案山子(かかし)から読み解く古代史
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案山子(かかし)から読み解く古代史

カカオマス

案山子ーかかし

何故、かかしは案山子と当て字されるのだろう。
案山子について調べてみると、
元々かかしは嗅がし、鳥獣を避けるため獣肉を焼き焦がして串に通し地に立てたものだそうだ。
かかしをソメ(シメ)と呼ぶ地域があり占めと関連があるとされる。

さて、案山子は、田の神の依代または山の神の権現ともされる。

旧暦10月10日には、かかし揚げという行事があり、
かかしが天に上がるor山の神に戻るとされる。

案山子は一見農事に起源をみるようであるが山と深く関わる。

その理由を説明していきたい。

道と言う漢字の成り立ちは
異族の首を携えて外に通じる道を進む、
道を祓い清める行為をいう。

かかしが鳥獣避けに使用された事と接点を持つと思う。
鳥獣と言った時、現代人の私達は、字面通りに、動物の鳥や獣を思い浮かべるであろう。
古代においても同様だっただろうか。

異族とは、獣に等しい存在であったと思う。
また古代人は様々な動物をトーテムとし、信仰の対象ともしていた。
その動物の持つ力への憧憬や畏怖があった。

鳥獣避けーつまり異族避けに道に置かれた死体、それが案山子ではないだろうか。あの世とこの世の境に置かれた。
案山子は竹を十字にした形であるから、これが発展して東西南北の指標として辻に置かれるようになる。
道標としての案山子は、ソメーシメー占めの語源となった。占いとは、運命の岐路の道標であるからだ。

古代の事象分類は、形と数字と性質(色など)によって行われた。
この点は重要である。


同じ形のもの、同じ数のもの、同じ色のもの、同じ性質のもの
古代人にとっての真理は、自然現象に凝縮されていた。

例えば
赤色の事象には、赤の真理ー血ー生命があり
金色の事象には、金の真理ー光ー神があった。
水銀が不老不死の薬とされたのは、銀光と朱色の連想によると考えられる。

太陽は黄金の光であり、神である。
日照時間は、生命と深い関係がある。
太陽(昼)の力は、春分、夏至、秋分、冬至で変容した。
春分から力が強まり、夏至でピークとなる。

対するのは、月(夜)の力。
秋分から力を強め、冬至でピークとなる。

かかし揚げが旧暦10月10日に行われる。
それは農耕に使われた昼の力が弱まって、夜の力が強まる秋。夜の力を強め案山子は山(天)に帰る。

10月10日とは、十月十日ーとつきとおかー妊娠期間でもある。約280日。

出産して、山へと戻る案山子。
山には山姥伝説があり出産と密接に結びつく。

母はハハまたはカカとも言われる。
カカは漢字で嬶と書き、元々蛇をいう。
蛇ーカカー母
蛇は子を産み母(カカ)となる。
嬶は女に鼻。

蛇は虫とされー九は雌の竜(蛇)の形

九はキュウー嗅である。
案山子の由来の「嗅がし」にたどり着く。

匂いー嗅覚ー鼻
何か女性と香に関連がありそうだ。

竹取物語のかぐや姫
光る竹から生まれた。
かぐやは香久夜とも表記できる。

竹ー香ー嗅ー九(弓ー月)ー竜(蛇)
これらには何かつながりがある

たびたび話が逸れるが、
笠(かさ)は案山子に被せられる
笠は竹を立てると書く。
竹を立てるとIである。南北を指す。竹を倒すと、一。東西である。
合わせて十。
十という漢字は、算具に用いる縦の木の形をいう。
元々「丨(こん)」で横線がない。

笠はリュウとも読まれる。声符が立だからだが、竜はリュウ、たつ、と読まれる。

結局、笠も竹をもつ竜(蛇)につながっていく。

竹と竜(龍)は、籠
籠は、ロウ、かご、こもる、と読む。
籠は土をこめる器の意味がある。

土の竜は「モグラ」である。
モグラはトンネル掘りである。
竹は地下茎で広がる。
籠には、トンネル掘りが隠された。

案山子は、音読みで、アンザンシ
暗算枝に変換できる。
暗算枝とは何だろう。
富山県五箇山に伝わる民謡
コキリコ節

この歌詞に注目したい。

コキリコのおたけは7寸5分じゃ
ながいはそでの かなかいじゃ
まどのさんさも ででれこでん
はれのさんさも ででれこでん

さて、五箇山の立地を考えるに、山奥の木樵の歌のようである。

五箇山はかつて囚人を収容した地であり
加賀藩が秘密裡に火薬を製造した場所でもある。
人目につかない山奥である。

コキリコは、ククリコとも聞こえる。
五箇山の立地から白山は近い。
白山姫は、菊理姫、ククリ姫とも言われる。

以前歩き巫女について書いたが、
歩き巫女が所持しているのはククノチ神と呼ばれる
弓を持つ案山子、雛人形、藁人形である。
ククノチ神とは弓を持つ案山子。
弓は神事に用い、歩き巫女らは占いや口寄せに小さな梓弓を持ち歩いていた。

ククノチ神とは何だろう。
恐らく九九の智。暗算の為の道具が案山子ー暗算枝。
コキリコの長さ7寸5分は約23センチ。
この23センチの木の枝をクロスさせたものが、ククノチ神(案山子)。
弓は、角度を測る道具。
測量道具として誕生した。
山奥で木を切り出し船を作る。橋をかける。
治水工事を行う。
数学の道具ーそれが二本の括り木ー案山子
コキリコ節は数学の暗号になっている。


さらに、九九=八十一
八十はモノノフ(武士)の枕詞。五十、矢、岩瀬、射るも同様に枕詞になっている。
武はタケー竹とも読まれる。
弓は女性でも扱いやすい武器。武道は元々弓道。

女性武士がいた事は間違いないと思う。

大伴家持が越中国で詠んだとされる歌

もののふの やそおとめらが くみまがふ 寺井の上の かたかごの花

この歌は、今まで言われる意味と全く違う意味を持つのがわかる。越中国の山奥には、武士の女性達が住んでいた。

白山姫が菊理姫なのは、聞く理にも通じている。
神の声を聴く、つまりシャマンである。
菊にも意味がある。
菊は秋の花である。日照時間が減る10月11月が見頃になる。
太陽神の力が弱まった事を示す。
裏を返せば、夜の力が強まったともいえる。それを感知するのが、菊花。夜の声を聴く。

万葉集には菊は登場しないと言われ、日本に菊が入ってきたのは平安時代とされる。以降宮中では旧暦9月9日に菊の節句が行われる。
これまた九九である。


さて、古事記にも案山子が登場する。
名は久延毘古(くえびこ)。
歩かないが天下の事をことごとく知れる神とある。
この神は天之羅摩船に乗りやってきた少名毘古那神の素性を見破る。
少名毘古那神は神産巣日神の子であった。
そして、少名毘古那は大国主神と共に国作りを行う。

久延毘古ークエー九重ー九九である。

案山子は九九。
この数字にまつわる全ての事象を象徴している。
この数字が、天下の真理になっていた。

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カカオマス
古事記やギリシャ神話に隠されたメッセージを読み解いています。