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色と味覚・嗅覚は良く似ています

女性ものの着物の色には、体感として「少し酸味と甘味がある」のが重要と個人的には思っています。ちょっとキュッとするような密度と刺激と潤い、そして品のある甘さが必要。

和装の場合は、和食の酢の物的な酸味。米酢的なうまみと湿度がある酸味で、香りはしとやか。

洋服の場合はピクルスの酸味。ワインビネガーやモルトビネガーの鋭さのある酸味と、華やかな香り。

男性ものだと、基本的には酸味は入れないか、少なくします。酸味が好きな男性だと酸味を多くしますが、それでも女性ものよりは少なくします。

男性ものの色に必要なのは苦味や渋味です。

そのようなものが無い「ただの色」には「色気」が無いのです。


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