#175 物悲しい空気感・・・ニューヨーク1人旅  2018年11月17日(土) 17日目・・・4

12:30。自由の女神がいるLiberty Island(リバティ島)から、次のEllis Island(エリス島)に向けて、船は出発した。
実はEllis Island(エリス島)に関してはほぼ知識がなく、〝移民がここに入ってきて、New Yorkerになれるかなれないかを判断された場所(移民局)〟程度の知識しかなかった。

Liberty Islandを出発して15分ほどでEllis Islandに到着。
赤いお花たちが出迎えてくれた。

建物はNew Yorkらしく、ザ・洋館。

中に入ると大きなホールになっており、心なしか物悲しい雰囲気を感じた。

ただ古いだけではなく、ここで多くの人が悲しい思いをしたかのような、物悲しい空気感が漂っているような気がして、心が重くなった。
New Yorkerになれるかなれないかを判断される机、判断を待つ黒い長椅子が、当時のまま展示してあった。

どうりで物悲しい雰囲気が漂っているはずだ。

ありがたいことに今、私は、とても健康体で、観光で、川の向こうに見えるManhattanを眺めることができている。絶対に住むぞ!と思いながら、New Yorkerになれるかどうかドキドキしている。
昔の人もこの小さな窓から見えるManhattanに、足を踏み入れられるかどうか、生きるか死ぬかの想いで、眺めていたのだろうか。

Ellis Island(エリス島)でもLiberty Island(リバティ島)同様、1つ1つしっかりと日本語での解説が聞けた。
けれど、エリス島以上に展示物が多く、解説が細かかったため、丁寧に見学していたら、何か月もかかるのではないかと思えるほどだった。

本当はもっともっと歴史を見ていたいが、船の時間もあり、後ろ髪を引かれる思いで辞去した。

 

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