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「やりたいこと」ってなんだろう?そもそも論から見える本当の意味〜印象とキャリアと3の魔法〜

「やりたいことがわからない」

何かをしたいんだけれど、それがわからない時って、
モヤモヤするし、気持ちは焦るしで、
なんとも居心地が悪いものです。

今日は、これをすっきりシンプルに考えるための
「3つの視点」の使い方のお話です。

そもそも「何かをしたい」と焦る理由はなんだろう?

趣味を広げる、資格をとる、新しいスキルを身につける…

漠然と、何かをしたいという気持ちはあるものの、
具体的に何がしたいのかがわからない。

キャリアのお話をしていると、
この話題になること、結構多いです。


興味があるものをなんでもやってみればいいのに…
と思われがちなんですが、

それにブレーキがかかるということは、
そこにブレーキがあるということ。

なんでもやってみればいいのに…も、
それはそれでそのとおりなんですが、

これって、

どこにあるかわからないブレーキを、
一生懸命壊そうとしている
ようなもので、

なんだかもやっと感が残って
すぐに元に戻っちゃったりするのです。

(特に、私のように、
 「それほんと?」がすぐ始まる人には…)


こういう時は、ややこしく考えないで、

そもそも…に還るのもよいものです。


「いったい、何があったの?」



「ねばならない」と思わせる“何か”を「3つの視点」で探してみると…

気持ちが焦るほどに、

何かをしたい、と思うのは、

しなければならない

という気持ちの方が強くなっている、つまり
義務感になっている状態です。


この状態って、

なんの理由もなくなれるかというと、
そうではなく、

きっと、
なんらかのきっかけがあって、

「せねばならない」と思わせるほどの“何か”
そこにいるんです。


だから、

やりたいことがわからない以前に、
やりたいことを見つけようと思ったきっかけは何か?

から入った方が、早かったりします。


でも、大きく漠然と探しても、
対象が広すぎてなかなか見つかりません。


そこで、
「3つの視点」を取り出して、

「自分」「特定の誰か」「それ以外」に分解して、
探してみる。


すると、いろんなものがみえてきます。


例えば、「特定の誰か」
同期が難資格をとったことで、追い越されるような気がして焦り始めた…
だったり。

例えば、「それ以外」
世の中の「やりたいことを仕事にしよう!」をみて、
自分にはやりたいことがないと、焦り始めた…だったり。

例えば、「自分」
自信が持てる特技が欲しい…だったり。
その特技が欲しくなった理由が、
「特定の誰か」「それ以外」の影響だったと気づいたり…。


ひえ…自分の意思じゃないじゃん

なんてこともあったり…。


これがわかってから、

改めて「やりたいこと」と考えてみると、

「やりたいこと」の本当の意味が見えてきます。



周りの影響は受けるもの。本当の意味での「やりたいこと」とは…

やりたいことがわからない・見つからないことで、
焦りや居心地の悪さを感じるのは、

そう感じさせるきっかけや理由があるから。

その多くは、

「特定の誰か」や「それ以外」の何かとの比較や競争

だったりします。


周りとの比較や競争は、
「自分」という視点でとらえるなら、あまり好ましくなく、
できれば避けたいところです。

しかし、

会社をはじめとした社会での生活では、
比較や競争は、そこかしこに感じられますし、

それぞれの立場や役割もあります。

ですから、私は、

比較や競争という考え方自体を
頭から否定するのはちょっと危険
だと考えていて、

「特定の誰か」や「それ以外」の人たちの影響は受けるものだ

という前提に立って欲しいと思っています。


そして、その上で、

これからどうするか
「自分」の意思で決めていくと良いと思っています。


同期が難資格をとったことで、追い越されるような気がして焦り始めたことがわかったなら、

昇進を目指して、同等の資格取得を目指す、
自分は自分と考えて、マイペースで目の前の仕事に全力を注ぐ、など

選択肢は数多くありますから、

この決定権は、
他人に委ねず、ぜひとも自分で持って欲しいと思います。


つまり、自分がそうしたいから、する


これぞ、

「自分」「特定の誰か」「それ以外」の「3つの視点」を一周して
見つけた、

本当の意味での「やりたいこと」

キラキラしたかっこいいやつじゃないかもしれないけれど、
とっても尊いと思います。

*当然のことながら、
 人間の倫理、命の尊厳というものは、
 守るべきとの考えです。


─── 今日のまとめ ───

□ やりたことがわからない時は、
 そもそも…に立ち返ってみる。

□ 「3つの視点」で“そもそも”を探すと、
 見えてくる「自分」以外の影響。
 そこから、改めて「やりたいこと」を
 考えてみると、本当の意味がみえる。

□ 周りからの影響は受けるもの。
 その上で、
 自分はどうするかを「自分」が決める。
 そうしたいから、する。だから尊い。

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