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easy poem「みのむし」

家系図が
愛の結晶の羅列だとしたら
私は並びたくない

孤独の本当の意味を
知らないけれど
大きな森に守られた
みのむしみたいに
ぶらぶら
ぶら下がり
孤独を味わっている

役所はいつも面倒で
みのむしなんて許されない
森に立つ一本一本の
木の名称を調べ尽くす
全ての星に
星座があるのか
わからないのに

疎遠になった親戚の
遺産相続は放棄します
戸籍謄本を買います
次は事実婚がいい

#日記 #詩

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