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お仕事の話まとめ

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松下が書いたお仕事系の記事をまとめています。
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記事一覧

文化人類学と社会学をざっくり知る。プロダクトデザインにどう関連するか?

プロダクトづくりには「リサーチ」という工程があります。 大ざっぱに代表的なものを分けると、UXリサーチとマーケティングリサーチでしょうか。 UXリサーチが、個人にフォーカスし、実際にどういった体験が発生しているかの探索や仮説検証を行うのに対し、マーケティングリサーチはユーザーの集団がいる環境はどういう状態なのかを推定します。 両者を適宜、行き来しながらプロダクトづくりが進んでいきます。 近年、UXリサーチにおいて、文化人類学的な手法や考え方が取り入れられるといった話題は注

移住3年、福岡からでも仕事がしやすくなった理由を考えてみた

およそ3年前、福岡に拠点を移しました。会社は東京のままです。 当初はなかなかチャレンジングで、障壁や大変なこと、悩むことも多かったです。 それから月日がたち、ふと、もはやほぼ違和感なく「息をするように」福岡から東京(いまは東京以外の人も増えた)の人と仕事をしている自分に気づきました。 なぜこんなに別拠点からでも仕事がしやすくなったのだろう?を自分なりに考えてみました。 👇この記事ではこんなことを書いていきます! 仕事がしやすくなった理由 福岡で働くメリット どうし

プロダクトの魅力を作るには?noteが目指す「エモーショナルデザイン」のすすめ

こんにちは。noteでデザイナーをしている松下です。 どうしたらプロダクトを使い続けてもらえるのか?魅力を感じてもらえるのか?私を含め多くの方が悩み、向き合ってるでしょう。 この記事は、 プロダクトが魅力を持つには「エモーショナルデザイン」というアプローチがある noteはそれとどう向き合い、実践してきたのか という内容です。 それでは本編です👇 はじめに「エモーショナルデザイン」という言葉じたい、あまり耳馴染みがあるものではないかもしれません。 エモーショナルデ

組織拡大で、noteのデザインチームが新しく挑戦するようになったこと

noteのデザイナーの松下です。 昨年末で、入社して3年がたちました。早いものです。 以前も、noteのデザインチームがどういった業務に向き合っているかについて書いたのですが、 この記事からおよそ2年を経て、さらにnoteは拡大しましたし、社員数も35名程度だったのが、150名超(!)にまで増えました。 さらに、そんな中。働き方も、リモートワークが中心になり、私を含め、遠方から働く社員も増えました。 環境が変わると、新しい課題が生まれます。そして必要とされる「デザイン」

チームの視座をあげる「施策のドキュメント化」のススメ

noteのデザイナー(ときどきPM)の松下です。 どんなプロダクトであれ、行った施策の概要・結果の記録化はしていることが多いと思います。 この手のドキュメントはそれぞれの開発チームのスタイルがありますが、この記事ではnoteの、私が所属するチームで使っている「施策ドキュメント」のテンプレをご紹介します。 私としては、この「施策のドキュメント化」を導入してメリットしかなかった…! 運用じたいは、始めたのは今年にはいってから。その経緯・目的と、具体的なフォーマットについて書

デザイナーとPMの役割の違いと重なりを整理してみた。

noteのデザイナーの松下です。最近、プロダクトマネージャーの領域にも挑戦しています。 noteのデザインチームがとらえる「デザイン」の幅は広く、どの段階から設計に入り、アウトプットは何かまで、とても柔軟です。 アウトプットはUIやグラフィックだったり、広報的な記事だったり、ときには運用ワークフローそのものだったりします。 そういった意味では、自然と、noteのデザイナーはプロダクトマネージャーの領域ともグラデーションになっていました。 これまでPM的役割はデザイナーや

かつて「話し方がキツい、威圧的」と言われた自分が今コミュニケーションで気をつけていること

noteのデザイナーの松下です。PM業務を行うこともあり、基本的に、複数の職種がいるチームで仕事をしています。 チームでものを作る以上、避けるべくもないのがコミュニケーションです。 先日、同僚に「相手の話を聞く忍耐があるね」「物腰が柔らかいね」と言ってもらえたことがあり、「自分もちょっとは成長したんだな…」と遠い目になりました。かつてはマジでそんなことなかったからです。なんならキツい態度で、「こいつイヤな奴だな」ってムーブをかましてしまっていたと思います。 そこで、自分で

「オンライン採用イベント デザイン編」資料と動画のご紹介

noteのデザイナーの松下です。 先月、note主催のオンライン採用イベント、#大人の社会科見学のデザイン編が開催されました! 登壇者も、参加者も、全員リモートの採用イベントです。 各社のデザインチームを招き、チームのカルチャーや実態をお話していただきました。 noteからは、CXOの深津さんと、私がモデレータとして参加しました。 イベント主旨外出や接触が制限されるいま。採用活動も奪われてしまった機会のひとつです。 noteのミッションは「だれもが創作をはじめ、続けら

noteの規模が拡張してからの、チームとデザイナー像の変化

noteのデザイナーの松下です。 昨年はnoteのDAUが倍増するなど、サービスにとって変化が大きい年でした。 以前も、noteのデザインチームとそのサービスへの関わり方について記事を書きましたが、そこからおよそ一年が経過して、デザインチームの動き方も変化がありました。(メンバーも増えました!) もはや、デザインチームというよりも組織自体に大きい変化が起きています。 この短期間でこの変化幅…このライブ感はなかなか味わえるものではなく、エキサイティングな日々を過ごさせても

リモートワークでの自己管理とコミュニケーションのコツ

noteのデザイナーの松下です。 感染症が広まり、リモートワークを推奨する企業も増えてきました。noteでもお題企画「#リモートオフィス」が開催中です。 私も、リモートで仕事をする人間のはしくれとして、ちょっとしたコツを共有します。 リモートワークについては、組織の受け入れ体制自体や、そもそも業務として可能かどうか…などいろいろな論点がありますが、ここでは、「オフィス以外で仕事をする場合の心構えやコツ」を書いていきます。 自己紹介IT系インハウスデザイナーです。not

noteのデザイナー体制とカイゼンチームでの取り組み

ピースオブケイクのデザイナー、松下です。 昨年の11月から入社し、気づけば入社して5ヶ月がたちました。 (そしてnoteも5周年を迎えました!5つながり🎉) どんなチームでどんなことをしてきたのかを書いていきます。 デザイナーの体制現在、ピースオブケイク のデザイナーは4名います。 全員が中途入社です。 それぞれ経歴と得意領域が違います。 スタートアップではやることは無限に発生するので、特化したプロフェッショナルより先に、ジェネラリストが必要になるケースが多いです。 得