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坐禅と写真を撮ることの共通点

先日、京都の建仁寺両足院というお寺で坐禅体験を受ける機会がありました。(今回で2度目)
品部東晟さんという素敵な佇まいのお坊さんから説明をしてもらいました。(東晟さんからの指導も2度目)


坐禅の前に体験者に質問しながら、例え話を交えつつ坐禅について分かりやすく説明をしていただきました。

坐禅では、ありのままのできごとに身を委ね、観察します。できごとの良い悪いなどの判断はいったん置いて、ありのままを深く観察し、自分と世界を知ろうとする。思考停止や無視ではなく、現実を観察し、問い、理解し、納得する。

両足院HPから引用

昔は坐禅は心を無にするという印象が強かったのですが、ここ数年〜数十年でマインドフルネスが普及したために呼吸に意識を向けることが認知されはじめています。
私自身もマインドフルネスに興味があり、本を読んで知識は得ていたので、坐禅の説明はすごく腑に落ちるものがありました。

坐禅と写真を撮ることの共通点

坐禅では呼吸だけでなく、周囲の音、体の感覚、最中に起こる感情など、ありとあらゆるものを観察するとのことでした。
普段、日常を過ごしていると、いろいろな考え事をしたり、他人からの負の感情に巻き込まれたり。こんな状態をマインドワンダリングというらしい(これは本からの知識)のです。こんな状態しょっちゅうですよね。(笑)

坐禅もマインドフルネスも、今この瞬間に意識を向けるというのが大事な作業になります。
これってカメラで写真を撮るときにも通じると思っていて、写真を撮っているときは被写体、光の向き、カメラの設定、今この瞬間に集中しています。
私がカメラで写真を撮る理由の一つがここにあります。この集中する感じがとても心地よいのです。

じゃあ写真を撮れるならスマホでもいいの?という話なのですが、個人的にはスマホとミラーレスには明確な違いがあります。スマホは手軽に撮れるからこそ集中度合いが薄いので、ミラーレスで撮ることに意味を感じています。


ちなみに、坐禅体験に話を戻すと、説明を受けたあと20分の坐禅をしました。寝不足だったので途中睡魔と戦いつつ(笑)、いろいろな音や感覚、感情に意識を向ける作業はとても心地がよいものでした。
私は団体で坐禅体験を受けましたが、一般の個人でも受けられるらしいので、気になった方はぜひ!😊


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