見出し画像

「本の在る場所はパワースポット」な話。


古本市に行ってきたので記録にしたためるなどします。
私がおそらくこの世でいちばん愛しているのが
「本屋」「古本屋」「図書館」などの
「本が集まる場所」
なので、古本市なんて垂涎ものの催しですよ。
地元の古本市はタイミングが合えばできるだけ足を運びたい。

(ちなみに見出しの写真は本文とは関係のない本屋の『子どもの本専門店 メリーゴーランド @京都』さん。昨年京都へ行ったときにお邪魔してきた、とても素敵な本屋さんです。(当時、掲載許可頂戴済))


ところで本好きにとっては至極普通の感覚である
「本屋には一日中居れる」
という類の話を人とすると、「マジか… そんなに何を見るん?」みたいなところに帰結するので「うーむそうか。やはりこれは本好きが持つ特殊な感覚なのかもしれぬ」とあらためて認識。


何を見る、とかではなく…?

いや、もちろん本を探すし見るけど…?

「本がたくさんある空間に居る」こと自体が、セロトニンが増える増える〜というか…?


いわばパワースポットっす。
そして古本屋はお宝探しがたまんねえ訳ですよね。

本屋好きが高じて、以前
「私は本が好きというより、“本がたくさんある場所”が好きなだけなのでは…?」
という自問すら浮かんだことがあります。
今は無事に
「本大好き!!本屋大好き!!ヒャハー」〜𝐇𝐚𝐩𝐩𝐲 𝐄𝐧𝐝〜
に落ち着きましたが。


今回の古本市は本も購入したけど、ものづくり作家さん方の作品もお迎えできました。

せっかちなハチドリ
作 安東みきえ
絵 降矢なな

モフbooksさんにお勧めしていただいた絵本
「せっかちなハチドリ」
サンプル用の絵本を読んで涙が出そうになるなどしました。色彩も美しい…
大好きなショーン・タンの絵本と junaidaさんの絵本もあり、どれにするか迷いつつ… こちらの絵本を。
絵本との出会いも、一期一会だなあ。
本の出会いはすべて縁とタイミング。

ブックカバー処 本の装ひ堂さんの
文庫本ブックカバー

装ひ堂さんのカバーが欲しかったので、古本市でお迎えできて嬉しい。柄に迷う喜び。
コーヒー模様たまらん。モフbooksさんと「これ可愛いですよね〜!」とキャッキャしてしまった。
ご縁があったら次は新書サイズがぜひとも欲しいところ。

鬱の本
84人の鬱の本のかたち
点滅社

古本と新刊 scene さんで購入。
sceneさんの本棚のラインナップ、好き。
先日興味深く読んだ短歌集「死のやわらかい」が表に平置きしてあって、同じ点滅社の「鬱の本」が隣に並んでいたので、そちらを購入。
さらに隣には、以前読んだ「死ぬまで生きる日記」や、読もうと思いつつまだ読めていなかった「水中の哲学者たち」も置いてあったので、「あーこの本屋さんの品揃え、好きかもしれん」となったのでした。実店舗の方にもぜひ行ってみたい。

西田美紀さんの陶人形

陶人形作家 にしだみきさんの
「おともだち」シリーズの中で、私の視線を釘付けにした「軍手くん」
最 高 !
「本と一緒」のシリーズも素敵だったけど、この軍手くんの唯一無二感がすごくてこちらをお迎え。
サイズ的にはものすごく小さいのに、にしださんの人形は表情が…表情が… いつも素晴らしい… と思っています。


「星降り山荘の殺人」倉知淳
「掏摸」中村文則
「マウス」村田沙耶香

ミステリ小説がいつも潤沢な古本屋さん、コケケさんから こちらの3冊を。
コケケさんの品揃えは私もこれまで読んだことがあるミステリが本っ当に多くて、好みがちょっと似てるのかもな〜 と、お邪魔するたび本の話で盛り上がる。
今回、「クローズドサークルものでお勧めはないですか?」という要望に、さららっと出てきた「星降り山荘の殺人」。読むの楽しみ。

アドさんのポストカードとバッグ
カワ!!

絵描き芸術家であるアドさんの、
「石」がテーマのミニトートと、ポストカードをお迎え。
“石“をモチーフにとか… 最高では……
3種の石のトートがあったけれど、この石にビビッと来た。


現地に行くまでも着いてからも暑くて暑くて暑くて暑くて正直「ヤバ!!!」と思いながらの参戦だったけど、出店者の方々とお話したり、美味しいレモネードやコーヒーをいただきながら、めいっぱい楽しんできました。満足感がすごい。

そしてなんならこのあと
この会場の近くの本屋さんに寄って長居して、
さらに地元の本屋に寄って本を買ってから、
家路についた。
どんなに暑くても、本屋行脚は別腹。

まあまあ遅い夜時間に帰っていたら、すごく遠くで花火が上がっているのが、右手からと左手からで見えたというおみやげ付き。

夏と本を満喫した1日でした。

総括 : “本の在る場所” はパワースポットです。

だいじなことですね。ニコ!



本好きの記録でした。
読んでくださってありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?