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実力でなく、錯覚資産を読んだ感想

ふろむださんの錯覚資産の本を読みました。自分の場合で考えたら、自分にも錯覚資産があって、活用した方が良いように感じました。錯覚資産というのは、「周りが勝手にこの人はこれが優れていると思い込んでいる事」です。自分がそう思っているかは関係ありません。

例えば、私の場合でいうと、アメリカ住んでいた経験があるのでそれになります。アメリカに住んでいても英語がそんなに話せない人はいますし、どんな経験をそこでしてきたかは人それぞれにも関わらず、「アメリカ駐在経験あり」という事に良いイメージを持たれる事が多いと思います。そのように、自分の経験の中での強み、もしくは強みと思われていることを、自分の履歴書を作るように思い出して準備しておくのも良いと思います。上司もあなたを評価する時には何かあなたが今までしてきた経験に繋げたくなるはずだからです。

例えば、

「彼はマーケティングの経験があるから、市場の要求を理解できている」とか、「過去に難解な事件を解決したからどんな問題が起きても解決する能力があるはずだ」といった感じで過去の経験から将来の能力を推測します。過去の経験が将来の能力を保証することはありませんが、何かを参考にしたくなるのが人間です。しかも、起きてしまっている過去の実績は変えようが無いので、そのイメージは利用するべきなのです。

逆に言えば、悪い方にもこの考え方は使われてしまいます。「過去任せた仕事を失敗したから、次もこの人には任せられない」、「昔上司と上手くいかなかったから、次もダメだろう」などと思われたり。過去そうだからって将来とは関係ないにも関わらず。

私がこの本から学んだのは、

自分の経験、特徴で周りから認められていることは、意識してアピールするようにした方が得。という事です。

周りの人はそれぞれの価値観で人を評価したがっています。自分が大したことないと思っている能力でも、周りが凄いと思ってくれているならそれを利用した方が良いのです。間違えた錯覚でも利用すれば悪いことは何もありません。それは嘘ではないのです。人の見方に正解はありません。ただ、あなたの自分自身の評価と、周りからの評価にギャップがあるだけだということです。

良いイメージは利用しましょう。

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