【読書記録#140】 漂流
<2024年12月18日 インスタに投稿>
漂流
吉村昭 著
天明の時代に、船の難破で伊豆諸島の鳥島へ漂着し、12年に及ぶ無人島生活の後に故郷へ帰還した土佐の船乗り・長平の史実を基にした物語。
あほう鳥が島にいる間、それを捕まえて、それを干物にしたり、卵の殻に雨水を溜めて飲んだり、貝や蟹、魚、海藻を獲ったりして、なんとか12年もの間生き延びた長平。
同じ船で島に流れ着いた仲間は次々に命を落とし、ひとりぼっちに。孤独の中で、時に自ら命を落としてしまいそうになるも思いとどまり、孤独と闘いながら、なんとか生き延びていく。
その後に流れ着いた漂流民たちも同じく次々と命を落としていく中、残った者たちでみんなで知恵を出し合い、協力しながら船を作り、なんとか12年後に無事に故郷へ帰還するまでの生活が描かれている。
読了後、程よい疲れと、ほっとした気持ちに。
おすすめ。
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