ジャズに無知な私がジャズの名盤を聴いてみた1(略してジャズ無知) ジョン・コルトレーン・カルテット『Africa/Brass』1961

こんにちは。最近、昼は少し暑いが夜は過ごしやすいぐらいに涼しい季節になりましたね。さて、皆さんジャズは聴きますか?私は聴きません。普段はRADWIMPSを中心としたJ-ROCK、J-POPで気分を上げたり、少しEDMなり洋ロックなりでノッてみたりしています。そのため私はジャズのことはよくわかりません。でもだからこそ、そんな私がジャズを聴いてまずどう感じるかを試したいと同時に、まだお聴きになっていない方にも同じ初心者だからこそ選べる言葉でジャズの良さが1バイトでも伝わればいいなと思い始めてみました。もちろん間違えだったり、十分に情報が伝わらなかったりすると思いますので気になったら読者の皆様自身でお調べになってくださいね。

今回聴いたアルバムは本日、私の卒論担当教員が教えて下さいました。先生は学生時代からジャズにハマったそうで、おそらくかれこれ40年、50年以上は聴いていると思います。いやあ、いいアルバムを教えて下さいました。「もりやまくん、コルトレーンの『A Lave Supreme』が好きなら絶対『Africa/Brass』にもハマるぞ」とのことでおすすめされました。先生に間違えはなかったですね。お見事でした。

さて、今回の名盤はサックス奏者のジョン・コルトレーン率いるジョン・コルトレーン・カルテットの『Africa/Brass』(1961)です。全3曲と収録曲こそ少ないですが、1曲目の「Africa」はなんと16分超えです。おっと、長いですね。でも不思議と聴いていて長いなあなんて少ししか思いませんでしたよ。それもまっすぐ飾り気のないサックスは聴いていて疲れないからでしょう。特筆すべきはドラムです。私の中でこれぞジャズといった印象を受けましたね。ドラムがリズムキープに徹することなく自由に、ただ仕事もしっかりこなす。ジャズの良さは私見ですが、そこにあると存じ上げております。私はこのアルバムの前にコルトレーンの『A Love Supureme』(1965)で、このエルヴィン・ジョーンズの荒々しく心躍るドラムに惚れました。全体の雰囲気は「Africa」とあるだけあって大地の力強さが感じられるものでした。2曲目の「Greensleaves」はどこかで聴いたことのあるメロディが流れてきますよ。ちょっと大人っぽい雰囲気になっていますね。サックスは伸びやかで、コントラバスは下支え抜群、ピアノは多分大人っぽさを演出するいい役者ぶりです、ドラムは相変わらず楽しそうだ。あと、このアルバムの「Brass」というタイトル通り、時おり盛り上げどころでブラスが入り、より一層気分を明るくしてくれます。3曲目の「Blues Minor」は今までの2曲と比べ、全パートが楽しさ全開って感じがしますね。このアルバムのラストを飾り、聴き終わったあとの満足感はなかなかのものですね。お気に入りのアルバムです。

ここでなぜ今ジャズなのか、という話をしておきましょう。ジャズを聴いてみようと思った理由は2つあります。1つ目は音楽系ユーチューバーの「みのミュージック」さんが自分がナンジャコリャ!と嫌がったり、聴き馴染みのなかったりする音楽にこそ脳の芸術領域を広げる可能性だという趣旨をおっしゃっていまして(以下URL https://youtu.be/S576_tlgXyQ)、強く共感したからです。その想いを胸に音楽の幅を広げようと、ジャズアニメ「坂道のアポロン」を視聴しました。このアニメの影響が2つ目の理由です。特に千太郎のドラムプレイがかっこよかった。あら、ジャズも悪くないぞと思うきっかけになりましたね。そこからとりあえずマイルス・デイビスの『Kind Of Blue』を聴いたことが先々週ぐらいの話です。少しずつですがこれからも名盤を聴いていけたら楽しいなと思っています。

ふー、文章を久々書いたので疲れました。今回は1500字を超えてしまったので、次回はもっと短めにします。1時間も書いていたら卒論できませんから。それではここまで読んでくださった方は本当にありがとうございました。このシリーズは気分で始めたもので今後の更新は不定期です。

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