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#3【中学受験】早稲田アカデミーの良いところvol.1

こんにちは。今回は新卒で入社した早稲田アカデミーについて書きたいと思います。今でも当時働いていた仲間とは交流があり、当時のことを語ることが良くあります。みんな早稲アカ好きなんですよ。
塾業界ってとても閉鎖的なので、外からの評判がわかりにくいですよね。なので僕は退職して6年が経ちますけど、当時の思い出も含めて色々書いていこうと思います。

ということで、今回は有名進学塾:早稲田アカデミーのいいところや特徴を書いていこうと思います!

これ当時の僕です。若いなー(2007年)この間、昔の入学案内見つけて思わず写真保存★

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1.早稲田アカデミーの社風とか特徴 ~体育会系の意味~

早稲アカはよく、体育会系の塾と言われます。でも、体育会系っいうと軍隊風とかマイナスイメージが強くなりますけど、そうじゃなくて、人としての「基本動作」をとても大切にしているのです。

創業者の故須野田誠さんが、よく当時全体研修で語ってたのは
「人は走光性の法則というものがあり、いいものに集まりやすい。だから暗いよりは明るい方がいいだろう、他に同じようなことをやる塾もない。そして何よりリーダーシップを発揮するためには、だらだらと行動していてはダメだ。大きな声で、きびきび行動、明るい笑顔、自分から挨拶という基本動作こそ、当社のコアコンピタンスだ」
というような内容でした。

早稲田アカデミーは、「普通の学力の子どもを鍛えて成績を伸ばし、難関校に合格させる」塾と入学案内とかに書いてあります。
通ってくるのは優秀な子ではなく、偏差値50くらいの近所の普通の学力の子で、その子たちを講師の強烈なリーダーシップで、伸ばすことで合格実績を伸ばし続けて来たのです。
だから、講師の仕事はただ勉強を教えるだけではなく、生徒のやる気を引き出し、高い目標に向かって真剣に取り組ませる事も求められるのです。

そうすると、必然的に講師にはゆるい雰囲気や優しい雰囲気よりも、情熱的で・本気で・熱い姿勢が必要になります。その根源たる要素が、基本動作であり、早稲アカが体育会系と揶揄される所以です。

個人的に、この何事にも高い目標に向かって本気でやる・やりきる、という文化が大好きで、今の自分がストイックに高い目標を立てて努力できるのも、早稲田アカデミーのおかげだと思っています。

たしかに体育会系の風土には合う・合わないというのがあると思います。人の生き方はそれぞれなので、そういう雰囲気を避けて生きてきた人にとって、早稲アカの文化は合わないのでしょう。

ただ例えば、よくテレビでやってる小学生の30人31脚とか、夏の甲子園とか、オリンピックでの選手の姿とか、人が本気で努力する姿は素晴らしく、時に多くの人の感動を生みます。早稲田アカデミーは、進学塾であると共に、子どもたちには努力することの素晴らしさ、努力する人の美しさ、そしてその本気の努力の結果を受け止めることを、受験という機会を通じて経験してもらい、社会で活躍する人になってほしいという願いがあるのです。

子どもたちに高い目標を課す訳ですから、会社全体も高い目標に向かう風土があります。業績はもちろん、合格実績も高い目標を立てて、挑戦するのです。その時に大切にされていたことは「有言実行」です。
早稲田アカデミーでは、各校舎の責任者が、様々な研修の機会の場で、目標実現に対する想いを語る場があります。
その際、やります!出来ます!絶対に達成します!と目標を達成することを宣言します。


こう書くと捉え方によっては「うわー、めちゃくちゃブラック企業やん」と感じる人もいると思いますけど、個人的にはこの思考習慣があったので独立できたし、経済的にも成功できたと思ってます。もしかしたらこういう風土が昭和という人もいると思いますが、根源的に社会的に成功する人ってこのプロセスを経ていると思います。挫折とか挑戦を繰り返して、努力し続ける行動は大事ですよね。

ちなみに私個人は恥ずかしながら新卒時代に「早稲アカの社長になります」と宣言してました。結果、早稲アカの社長にはなれませんでしたが、今の自分が社長という立場に立ててるのも、この時に宣言していたからと本気で思ってます。

2.塾講師五者たれ ~優秀な講師の見分け方~

早稲田アカデミーでは、講師に『塾講師五者たれ』というメッセージをなげかけ続けています。五者とは、学者、役者、易者、芸者、医者です。詳しい解説はこちらの記事を参考に。

早稲アカ内でも優秀な講師は、この五者の要素をバランスよく身につけていました。逆に言えば、この5つの要素のうち1つでも大きな欠陥がある場合は、優秀な講師とは言えないでしょう。

ちなみに、早稲アカ内で優秀な講師の見分け方について解説します。
塾講師って、色んなタイプの人種がいて、優秀の定義が難しいんですけど、個人的な主観も混じえながら説明します。

まず前提ですが、社員かどうかはあまり関係ありません。この業界は非常勤で勤めている人の方が講師としてのスキルが高い人が多いと思います。ちなみに早稲アカの場合、ジャケットにバッジを付けている人は確定で社員です。あれ当時は役職によって色が違ったけど、今でもあるんですかね。

あとSSクラスとかを担当している人だけが優秀かというと、それも違うと思います。上位クラスを担当できる講師は、それなりのスキルを持っていますけど、成績不振のクラスでも優秀な講師が担当することもあります。

早稲アカでの優秀な講師は、いくつか要素があります。
まず1つ目は「見た目」です。やっぱりいい先生ってのは、見た目もキリっとしてますよ。特に中学受験の講師は、清潔感があるかどうかは重要で、子ども(特に女子)なんかは、露骨に気にします。体臭とか口臭とかが強い先生は、いくら教え方が上手でも、ちょっと嫌ですよね。靴が汚いとか、スーツがヨレヨレとか、塾講師云々以前に社会人として、普通以上の身だしなみを整えていない人は、自己管理できていないのです。自己管理出来ない人が子どもの管理なんてできませんよ。普通に考えて。

2つ目は、情熱。これは経験以上に大切な要素で、経験があってスキルが高くても情熱を失っている講師は手を抜きがちです。経験が浅くても情熱がある先生に子どももついていくものです。で、この情熱ですが、チェックの仕方は簡単で、授業の準備ノートがあるか否かです。僕も新卒駆け出しのころは、ノートにびっしり今日どのタイミングで、どんな発問をして、どんな内容を板書しようか、ということを夜な夜な書いていたものです。情熱がある先生は一生懸命さが伝わるんです。電話の頻度とか、子どもへの声掛けとか、宿題チェックのコメントとか、そういう姿勢は早稲アカ講師として重要な要素であることは、1で解説した通りですね。

最後に進学知識と解答能力。これは正直経験が長い人には勝てません。特に受験生を何度も送り出している先生は、受験パターンの組み方とか、その年の傾向とか、よく知ってます。でも僕も当時負けるのが悔しかったので、めちゃくちゃ勉強しました。入試日程、募集定員、最寄り駅、科目別点数配分とか、一生懸命勉強しましたね。あと、自分で経験できていないことは、先輩の言ってたことをマネしてみたり、そうやって経験を積み重ねていくことで、講師としてのスキルが上がっていくのです。ちなみに進学知識ですが、先日発売された、元早稲アカカリスマ講師と言われた矢野氏と、現早稲アカで僕も一緒に授業を担当したことがある武川氏の共著の本がありますので、それを読むと塾講師レベルの進学知識が身に付きます。

良い先生の条件として「見た目、情熱、進学知識・解答知識」と条件を書きましたが、①と②はすぐ見ればわかるので、お通いの塾の先生もこの目線で評価すると良いでしょう。

【2020年6月22日追記】

なんと、このブログが「早稲田アカデミー」と検索すると、コーポレートサイト、ウィキペディアに続いて、検索順位で3位となりました!それを記念して、早稲田アカデミーの教育システムについて解説した動画を作成しました!ぜひ、こちらも併せてご覧ください(^^♪

また、何か進展があれば追記します!


追記② ここからのYouTubeへの流入が多いので、第2回の動画もコチラにアップさせていただきます。今回はYTについて!

動画もどんどんあげていきますね~

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