果を上げる「楽しく学ぶ子」の育て方』

こんにちは、ユキコ@アジアで働くワーママ(@SanoYukiko)です。

昨日アップした記事のつづき、中学受験についてです。

ご紹介している本はこちら!

中学受験に対する漠然とした不安

実は、この本の中で一番参考になったのは、中学受験の章でした。

中学受験をするお子さんがいる同僚からその大変さを聞くにつれて、いつか日本に帰国することがあったらどうするんだろう?と漠然と思っていたのです。

中学受験の準備は、小学校3-4年生くらいから始めるようですが、わが子はインター生なので、日本で中学受験をするとなると、少なくとも受験科目を日本語で勉強しなおす必要があります。

となると、それだけで(単純に考えて)2倍の労力が必要になるかもしれず、であれば、日本人学校に行った方がよいという考え方もあるではないかと思っていました。

かといって、何年後かには日本に帰ると明確に決まっているわけでもないし、中学受験する・しないと今の段階で決められるほどの判断材料もありません。

わが家が中学受験するとしたら?

私たち夫婦は、

夫:中学まで公立(首都圏)、高校は大学の附属校⇒内部進学(都内)

妻:中高とも公立(地方)、大学受験をして私大に進学(都内)

という受験歴でして、二人とも中学受験経験がありません。

結果的に学歴としては「いい大学」を卒業しており、留学して海外の修士号も取得しているので、自分たちの経験に照らし合わせて、中学受験の必要性なりメリットなりが、正直よくわかっていません…。

しかも、見聞きする限り、中学受験って高校や大学の受験とはかなり勝手が違うようなので、中学受験未経験の私たちが、子どもを上手にガイドしていくためには、それなりの計画性、戦略と実行力が求められそうな感じがしています。

ちなみに、夫は、高校から大学の附属校に行き大学受験を経験していないのですが、高校3年間、受験を気にせず好きなこと(彼の場合は部活)に打ち込めてよかったと思っているようです。

このあたりも、普通に高校、大学と受験している私には未知の世界です。また、男女の違いもあるように思います。うちは男の子なので、教育方針については、同性である夫寄りにひっぱられる傾向にあるような…。

このように、子どもの教育には、よくも悪くも、親自身の経験や考えが多分に反映されるんだなーと思います。特に子どもが小さいうちは、環境そのものを親が用意してあげることも多いので、そのことは肝に銘じておきたいですね。

中学受験をどう考える?

本の中では、小学校、中学校、高校、大学のそれぞれの受験の特徴やメリット、デメリットが記載されていますが、その議論のベースにあるのが、本の前段で書かれている子どもの主体性、勉強技術、親の関わりです。

中学受験のメリット・デメリットだけをここに書くと、若干ミスリードになってしまうと思うのですが、私が「ふむふむ」と思った点をあえて書くならば、

中学受験をして中高一貫校に進学すると、高校受験を経験しないことになるわけですが、

高校受験できないデメリットは、大学受験の練習として最適な高校受験をスキップしてしまうこと

というのは、なるほどなーと思いました。

また、中学受験の最重要科目が「算数」なのに対し、大学受験で鍵となるのは「英語」と「数学」とのこと。中学受験には英語はないし、「算数」と「数学」は全くの別物なので、

中学受験より高校受験の方が大学受験につながる連続性がある
勉強のやり方や出題の傾向が高校受験の方が大学受験の方に近い

というのも、高校受験を経験した者として納得感がありました。(私が大学受験で結果を出せたのは、英語ができたからです!←きっぱり断言)

同質性と異質性

もう一つ、そういう見方もあるのかー!と思ったのは、

教育に必要なのは多様性か?同質性か?

という視点。

個人的には、どっちも大切だと思いますが、「どっちか選べ!」と強要されたら、迷わず「多様性」を選びますね。

「似たような生徒が集まっているところに最適な教育をすることで生徒がより成長する」というのが中高一貫校に共通する教育理念

単に「へー知らなかったー」としか思わなかったといえば、そうなのですが、なんの疑いもなく近所の公立中学に行った身としては、新しい視点でした。

地方の場合、そもそも中学受験ってそんなにメジャーじゃないですし、進学校とかにいけば、同質性はかなり高くなるように思います。

実際、高校に入ったとき、県内の生徒会長と副会長を集めたような学校だと思いました。(いまだに覚えてるくらいだから、相当違和感があったんでしょう…)この辺りは首都圏とそれ以外では差があるかもしれません。

進学校は「みんな大学に行くのが当たり前」という設定になってるので、環境という観点で同質性が高いことのメリットは大きいでしょうね。

うちの子は、私が見ている限りでは、同質性が高い環境の方が力を発揮できるような印象があるので、あえての逆張りで多様性重視!というのが、日本人学校ではなくインターに行かせようと考えている理由の一つだったりします。

中学受験する?しない?

そんなこんなを勘案すると、現時点での結論としては、わが家は中学受験はしないんだろうなーと思います。

目の前にいる夫にも意見を求めてみましたが、夫も特に必要だとは思っていないようです。むしろ、「その頃、日本にいるつもりなの?」と逆質問されました。そう、たぶん、40代のうちは海外にいると思うのも、中学受験しない(できない)だろうなと思う理由の一つです。

もしも中学受験することになったら…持ち前の計画&実行力をフル活用して、効率的かつ効果的に目標達成に向かって驀進すると思います。

本書でも一貫して触れられていましたが「目標を明確に、その達成のために最も最適なアプローチを!」というところにも合致しているかと思います。

中学受験については、3年後くらいにまた考えてみようっと。

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