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「喜ぶ習慣」を身につける〜繊細さ活用起業記〜

*この記事での「繊細さ」についてはこちら*

「謙虚さ」や「努力する姿勢」が“損”になる理由とは?

自分の感情や気持ちを表現することって、

簡単なようでいて、
周りに配慮できる人であればあるほど、難しいものです。


大人になるにつれて、

傷ついたり、傷つけたりする経験を重ねて、

思ったこと、感じたことを、
なんでもそのまま発すればいいというものではないことを、

学んでもいきます。


褒められても、

「いいえ、自分なんてまだまだで…」

謙遜したり、
何かがうまくいっても、

「まだまだ、これから…!」

と、さらに自分を追い込んでみたり。


そんな経験、ありませんか?


確かに、起業においても、

謙虚さを忘れず、
お客様のためにさらに自分のサービスを磨いていく
ことは

大事な姿勢です。


ただ。

これがいき過ぎることは、よろしくありません。


何がよくないかといえば、

その答えは3つあると私は感じています。


ひとつ目は、
精神的にも肉体的にも持たない、ということ。

自分なんてまだまだ…

と、自分を否定し続けて、
心も体も追い込んでいれば、どこかで限界がきます。


二つ目は、
自分の“まだまだ”なところや、うまくいかなかったことばかり
記憶に残してしまう
から。

いつまでたっても「これでいい」という気持ちになれず、
自信も消えていってしまいます。

*これついては、こちらの記事に詳しく書いていますので、
 ぜひ読んでみてくださいね。

そして、三つ目は、
頑張っている自分に酔ってしまうから(笑)。

起業って、結果がすべて。

報酬をいただくという明確な「成果」が得られなければ、
生活すら成り立ちませんし、
従業員がいるなら、彼らの生活も守れません。

頑張ってるだけじゃ、続かないんです。

*これについては、こちらの記事が参考になります。

とはいえ。

この、

自分はまだまだだと考えて、
常に謙虚に、そして、
さらに自分を追い込み、努力していく姿勢、

ですが、

これだけ見ると、
それほど悪いもののようには見えません。


むしろ好ましいんじゃない?
何が悪いの?


と、私も思っていました。


しかし、ここに、

大きく欠けている視点がありました。


なんだと思いますか?



お客様が楽しさや期待を感じられるか、という視点

それは、

お客様の目線

です。


ここで、ちょっと想像してみましょう。


サービスを褒めれば、いつも
「いえ、私はまだまだです…」と謙遜し、

常に自分を追い込むように、疲れたような顔をして、
悲壮感すら漂わせながら、日々忙しそうに過ごしている…

そんな姿の起業家。


楽しそうでしょうか?
楽しませてくれそうでしょうか?

安心して、仕事をお願いできそうでしょうか?


謙虚で控えめ、というのは、
よほど意識していないと、

暗く、疲れたような印象になりがちなんです。

そして、

この印象はそのまま、お客様にも伝わります。


お客様は、少なくとも、

不安を感じたり、心配になったり、
一緒にいて暗い気持ちになるような時間を

求めてはいないと思います。


少なくとも、

何か良いことがあるはず、
何か楽しいことが起こるはずと、

期待をしているはずです。


であれば、

お客様に、暗く疲れたような印象を与えるのは、
損でしかありません。


ですから、

身に染み付いたコレを、
なんとか明るく期待に満ちた雰囲気

持っていけるといい。


さて、どうしたものかと、考え試し続けた時。


効果的だったのが、

「喜ぶ」

ということでした。



「喜ぶ習慣」で目指すのは“期待感”

例えば、
誰かの素晴らしいところを心から褒めた時

「ありがとうございます!」と嬉しそうに言ってくれるのと、
「いえ、自分なんて…」と下を向いてしまうのと、

どちらに心地よさを感じるでしょう?


私は、前者です。

心から褒めた時に喜んでもらえると、こちらも幸せな気持ちになります。

下を向かれてしまうと、
自分が何か悪いことをしたようで、不安になります。


もし、起業して、

お客様がが来てくださって、サービスを褒めてくださった時

罪悪感や不安を感じさせてはいけませんよね。


だから、今からでも、

自分が何かを褒められたら、素直に

「ありがとうございます!」と明るい笑顔で応えて
いいんじゃないでしょうか。

もしかしたら、中には、
相手はお世辞のつもりで言って、腹の中では、

「真に受けて、バカだなー」

なんて笑っているかもしれませんが、
そういう人は、やっぱり雰囲気に出ます。

「繊細さ」はこれを感じ取るのがとても上手です。

感じ取ったその時、これからの付き合い方を考えればいいです。


そして、

他人に対して素直に喜びを伝えるなら、
自分に対しても素直に喜びを伝えたいところです。


何かがうまくいったなら、

「いや、まだまだ!」

と自分に鞭打つのではなく、

「よくやった!すごい!」

と、心の中でガッツポーズです。


最初は照れ臭いし、

これっぽっちのことを、
大げさに褒めてる自分に苛立つかもしれません。


そんな時は、ぜひ思い出してください。

その思いが雰囲気となって、
そのまま、
お客様や相手に伝わるかもしれない…

ということ。


謙虚さは大事。

でも、過ぎたるは及ばざるが如し。

自分の雰囲気が暗くなって、
相手にまでそれが伝わってしまったら、

起業では損です。


お客様に、

期待を感じていただける人を目指して、

ちょっとずつ、
「喜ぶ習慣」を身につけていくと良いと思います。

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