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フィードバックでやる気を引き出す

先日、友達のサッカー少年ママから、こんな相談をされた。

「うちの子が伸び悩んでいる。もっと客観的に自分をみて、もっとどうすればいいか具体的に考えてほしいんだけど…」と。

10歳の少年に対して、ここまで考えるなんてすごい、と私は感じてしまいました。

私が10歳の時、何してたろう?
楽しくサッカーできて嬉しい!くらいにしか考えてなかったけどな。

最近のママたちは、向上心に溢れているのかもしれませんね。

さて本題に入ります。
自分を客観的に見れるようにするためには、フィードバックが大切になります。

自分を振り返るきっかけを与えることで、自分をさらに知ることができます。

俗にいう、『メタ認知』と呼ばれるものですね。

最近はほめる子育てがよしとされていますが、現実には改善してほしいところもたくさんありますよね。

そこで今回は、効果的なフィードバックの方法をご紹介します。

サンドイッチ法

ほめる→要所改善→ほめる、のセットで行うことです。

最初に、具体的にどこが良かったかをほめます。

ほめられて嬉しくない人はいないですよね。

次に、「改善できそうなこと」をほめます。

ここが重要なポイントです。

そして最後に、最初に挙げたほめポイントを再び繰り返します。
または、新しいほめポイントを加えて、気持ちよく締めくくります。

例えば、
「今日の試合のシュート、相手の動きをみて蹴ったから、とても良かったね」
「ドリブルの時に周りを見れると、もっと活躍できるよね」
「でもあのシュートは、とっても良かったね」

こんな感じですかね。

ネガティブな内容だけだと、子どものモチベーションを下げてしまいますので、ポジティブな内容で挟むことで、子どもも前向きになりますよ。

「How」と「What」を明確に

先ほどのサンドイッチの真ん中の「具」の部分です。

「子どもがこれから改善できそうなこと」を

「どんな方法で(How)」、「何をすればいいか(What)」を具体的にわからせてあげることです。

ポイントは、親が一方的に話す押しつけではなく、問いかけながら子どもが自分でその答えを導き出せるようにすることです。

先ほどの例で言いますと、
「どんな練習すれば、ドリブルの時に周りを見るかな?」
「ドリブルするときに、何を意識すればいいのかな?」
などになります。

「でも」より「だから」を使う

フィードバックは子どもの成長のチャンスです。

まわりの言葉の使い方ひとつで、子どもが大きく変わります。

親がよくやってしまいがちなのが、「でも」で話すことです。

これだと子どもの意見を否定していることになりますので、子どもはやる気がなくなります。

ですので、使うべきは「だから」や「…ならどうかな」などの表現です。

これらの表現を使うと、子どもが前向きに言葉を受けとり、モチベーションが高くなります。

最後に、フォローする

フィードバックしたことが少しでもできていたら、すかさずほめましょう。

これで子どもはやる気に満ち溢れますよ。

フィードバックを繰り返すことで、子どもは自分を客観的に見れるようになっていきます。

そうすれば、自分で改善すべき点を考え、自分で努力できるようになっていきます。

ぜひ参考にしてみてください。

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