ロンブー田村淳からセルフブランディングを学ぶ

株式会社ロンドンブーツ代表取締役を務める田村淳さん。チャラチャラした赤い髪の若者は、今ではエンタメからビジネスまで幅広く活躍する社長となった。

田村淳さんは僕が高校生くらいからお笑い界で台頭した。はじめて彼を見たのは「ロンブー荘青春記」か「吉本新喜劇」だったような気がする。

トーク番組やロケでの場を支配する力。そして、何よりも時代を読み解く力。田村淳さんの魅力の魅力を考えてみた時に、ここにたどり着いた。

田村淳さんはセルフブランディング力の凄まじい。

本日、「ラブライブ!サンシャイン!!」についてのコメントが話題になっていているニュースを見た。正直に言って、「ぷらちなロンドンブーツ」や「ロンブー龍」時代では考えられない発言だ。

田村淳さんは時代を読んでいる。自分がどこに身を置けばいいのかを分析し、常に動き続けている。

狂犬のアドバイス

僕の尊敬する“極楽とんぼ”の加藤浩次さんは田村淳さんの若手芸人時代に「若者代表みたいな感じでいけ!」とアドバイスを送った逸話がある(“おぎやはぎ”がW眼鏡になったのも加藤浩次さんの助言だったりする)。

この言葉通りに突き進むのであれば、インターネットが台頭した現代社会においてマークするのは2000年代に“オタク”と呼ばれていた層になる。

田村淳さんは2000代にギャル男やギャルと言われた現代でいうパリピ層へリーチしていた。

ポイントはここだ。彼は謙虚な姿勢でお勧めのアニメをTwitterにフォロワーに聞いたり、誠実な姿勢で作品の感想を述べ、イメージを一新することに成功したのだ。

コアなファンが付いているものを全て見た上で、新しく面白い作品を教えて欲しいと発信した。

田村淳さんのスケジュールを正確には把握していないが、現代社会でこれだけのアニメを見る時間を作ることは簡単なことではない。

田村淳さんは謙虚な姿勢で自分のイメージを変えることに成功した。ここで、大切なことは2つだ。

変わること、謙虚な姿勢

セルフブランディングで必要なこと。そして、成長を続けるためには「変わること」と「謙虚さ」が大切なのである。

一方で、変化しても不変な軸も田村淳さんにはある。

まずは、既にパーソナリティとして確立していた城郭・戦国マニアとしての一面。

そして、若い頃に世話してもらった山本圭壱さんへの尊敬の念である。軍団山本の一員として生きる彼を見て、心から律儀な方だと素直に尊敬した。

そんな周りの人々を大切にする田村淳さんは田村亮さんを所属タレントに迎え、会社を興した。大切な人を大切にする漢気。この軸があるからこそ、ブランディングを時流に乗せても全く違和感がないのである。

今思えば2005年からスタートしたビジュアル系バンド「jealkb」もそう。個性的なキャラクターをそのままに新しいこと、自分がやりたいことにチャレンジし続ける。行動力こそ、新しい魅力を作るための武器なのだ。

セルフブランディングとは何か

僕は今年で36歳になった。若者からすればオッサンもいいところの年齢である。少しずつ自分の殻ができてきて、これは正しい、これは間違っているという考え方に偏りがちになってきた。

ついさっきもそう。新しいスマホゲーにここ数ヶ月触れていないことが分かった。せっかく無理で新しいエンターテインメントに触れることがてきるのに、だ。

「YouTube」や「Apple Music」で海外で流行ってる音楽を聴くことができる「Netflix」で最新の作品を見ることもできる。

そんな便利なサービスが山ほど沢山あるのに、似たようなコンテンツばかりに触れている自分に気付いた。

新しいモノに触れなければ、まだ自分が体感したことがないモノに触れなければ変化は生まれない。停滞は実質下がっていることと同じなのだ。

セルフブランディングを変化させる意識で、新しいモノに触れてみる。変化を恐れない勇気を持った一歩が、新しい自分を作るのだ。

そんな人として大切なことをロンドンブーツの田村淳さんから学んだ気がする。

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