いつまでもキリギリスで居たいんだよ

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記事

建築クソ野郎が現れた。

クソ野郎が好きだ。
世間的なクソ野郎の定義は知らないケド、「ソレがないと生きていけないんじゃねぇのか?」というくらい熱く何かに打ち込んでいる男の子の事をクソ野郎と呼ぶことにしている。コイツらの言葉はいつも熱があって、誇りがあって、専門性があって、徐々についていけなくなるんだケド、確かな対象への愛かたくさん詰まっている。

その日、出会ったクソ野郎は建築をこよなく愛していた。

東京大学の大学院卒だ

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リリックなんて無理に韻を踏まなくていいんだよ。

コアな趣味しか愛さない友達ができた。通称ブンチャー(@BCKfromCTC)。

休み何してんの?…と聞くと「気象衛星局の天候情報を眺めるだ」とか、「ここから44㎞先にある道の名前が知りたいんだ」とか。おおよそ理解できないブンチャーの世界観にいつも気が付くと飲み込まれる。もっと知りたいしもっと多くの人にブンチャーの魅力を知って欲しい。

だからまず、ある日ブンチャーが書いてくれたリリックを紹介する

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チャイニーズが現れた。

中国人と聞いて連想するものは何だろう?

最近になって人件費が高騰した…とか、電化製品を爆買いしている…とか、態度が悪い観光客が多い…とか。頭を捻っても、おおよそプラスのイメージとは程遠いものばかりが思い当たる。

その日、ノンビリした英語で話かけてきた中国人は、短いパンツ姿にビールビンで黒ぶちメガネをかけていた。同じ中国人だと思われたのか、それとも異国で痩せ型の背格好をしているために現地の人間だ

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ド田舎のコーヒー。

ド田舎に来たからこそ気が付く、それは別に何も困らないということだ。あと、たまにコーヒーが異常なくらい苦いこと。

暮らしだした家には共同の洗濯機しかないし何よりボロい。バイクは2㎞進むために10回くらいエンストする。道はガタガタで歩くと少し足が痛くなる。都会に住んでいた時は消えるボールペン「フリクション」を使っていたので、10キロ以上離れた文房具屋を3件ハシゴして探したが、結果見つけることができな

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互い違いのYシャツ。

ボタンをかけ間違えることを「互い違い」と言う。小さい頃に親からよく注意されたものだ。ボタンの方から見ると本来通らない隙間を通ることになるし、隙間の方から見ても本来通ることのないボタンがくぐっていく。まさにお互いに違う状態。

おおらかな国民性のせいか、この国ではボタンが互い違いになったYシャツに袖を通いている人をよく見かける。自分が小さい頃に注意されていたからか、身だしなみを気にする人間だったはず

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新訳アリとキリギリス~お前が書けよ~

いつも事件は事後だ。

何となく人生を変えるためにインドに行って、到着してから実は変えたいことなんて何1つないと気が付いた。ギターを買ったその日に叩き割ったらロックスターになれるかと思っても、結局何も起こらないままだった。むしろ練習できなくなったギターは、母の小言をくらいながら焼却された。頭にきたからガラスを割った部屋で過ごしていたら、寝返りした時に破片が顔に刺さった。

いつだって事件は事後

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