何か

【‟何か”をがんばりたい大学生へ】

noteを始めて、ペルー発&刑務所発のファッションブランドを日本で広めようと、創設者のインタビュー記事①、②、③とこれまで書きましたが


「そもそも、なぜペルーの刑務所ファッションを広めようとしてるの?」

という質問にまだちゃんと答えていませんでしたし、僕の熱い想いをみなさんに届けるためにもこの記事を書きます。読んでください。

ちなみにですが、何を隠そうタイトルの通り、何かをがんばりたい学生とはまさにこの僕です。僕がやろうとしていることは、そんなことを考えていた僕への挑戦でもあるのでこのタイトルにしました。

「世界を良くしたい」「社会に貢献したい」
そう思いながらも、大きな挑戦をすることもなく自分の居心地のよいゾーンから出ていない。
傷つき、失敗することを恐れ、安全地域の中だけで動いて、何をやるにも本気で、ガチでやらない、やれない。

このような人、学生、結構いるのではないでしょうか。所謂“意識高い系”がこれに当てはまるのだと、僕はそう解釈しています。そして、「”何か”をがんばりたい!」と本気で思っていればいるほど、このような状態になっている人も多いのではないかと思います。
これから書くことはそんな僕の告白でもあります。自分の嫌いな部分も包み隠さず書いています。
かなり個人的な話も関わってくることをご承知ください。でも、僕がこれまで所謂“意識高い大学生”だったからこそ特に「大学生」の人たちに何か気づきを与えられる記事になっていると思います。大学生以外の方も僕が7時間かけて書いた記事なのでぜひ読んでください。お願いします。


まず、前提として僕は普通の大学生です。授業に出る、遊ぶ、遊ぶ、バイトする、が基本的な生活でした。少し違ったことと言えば、ちょっとだけ行動力があったぐらいです。“国際協力”というものに興味があり、アフリカ、南米に行って活動をしたり、青年海外協力隊に応募してトンガに派遣されていました。神奈川県のスタートアップ支援事業に採択されたりもしてました(全く結果残せず、惨敗)。ここまで言うと、「いや、お前めちゃくちゃ行動力あるじゃん」と言われますが、周囲に恵まれていただけです。アフリカもNPOの協力、南米も大学のゼミ、トンガはJICA、いずれも自分で心から望んで、本気で取り組んで手に入れた機会かというとそうではありませんでした。誰かの紹介等があったりして、環境と人にたまたま恵まれ本当に奇跡的に機会を得れていただけです。


この前提の上で、これから改めて【なぜ、刑務所ファッションを広めたいのか?】について、その理由と経緯をお話ししていきます。

きっかけは偶然、ショッピングをしているときにPietà(ピエタ)の服を見かけたことでした。最初はその服のデザインに惹かれ、お店に入っていったのですが、そこでPietà(ピエタ)のストーリーを知ることになります。

『1つ1つの商品が、ペルーの首都リマにある刑務所内の工房で囚人たちによって、手作りで作られる。「商品」そのものではなく、その「過程」で世界にこれまでなかったようなオリジナルのものを作る』

「かっこよすぎる、、、」
一度罪を犯した人にも「更生して社会に戻るチャンス」があることと、刑務所にいながらも「社会と繋がれるチャンス」があり、囚人の方に対するセーフティーネットの役割をこの事業が担っていることにビビッときました。さらに、服のデザインもすごくかっこいい。

久しぶりに心動かされました。なんて素晴らしいブランドなんだ、と。でも日本での知名度はほぼ0。(少なくとも僕の周囲では)、これを日本で広めたい。これを少しでも多くの日本人の方が知ったら、ちょっとは世界良くなる。伝えたい、伝えなきゃ。

このような熱い想いが衝動的に湧いてきました。理由は分かりません。
その後、創設者兼社長の方にしつこくメールを送り続け、やっとの思いで連絡を取り、拙いスペイン語で想いを伝え、このブランドを日本で広めるために発信、販売をがんばることに決めました。

「このブランドが広まれば、ペルーの人々への貢献になるだけでなく、日本のみなさんにとっても何かしらの気づきや新たな発見がある。」そう本気で思いました。

これが大きな理由です。

理由がこれだけだったら、よかったのです。幸せでした。
でも、「なぜ、僕は本気で広めようとしているのか?」と自問自答し徹底的に自分と向き合った結果、これとは別の理由があることにも気づいてしまったのです。
僕個人の欲求が入っており、醜く、自分でも自分に嫌気がさしてしまう理由です。
これから、包み隠さず話します。
もう少し自分にお付き合いください。

その理由は
「何か自分で1からやってみたかったから」という個人的な欲求です。
それは、「国際協力に繋がるから」「ソーシャルグッドな活動だから」「ペルーの人々のためになるから」とは異なる欲求です。もちろん、前述した「このブランドが広まれば、ペルーの人々への貢献になるだけでなく、日本の人々にも良い影響が与えられる」という理由が大部分を占めているとはいえ、僕の頭の中には「自分のため」という理由が存在してしまっていることも事実なのです。ほんとに自分が嫌になります。だって、「このブランド、すごくいいんです」と伝えることは自分個人の欲求を満たしていることにもなるから。

「自分のため」とはどういうことなのか?
具体的には、こうです。

冒頭の大前提で話したとおり、僕はふつうの大学生でした。「意識高い系」の大学生でした。
「世界を本気で変えたい」と思いつつ、アフリカ、南米で活動したことや青年海外協力隊として活動したことから、なんとなくそこそこやれる気になっていたのです。


でも、ついに気づいてしまったんです。
「あ、僕1人じゃ何もできないや」
思えば、これまでの活動はNPO、大学、JICAなどが用意してくれた「枠」の中で好き勝手にやっていただけだったのです。この「枠」がなくなったら、僕は何もできませんでした。実際、昨年8月~12月にかけて行っていた神奈川県主催のマイプロという夢のある若者を応援するプロジェクトで、初めて「自分だけで何かをしなくちゃいけない」という状況に陥ったときに何もできませんでした。これがきっかけでこのことに気づきました。

いまの僕には何か新しいものを生み出す能力もなければ、斬新なアイデアを思いつくこともできない。それでも、何かできることはある、そう信じてペルーにきました。
しかし、実際は大したインパクトを残せていません。自分は何て無力なんだ、何をやっているんだろうと思うこともしばしばありました。

そんな僕でもできること、いや、僕にしかできないことだと思えたのが【Pietà(ピエタ)の情報発信、商品販売をして、日本のみなさんに広めること】だったのです。

正直なことを言えば、これは誰にでもできてしまいます。なぜなら、僕がこれまでしたことはPietà(ピエタ)に何度もmailを送り、拙いスペイン語で想いを伝え、日本での情報発信と商品販売を許可してもらっただけなのですから。さらにこれができたのも、たまたま奇跡的に僕がPietà(ピエタ)と出会えたからです。

まとめると、

「自分は何もできない。→自分で新しいことをやりたい、成長したい」



「Pietà(ピエタ)を奇跡的に知り、感動→このブランドを日本で広めたい」

という二つのことが偶然同じタイミングで起こったということです。
そして、僕はこの二つを「Pietà(ピエタ)の発信や商品販売を通して、日本のみなさんに伝える」という行動で実現しようとしてしまっている。

二つとも欲張っていいのでしょうか? いまだにこれがいいことか悪いことか分かりません。

そして、この「自分のため」という言葉にはもう一つの側面があります。
僕のことを応援してくれる仲間、友人にこの事業を通して恩返ししたいという、僕個人の欲求が存在しています。

「刑務所発のファッションを日本で広めるよ!」と伝えたとき、連絡をくれる人、「がんばれ」と言ってくれる人、SNSでシェアしてくれる人、たくさんの人が応援してくれていることに気づきました。本当に有難かったですし、なんて恵まれているんだと感じました。彼らに「僕、私の知り合いに林ゆうきっていうなんか頑張ってるやつがいるんだ」と思ってもらいたい、あわよくば自慢の友達、自慢の知り合いとして思ってくれたら嬉しいな、と考えてしまっているのです。これも完全に僕個人の私情ですね。

加えて、僕が所属しているNPO法人コンフロントワールドの仲間。彼らには本当に頭があがりません。南スーダンのサッカーチームを設立して以降、弊団体の活動になかなか関われていませんでした。

青年海外協力隊、トビタテ留学JAPANの選考、就活、神奈川県の事業、いろいろと言い訳はできますが、メンバーとして貢献できていないことは明らかでした。
さらに、ペルーに来てからも、「自分がペルーにいて、アフリカのことにちゃんと関われていない」こんなしょうもない理由であまりコミットしていませんでした。
しかし、そんな僕でも、「この事業をやりたい」と言ったときにみんな応援してくれました。「お前、僕らがやることにちゃんと協力せずに、自分が好きなことだけやりたいってそりゃおかしいだろ」って言われてもおかしくないのに、多くのメンバーが僕の記事を個人のSNSでシェアしてくれました。こんなことがあっていいのでしょうか。なんて僕は恵まれているのでしょうか。いまさらながら、これまで弊団体の活動に本気でコミットしていなかったことを本当に後悔しています。なんて僕はちっぽけな人間だったんだ、と。でも、だからこそ、コンフロントに、コンフロントの『メンバー』になんとかして貢献したいという想いが強いです。完全に自分勝手であることは承知していますが、Pietà(ピエタ)の日本での発信、商品販売、イベント等をコンフロントのメンバーと一緒に行うことで、コンフロントに貢献できる、と考えてしまっています。

僕を応援してくれる友人、知り合い、そして同じ団体のメンバーに少しでも恩返しがしたい。
それを、Pietà(ピエタ)を日本で広めるという行動で達成できるのではないか、こちらもまた純粋な「素晴らしい取り組みを日本の方々にも知ってもらいたい」という想い、その行動に絡めて実現しようとしてしまっているのです。

これがいまの僕の本当の想いです。

まとめると、
【なぜ、刑務所ファッションを広めたいのか?】
という質問に答えるとするなら、

「デザインがかっこいい上に、囚人たちのセーフティーネットになり、囚人たちに「更生」と「社会との接点」を提供している素晴らしいブランドを少しでも多くの日本人の方々に知ってほしいから。そうすることで、世界が良くなると確信しているから。」

「自分の欲求を満たすため。この経験を通して自分が成長し、周囲の方々に少しでも恩返しするため。」

という回答になります。

本当にこれを共有しようかどうか迷いました。
正直、みなさんからどのように思われるか怖いです。

「なんだ、お前、結局自分のためにやってるのかよ」
「ただの自己満足じゃん」
こう思われる方もたくさんいると思います。

でも、もし、もし、
「いいんじゃない、それでも。がんばれ」
と思ってくれる方が1人でもいるのであれば、本当に嬉しい限りです。

ここまで包み隠さず言ってしまうと、もう失うものは何もないので、あとはやるだけですね。

自分はこのような人間であっても、Pietà(ピエタ)が素晴らしいブランドであることには変わりありませんし、それを日本の方々に伝えることは意味のあることだと確信しています。そして、いまそれをやれるのは僕しかいません。やるしかないです。

大きな矛盾なのですが、この文章を書いて発信するという行為自体も自分の心の中のモヤモヤを晴らすという欲求達成に繋がってしまっています(笑)

なんかここまでくると、人間ってなんだ?欲求ってなんだ?ってなりますね。(笑)


ここまで読んでくださった方へ
本当にありがとうございます。読んでくださっただけでも有難い限りです。
そして、わがままを言ってもう一つお願いするとしたら、この記事をシェアする、コメントする等のリアクションを頂きたいです。

なぜなら、僕のような「何かしたい、でもできない」という大学生、いわゆる意識高い系大学生はたくさんいると思いますし、今僕が直面している壁は、そういった人たちがそれを克服しようと行動する際に必ずぶちあたる壁だと思うからです。
「社会にとっていいこと」をしようとしているのに、それが実は「自分の欲求達成」のためであるというコンフリクトは実はよく起こっていることなのではと思います。

もし、同じようなことで悩んでいる人がいたら、ここにも同じ人がいるよ!と伝えたい。

リアクションに関しては、僕の考えに対する批判も大歓迎です。コメントでもTwitterのDMでも何でもいいので連絡くれたらと思います。
でも、できたら応援メッセージの方が嬉しいです。勇気がもらえます。

こんな僕ですが、いまできることを地道にコツコツ行っていって、少しずつ成長していきます。

これからもnoteを書き続けます。よろしくお願い致します!
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

最後のお願いです。すぐこの近くにSNSでシェアするボタンが出てくると思うので、ぽっちとお願いしますね(笑)

ゆうき
Twitter:  https://twitter.com/yuki1017hayashi


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僕の記事を読んでくださったことが、本当に嬉しいです。 ありがとうございます!

スキ、ありがとうございます!書いたかいがありました。
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南米ペルーにいます。サッカーが好き。ペルーの刑務所で作られるファッションに惚れた21歳。 横浜国立大学在籍中。
コメント (3)
初めまして!トビタテ9期の菅谷と申します。私はフィリピンのインターンで刑務所にいる女性にもバッグ制作を指導しているところでインターンをしていました!すごく共感しましたし、もし良ければ繋がりたいです。いきなりすみませんが、宜しくお願い致します。
初めまして!コメントありがとうございます!
菅谷さんのnote見せてもらいました!!ぜひ繋がりましょう!
僕もいろいろお話し伺いたいです。Twitterの方でDM送ってもらってもいいですか?
宜しくお願いします!
もちろんです!
アカウントは@painting1256です!
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