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【日記】なんとか完成、あとがきのようなもの

相互フォローしていただいているsanngoさんに、

おい、いつまで「はざまの街で」を放っておくんだよ!創作大賞始まってるじゃねぇか!書き上げて応募したらどうなんだよ!

というような内容を、至って優しく丁寧に言っていただき、ガクガクブルブルの状態、ではなく、背中を押されながら書き上げて、創作大賞2024に応募することができましたよ。
ありがとうsanngoさん。

そんなわけで、これでようやく皆さんの応募作品を読みにいくことができます。ずっと自分の作品が頭の中を回っていて、他の人の作品を読むどころじゃなかったですからね。楽しませていただきます。

この「はざまの街で」の#1をアップした日付を確認したら昨年の7月25日。ということはほぼ一年かかったわけですね。
約8万字。ちょっと薄い文庫本一冊くらいでしょうか。

もともと10万字くらいの長編小説を書いてみようと思っていたんだけど、そうなるとしっかりとしたプロットをまとめないと書き上げられないのはボクでも分かった。
行き先を決めずに書き出せば、どこに行くのか何がやりたいんだ分からなくなっちゃうからね。そんなの日本の政治だけで充分。
誰か日本の政治家にビジョンって言葉を教えてやってくれ。

そんな小説の設計図であるプロットの書き方は、プロの小説家である酒本歩先生が惜しげもなく公開してくれている。

ありがたい、本当にありがたい。
酒本先生が住んでいる方向に手を合わせて拝もうと思ったけど、どこにお住まいか知らなかったので、とりあえず裏のお稲荷さんにお賽銭100円で手を合わせた。

よし!と意を決して、ずっと頭の中にあるアイデアをプロットに落とし込もうとするも撃沈。
いやー、これね、かなり根気の要る作業ですよ。久しぶりに自分の根気のなさを突きつけられる当時53歳男性既婚自営業。幸い今でも既婚状態をキープ。
何しろ、ボクは1000文字程度のショートショートか、せいぜい5000文字くらいの超短編くらいしか書いたことがなかった。
これでは、リトルリーグがプロ野球に挑むようなもの。
高尾山しか登ったことがないのに剱岳に登ろうとするようなもの。
ペットボトルロケットしか飛ばしたことがないのに、月に行こうとするようなもの。
まぁ、とにかく段階が必要なんじゃないかと思ったワケです。
そこで、まずは10000字の短編をと書いてみたのが、はざまの街での#1。
書いてみて思ったのは、頭の中でまとめたアイデアから、直接小説に書くのは10000字前後がボクには限界だということ。
アイデアと舞台を設定して、動きだしたキャラクターを描写するような書き方だとこれが限界。

とはいえ、10000字の短編を書くということについては練習になったし面白かった。
アップしてみると、ありがたいことにお褒めのコメントを残してくれた方が何人かいて、アナタのためなら死ねます!とまではいかないけど、喜んでもらえたなら続きを書こう、もっと喜んでもらえたら嬉しいと#2に取り掛かった。

#2、#3と書き進んでいくうちに、なんとなく考えていたそれぞれのキャラクターの背景がまとまってきた。って、順序が逆なんだけどね。
そのうち頭の中でラストまでの道筋も見えてきた。
よし、今こそプロットだ!とエクセルを開くも再び撃沈。そして長い間の放置。

それでも創作大賞をキッカケに再び取り掛かり、今まで通りプロットなしでなんとか完結。逆にプロットの大切さを実感した。
#5、#6では新たに書き加えちゃったしね。ちょっと反則か。
次の目標はしっかりプロットから組み立てて10万字以上の小説を完成させることだなぁ。

そんな訳で、はざまの街でを読んでいただいている皆さん、楽しんでいただければ幸いです。


※写真は関係ないけど宮城県の三陸の海


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