成川美術館を巡って(神奈川県・箱根町)
<美術館紹介>
1988年に開館した日本画家の作品4000点余りを所有していた個人美術館です。文化勲章受章画家・山本丘人氏に平山郁夫氏など誰もが知る現代日本画作家の作品をコレクションされています。年に3回展示替えを行い、美術館収蔵の秀作をご紹介しています。箱根の芦ノ湖のほとり、箱根海賊船が発着する元箱根港の目の前に建っており、展望ラウンジからの眺望はまさに絶景。
敷地入口から美術館玄関まで、屋外のエスカレーターで上ることができました。樹齢3000年と言われる長寿の樹「大王杉」も見どころですね。
ありがたく力を貰いながら美術館入口へ。平山郁夫先生の「成川美術館」のお筆が迎えてくれました。
庭園の百合が綺麗でした。庭園散策にもお時間余裕を持ってお出掛けください。
<訪ねた日>
2020年7月25日
<展示に関して>
堀文子氏の「絵描きというより、この世を知りたいとい好奇心いっぱいで生きている人間とみていただくほうが、あたっているかもしれない」のお言葉通りの、憧れの画風が溢れる展示でした。
下の作品はひまわり畑と藤です。(絵葉書です)
堀氏以外では以下の作家の作品が部屋に分かれて展示されていました。
岡 信孝 米寿記念展~風姿花伝~
堀 文子収蔵作品セレクション展 第1回~野に咲く花たち~
小笠原 元展~春をたずねて~
収蔵名作展~日本画の煌めき 平山郁夫、加山又造、田渕俊夫ら
<売店に関して>
受け付け横と、3階に二ヶ所あります。
ポチ袋からカードケース、また葉書、小さな季節の色紙まで、文房具好きにはたまらない、こんなに行き届いた美術館は初めてでした。
<カフェに関して>
まさに“箱根のスペシャルシート”です。2階に、展望席があります。ここまでは無料です。
その奥にカフェがあります。和菓子とお抹茶のセット、ガラス作家・石井康治の器で楽しむアイスクリーム、サンドイッチなどの軽食が頂けるcafeがあります。私はトーストとコーヒーを。
残念ながら天候はよくなかったのです。天気がいいと富士山もみえるようです。
文学賞候補を読んで感想を書いていきます。今後の本選びの参考にしていただけると嬉しいです