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自分本位とも自分を偽るとも違う!”自分らしさ“発揮の「3つの視点」〜印象とキャリアと3の魔法〜

今ここにある“自分らしさ”の表現は、今できる行動の一つ。
でも、なかなかに難しく感じるのはなぜ?

今日は、“自分らしさ”の表現についてのお話です。

“ありのまま”に“自分らしく”あるとカオスを招く!?

無用なトラブルは避けたい。
だから、
“自分らしさ”は表現しないし、伝えないし、隠しておく

そんな思いを持ったことがある方、
いらっしゃいませんか?


私、持っていました。

“ありのまま”や“自分らしく”が語られるようになった頃、
私は、
自分の人生のあり方について迷って悩んでの真っ只。

この”ありのまま”という言葉が、とても新鮮で、

「ありのままでいいんだ!」なんて
スッキリした気持ちになったことを覚えています。

でも、当時会社員だった私は、
この“ありのまま”を自分の生活で使うことは、

とても難しいことだと考えたんです。


理由はシンプル。

誰もが自分本位に振る舞ったら、
カオス(混沌)になることが想像できる
から。

価値観の違いや考え方のずれから
トラブルが続発しそうな気がしてしょうがない…。

だから、“ありのまま”や“自分らしく”は、
知ってはいるけれど、積極的にはやらない(できない)

というスタンスで過ごしていました。


今、会社員として過ごした23年間を振り返り、
起業しての自分のあり方を考え、思うことは、

“ありのまま”の“自分らしさ”の発揮は必須

ということ。


自分本位で、カオスでも?


この疑問を解消する鍵は、

「役割」

にありました。

*「役割」については、こちらの記事から。


「役割」と「場」にふさわしい「表現」を選ぶ

“ありのまま”で“自分らしく”いる状態というのは、

ありのままの自分らしさを
存分に「表現」している状態といえます。


これを難しく感じるのは、

私たちは、
社会の中で様々な「役割」を担って生活しているからです。


「自分」という存在は、
“ひとり”だけど、”ひとつ”ではありません。

「夫」であったり、「課長」であったり、「父」であったりします。

そして、
この「役割」には「場」がセットでくっついてきます。

「夫」なら「家庭」、「課長」なら「職場」といった感じです。


さて、ここでちょっと想像してみたいのですが。

「夫」のまま「課長」って、できそうでしょうか?
「課長」のまま「父」って、できそうでしょうか?


私はこれ、経験があります。

家にいる「夫」が「課長」として座っている。
自分の「課長」が、実は近所のあの子の「父」だった。

なんでしょう…見ちゃいけないものを見ちゃうような
なんともいえない居心地の悪さ(笑)。


でも、これってとても自然なこと。

なぜなら、私たちは自然と、

その「場」その「場」で、
担っている「役割」にふさわしい「表現」をしようとする
から。

「夫」である自分の「表現」と「課長」である自分の「表現」は、
違うんです。

そして、

なぜ、ふさわしい「表現」をしようとするかといえば、
その「場」をいたずらに乱すことなく「役割」を全うするため。

社会で生き残るために必要だから、とも言えるかもしれません。


このことは、
「自分」「特定の相手」「それ以外」という「3つの視点」で見ても、
よくわかります。

*この「3つの視点」についても、こちらの記事をぜひ。


例えば、
「課長」である「夫」と、その部下である「妻」。

お互い(「自分」と「特定の相手」)を名前で呼び合うことは
自然なことでも、
会社という「場」にいる同僚たち(「それ以外」)からすれば

…は?

となるアレです。


カオスになるのは、こういう時だと思います。



自分を偽るのではなく「表現」を選んでキラリと光る

カオスを招くような“自分本位さ”ではなく、
“自分らしく”あるために、まず必要なことというのは、

実はとてもシンプルでした。


「役割」と「場」にふさわしい「表現」であること

“自分らしさ”を大事にしたいほど、

その「役割」の自分として、
その「場」でどう「表現」するかを、

一旦は、ちゃんと分けてみることが必要だと思います。


こう言うと、

自分を偽るように感じる方もいらっしゃるかもしれません。


自分を偽る、のではなく、
自分の「表現」を選ぶ
、ということ。

例えば、

赤が好きで、普段から赤いお洋服を好んで着ていたとしても、
弔慰を示す場に真っ赤を着ていくことは、
日本の文化の中ではあまりしないと思います。

ふさわしさを選んだからといって、
“自分らしさ”が直ちに消えるわけではありません。


そして、興味深いのは、

選ぶからこそ、
その人の人柄や個性が出たりするところ。

“らしい”選び方になるんです。

選び方一つで、

その人柄や個性が、より光ったりもします。


「役割」と「場」と「表現」という「3つの視点」も、
自分の印象とキャリアを面白くしてくれる見方です。


─── 今日のまとめ ───

□ 無用なトラブルを避けるために、
 “自分らしさ”を封印しているなら、
 むしろ上手に発揮する方がいい!

□ “自分本位さ”にならないためには
 「役割」と「場」にふさわしい
 「表現」であること。

□ 自分を偽るのではなく「表現」を選ぶ。
 「役割」と「場」と「表現」の「3つの視点」で、
 “らしさ”がより光る!

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