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cinema, local, emotional 022

寂しいものが好きだ。
例えば以下の写真は、夜に散歩をしていてふと目にした工場の灯り。

強いもの・明瞭なものには持ち得ない存在感・魅力が、寂しいもの・儚いものにはある。

それは、コンビニのあかあかとしたライトとは真逆の価値観である。
(松岡正剛はその感覚を『フラジャイル 弱さからの出発』という著書で詳述している)

僕には、世の中の白黒つけたがる風潮が、コンビニのあかあかとしたライトに感じられてならない。あかあかとした店内から、ガラス越しの薄暗闇を他人事として眺めて「あいつはもうダメだ」「あいつは終わった」と無責任に言い放っているようにしか。

Twitterなんてものができてしまったから誰でも何の覚悟もなく評論家になれてしまうし、彼らに批判されるのをメディアやスポンサーは恐れ、その影響下にある出演者はますます行間のないペラペラな正義を口にする。

嫌な時代だ。でも、そんなことばかり言っていてもしょうがないので、僕はこれからも寂しい側から世の中を見て、生きて作っていきたいと思う。

フラジャイル。

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金はないものが出すものぢや。あるものは出さん。

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映画監督/ドキュメンタリー映画「まちや紳士録」('13)「人情噺の福団治」('16)を監督。東京・名古屋・大阪ほか各地で劇場公開/2021年春撮影予定の新作劇映画を準備中/三重県 多度ふるさと塾 世話人/土着と革新の間 info@officearigato.com
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