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80. 人は自分の鏡

「嫌なことがあったとき、他人のせいにしても無駄。だって他人を変えるのは難しいから。他人を変える努力をするより、自分を変えなさい」

小さい頃に親によく言われていた言葉。
確かに、他人の言動を変えるのは難しいです。

私はこの言葉を真に受け止めたのか、何か嫌なことがあった時、相手と意見が合わなかったとき、自分の方を変えることが多いです。自分の方を変える、というより、「相手がそういうんだったらそっちの方が正しいんじゃないか」と自分を疑ってしまいます。そして結果的に自分の意見を変えて相手に合わせていました。

でも、最近、この親から言われていた言葉を少し履き違えていたのかな、とも思うようになりました。

「自分を変える=自分の意見を変える」とは限らないです。

そのうちの1つで最近気づいたのが、自分の意見を変えるのではなくて態度を変えること。

自分が相手を見ているように、相手も自分を見ている。自分が変われば相手も変わる。他人は自分の鏡のようです。だから、別に変に相手に合わせなくても相手の言動は変えれるのかもしれないのです。自信がなさそうにすれば相手は自分のことを信用しない。逆に堂々としていれば、相手は自分を信じてついてきてくれる。フレンドリーに話しかければ相手もフレンドリーだし、こっちが心を開かなければ相手も開かない。

これは、「相手を変えるより自分を変えなさい」という言葉と矛盾しているようで実はしていないです。だって自分の態度をまず変えることで、相手の意見や行動を変えることをに繋がっているから。
親が言いたかったのは、自分が何かアクションを起こさなければ何も変わらない、ということだったんでしょう。そのアクションには意見を相手に合わせる以外の選択肢が沢山あるはずで。「自分の意見を変えて相手に合わせる」ことは楽に物事を解決する一つの逃げ道に過ぎなかったみたいです。

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