農業をひも解く9 ~企業生態系~
自然界には、「生態系」というものがある。生き物が、お互いに関係しあっているということ。生き物はそれ単体でなく、この生態系と一体で生きているということですね。
で、この「生態系」という概念を経済に当てはめたのが、
企業生態系
かなって思う。
数年前に知った言葉であるが、気に入っている。
例えば、僕の好きな「クルマ」で考えてみよう。
チョコの一つ一つが企業と思って見てみてください。
現在の車は、「内燃機関(エンジン)」で動いている。この場合、関係する企業は、
エンジン屋さん
ガソリンタンク屋さん
ラジエター屋さん など
そして、
ラスボス石油屋さん
というふうになる。
それがこれから、クルマがEVシフトするとどうなるだろうか?
エンジンはモーターに、
ガソリンタンクはバッテリーに、
ラジエターは不要に、
そして、
ラスボス石油は、電気に
置き換わってしまう。つまり、
生態系が全く変化する。
そして、不要となった「種」は絶滅する・・・
農業だって同じだ。
もし、化学肥料や農薬を使う「慣行農法」が、何らかの理由で「有機的な農法」とか「ゼロエミッション農業」に代わったとしたら、
化学肥料
化学合成農薬
内燃機関を搭載した農機
なんかが絶滅する。
その背後で、ラスボス装置企業なんかも同じ運命をたどる。
奇しくも数日前、こんなニュースがあった。
そのお題となる政策はこちら。
僕はどうだろうか?
生き残れるだろうか?
いざとなって慌てても、
その時つかめるのは「ワラ」ですよ。
僕はそう考え始めている。
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