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料理ネタ

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仁平幸春がつくる料理の話題です
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2024年4月・たけのこ炊いた

2024年4月・たけのこ炊いた

先日、タケノコを炊きました

以前、このnoteに紹介した方法です

今年は、下記リンクで新しく知った「植物油を使ってアク抜きをする方法」を試しましたが、それはとても上手く行きました。今後はこの方法で行こうと思いました。

この方法でやると、タケノコの香りがとても良く立ち、灰汁は抜けても味は殆ど抜けずに仕上がります。私は「米油」を使いました。米油は、少し甘い香りがし、味は旨味とほんのりした甘みがあ

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干しデーツを研究

干しデーツを研究

半年ぐらい前から、急にナッツ類やドライフルーツ類を色々購入し試す趣味に目覚めまして、それで「そうだデーツを買ってみよう」となった次第です。

ナッツ類やドライフルーツ類の業界は研究熱心な方々がおられるようで、ネット通販のサイトの内容がとても詳しく面白く、勉強になります。

干したデーツは、中近東あたりで良く食されているようですね。

以前から気になっていたものの、ナゼか手を出した事が無かったのです

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旨いにA級もB級も無い

旨いにA級もB級も無い

私は若い頃、有名イタリア料理店におりまして、それなりに仕事を任されストーブ前で良い汗をかいていた時期がありました。

そのお店での賄いは基本的にイタリア料理でしたが、あまり縛りは無く、高級食材を大量に使わない限り下っ端コックが実験的に色々とチャレンジして作る事には文句を言わない感じでした。ただし、不味いとシェフや先輩スタッフたちは料理を罵倒し手を付けませんので怖かったですけども。

しかし、ただ単

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身内が外食してくれない

身内が外食してくれない

当工房では、例えば忘年会をするぞー!といっても外食は殆どせず、工房でする事が多いです。

私は「どこかお店の予約取るかね?」と声をかけるのですが「面倒だから工房で親方が作ったので良いです」と言われてしまうのです。

自宅でもそうです。

好きなものを好きなだけ食べて、好きな酒を好きなだけ呑んで、好きなお茶を好きなだけ飲んで、移動を考えずにそのままゆっくりして、寝るのが最高!別に外食で美味しいものが

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世界一甘いお菓子と言われるインドの「グラブ・ジャムン」を試してみた

世界一甘いお菓子と言われるインドの「グラブ・ジャムン」を試してみた

はい、世界一甘いお菓子やで!歯がしみる程甘いで!マジでヤバいで!と言われているインドのお菓子「グラブ・ジャムン」です。

ウチの工房の近所に新しくネパール系のカレー屋さんが出来まして、初めて入ってみたところアジア系の食材も売っており、そこでグラブ・ジャムンを発見!

その存在を三年ぐらい前から知ってはおり、通販で買ってみようかとも思いましたが送料も入れるとそれなりの価格になる事、さらに家族やスタッ

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久しぶりにフルーツケーキを焼きました

久しぶりにフルーツケーキを焼きました

私の工房には、オーブンがあります。

自宅程ではありませんが、だいたいの調理道具が揃っておりますので、良く工房で料理をつくります。

当工房は給食制なので、それは毎日つくります。

もちろん短時間で作るものですから、あまり凝ったものは出来ませんが、食べたいものを食べたいように作ります。

工房の公式インスタに、その給食の画像を載せておりますが、毎日の給食と、その他工房で作る料理を毎日載せるとインス

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唐揚げにレモンをかけるか、かけないか問題

唐揚げにレモンをかけるか、かけないか問題

鳥の唐揚げや焼き鳥などに、レモンその他の柑橘果汁をかけるかどうかで良く揉めますね。(上の写真は牛カツですが)

私は、揚げ物や焼き物に、酸味(柑橘果汁、あるいは酢、あるいは乳酸発酵で酸味が出た漬物、その他)を添えて食べるのが好きです。酸味で味の密度が上がるからです。

そりゃもちろん、出てきた揚げ物や料理の全体にレモン果汁をぶしゃー!とやられるのは私も嫌です。揚げ物なら衣が湿りますし。味が均一化し

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居酒屋さんの賄いに大根の葉の菜飯を作って大不評だった思ひ出

居酒屋さんの賄いに大根の葉の菜飯を作って大不評だった思ひ出

私が19歳の頃・・・39年も前の話ですが(2023年時)

当時、私は安いけどもそこそこちゃんとした料理を出している居酒屋さんで調理のアルバイトをしておりました。

バイトといってもフルタイムで働いており、調理場の半分のパートを任されていたので、時折賄いを担当する事がありました。

ある日、仕入れた大根に葉が沢山ついていたので、その葉を塩漬けにし白ごまを振り「大根の葉の菜飯」をつくりました。そこに

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納豆の食べ方について

納豆の食べ方について

納豆の一番スタンダードな食べ方の

納豆+しょうゆ+薬味

で混ぜて食べる方法については、諸説ありますね。

調味法はもちろん、薬味や副食材について、皆さんそれぞれ一家言お持ちかと思います。

魯山人が以下のような納豆の調味についての詳細を著作『春夏秋冬料理王国』に残していて、多くの人は、だいたいそれに近い調味をしている感じです。

といった具合にまずは「納豆の糸が良く出るようにしっかり良く混ぜる

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ウチのTKG

ウチのTKG

TKG・・・はい、卵かけご飯ですね。

これは目玉焼きの食べ方や納豆の食べ方と同じように、各人、こだわりがあるようですので、こんな話題を上げると炎上するかも知れませんね。笑

私は、卵かけご飯で生卵の白身がズルズルしているのが好きでは無いので、予め卵の黄身と白身を分けて使います。

見た目は、下の写真のような感じになります。これはちょっと黄身が崩れ気味ですね・・・

作り方は以下です。少し面倒です

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ラム肉は割と好きです

ラム肉は割と好きです

我が家はラム肉を愛好します・・・

私は肉か魚か今後片方しか食べられません、と言われたとしたら、魚を選択する人間ですが、もちろん、肉も食べます。

肉にはいろいろな種類がありますが、個人的に、また家族が好きなのは普通に流通している肉のなかでは「牛」「豚」「鶏」はもちろん「合鴨」「鹿」「ラム」・・・これは海のものですが「クジラ」も好きですね。少しクセがあるけどもちょっと贅沢な感じがする肉を愛好します

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うまいもの食いの人たち

うまいもの食いの人たち

私が思う「本当のうまいもの食い」の人たちは、だいたいの食べ物から、良さを発見し愛でる事が出来る人の事です。

殆どのものを楽しめます・・・傍から見ると、意外にテキトーに見える感じです。

これはグルメ関係に限らずですが、意外に「ガチ勢」は、自分が好きなもの以外をクサす事はあまりなく「まあ、それはそれで・・・そういうの、好きな人もいるし・・・」という感じで呑気にしていて、出てきた料理があまり好みでは

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とうふを食べる時の薬味と調味料

とうふを食べる時の薬味と調味料

いつものどうでもいい話ですが

ウチでは、とうふ、油揚げ、生揚げ、その他の水気の多い食べ物に薬味を添えて食べる場合「薬味をしょうゆで和えたものをトッピングして食べる」ようにします。

この写真は、生揚げを焼いて切ったものに、ネギ、生姜、ミョウガ、青じそ、白ごま、削り節、濃口醤油を和えたものを適量、トッピングしたものです。混ぜる際には、さっくりと和えるだけです。薬味それぞれの味が混じり過ぎない方が美

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栗を食べる

栗を食べる

工房構成員の甲斐凡子が「親方の栗の菓子を食わせろ」と言って、自分で国産栗を買って来たので栗の菓子をつくりました。

今年は、シンプルに「栗きんとん」です。

栗を、味噌汁ぐらいの濃度の塩を入れたお湯で40〜50分ほど茹で、そのまま室温ぐらいまで冷ましてから半分に切り、スプーンで中身を取り出します。この際「火が通った」程度ではなく「しっかり茹でる」事が大切です。

取り出した身を荒く潰してから、鍋に

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