みぞゆき

1990年生まれの編集者・ライター。新聞記者や雑誌の編集者をしていました。東京、長野、…

みぞゆき

1990年生まれの編集者・ライター。新聞記者や雑誌の編集者をしていました。東京、長野、札幌、福岡と転々とし、現在は名古屋でフリーランス。趣味は旅行。

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執筆&編集実績はこちら!

初めまして。編集&ライターのみぞかみです。 ここには、これまでの実績をまとめています。 <簡単な自己紹介> 新卒で新聞記者を約1年半→雑誌編集者として雑誌・WEBの編集を約3年→結婚を機にフリーランス。現在はフリーの編集・ライターとしてお仕事しています。 現在、私が主にいただいているお仕事は執筆&編集。媒体は紙・WEBで半々くらいでやっています。というわけで、これまでの実績をご紹介します。 執筆実績【WEBメディア】★telling, 結婚や出産、キャリアなど、生き方に

    • 子ども欲しいとは思ってなかった。そんな私でも、なんとか母親やれてるみたい

      息子が7ヶ月になった。 よく食べ、よく寝て、よく動く。最近はずり這いを覚えて、興味のあるものに向かって必死にずりずりと移動していく。そんな姿を見てるとおかしくて、「がんばれー」と声をかける。 私は自分が想像してたよりも、ちゃんと母っぽくなってるのかも、と思う。 もともと子どもが欲しいと思ったことはなかった。いらないとまでは思ってなかったけど。子どもを持つ選択をしたのも、夫の意向が大きい。 だから、妊娠がわかってから生まれるまで、「本当に私は世の中のお母さんたちのように『母』

      • 無痛分娩は神だった。10時間30分の出産レポ

        2021年12月2日、20時26分。息子が生まれた。 私は無痛分娩で出産したのだけど、いわゆる計画無痛ではなく、自然に陣痛がきてから麻酔を入れるというもの。計画ではない無痛分娩は24時間体制で麻酔を管理できる医師がいないとダメなので、やっている病院が少ない(と思う)。 そのため、こうした無痛分娩で出産した人のレポもやっぱり少ない。それは私自身、妊娠中にレポを読み漁っていたときにもすごく感じたこと。なので、この出産レポは私自身の備忘録であると同時に、誰かの参考になることを願

        • ピエトロドレッシングは、母と私の懐かしの味

          「ピエトロ」というメーカーを知っている人はどれくらいいるだろうか。ご存知の人は、きっと九州かその近辺の出身の人が多いんじゃないかと思う。 「ピエトロ」は福岡市に本社を置く食品メーカー。レストランもあったり、パスタソースなんかもあるようだけど、一番有名なのはドレッシングだと思う。 ところで、私は生まれも育ちも東京だ。そんな私がなぜ「ピエトロ」を知っているか。それは、福岡出身の母が、いつも食卓にピエトロドレッシングを置いていたから。 母はきっと、地元の味が恋しくてたまらなか

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          コナン映画23作品を一気見!全作品の感想とおすすめを勝手に語る

          劇場版名探偵コナンにどハマりした。コロナでの外出自粛も相まって、ここ2週間ほどで全23作品を一気見。こんなにシリーズものの映画を一気に見ることももうない気がするし、せっかくなので感想をつらつらと書き綴る。全作品の感想と、ついでに個人的おすすめ度合いを★で入れておく。コナン映画に興味持った人の参考にでもなればいいな。 ※全て個人的な感想です。作品の好き度合いによってかなり文量に差があります。思いっきりネタバレしているので、見たくない作品は飛ばしてください! 時計仕掛けの摩天

          コナン映画23作品を一気見!全作品の感想とおすすめを勝手に語る

          「子供欲しくない」は人として欠陥なのか

          「子供欲しくない」 たったそれだけのことなのに、なんでこんなに罪悪感があるんだろう。罪悪感なんて感じなくていいはずなのに。私の人生は私が決める権利があるって分かってるのに。でも、親戚や親、社会の空気はそんな私の考えは間違ってると言いたげだ。 きっといつかは産まなきゃいけない。だから、少しでも子供を持つことを前向きに考えられるように、妊娠中のこと、出産に関すること、生まれた後の保活のこと、できるだけ調べた。出産した友達の話も聞いた。ほんとは子供なんて欲しくないのに「欲しい自分

          「子供欲しくない」は人として欠陥なのか

          缶チューハイと夏の夜風とブランコ

          「この前、付き合えるかもっていった人、ダメだった」 「え、めっちゃいい感じって言ってたじゃん」 「うーん、そうだったんだけどさぁ…。まぁいいや、とりあえず乾杯しよ」 通っていた高校の近くにある小さな公園。高校時代の親友Mちゃんと飲んだ帰りは、その公園に寄るのがお決まりだった。コンビニで買ってきた缶チューハイを片手に、ブランコに座ってたわいもない話をする。 「てか、うちら週3、4とかで会ってるよね(笑)」 「もはや彼氏じゃん」 「えーじゃあもう彼氏とかいらなくない?」 2

          缶チューハイと夏の夜風とブランコ

          「#旅する日本語」のあとがきのようなもの

          一つ前の記事で、「#旅する日本語」のコンテストに応募する文章を書いた。400文字という制限内で、以前暮らした地、軽井沢について綴ったのだが、この文章を書くに至った思いを少し語らせてほしい。 観光客で溢れかえる夏の軽井沢私の生まれ育ちは東京都。23区の中でも都会の方だ。自分ではそれほど自覚はなかったが、生粋の都会っ子なのだろう。大学生、社会人になって自分の出身地を話すとよく驚かれた。 そんな私が軽井沢の近くで暮らし始めたのは社会人になったとき。正確に言うと、住んでいたのは佐

          「#旅する日本語」のあとがきのようなもの

          私はもう「涼み客」にはなれない

          避暑地として名高い軽井沢。そのほど近くの街に数年間住んでいたことがある。 軽井沢の駅近くにはアウトレットや美術館などが点在し、少し足を伸ばせば美しい自然や高級別荘地が広がる。 最高気温は真夏でも25度前後で、夜は半袖では肌寒いくらい。猛暑に苦しむ東京人の避暑地としてはもってこいだ。 しかし、そんな軽井沢の冬を知っている人はどのくらいいるだろうか。 耳が痛くなるほど冷たく張り詰めた空気、 雪がうっすらと積もったカラマツの林、 静寂につつまれた別荘地、 雄大にそびえ

          私はもう「涼み客」にはなれない

          「女の子」の型にはまれず、後ろめたさを感じていた幼い私へ。

          幼稚園の卒園式の日。 園の入り口付近に置かれた机に、色とりどりの卒園アルバムが並んでいた。私の通っていた幼稚園のアルバムは、子どもたちが描いた絵が、それぞれのアルバムの表紙と裏表紙に印刷される仕様だった。 友達の女の子のアルバムの表紙には、ケーキやお花、ピンク色のハートなんかが描かれ、それはそれは可愛らしいものだった。そんな可愛らしいアルバムが並ぶ中に、真っ青な表紙に星が描かれたアルバムがぽつん、とあった。私のアルバムだ。 先生は、「男の子みたいな絵ね」と言って、そのア

          「女の子」の型にはまれず、後ろめたさを感じていた幼い私へ。

          結婚、独立と激動の一年。来年は旅メディアでの執筆がしたい!

          2018年もあと二日で終わり。歳を取ってくると月日の流れを早く感じるというけれど、今年は本当にあっという間でした。 ということで、今年の振り返り&来年の抱負を。これまで、あまりこういうことを書いてこなかったのだけれど、夢ややりたいことを言葉にするってとても大事だなぁと最近実感したので、がつがつ書いていこうと思います。 大きな分岐点となった結婚・独立 まず今年一番のビッグイベントは、結婚したこと。3月に籍を入れて、それから結婚式をして……と、夏くらいまでは結婚関連でバタバ

          結婚、独立と激動の一年。来年は旅メディアでの執筆がしたい!

          結婚願望はなかったけれど、いざ結婚したらいいことだらけだった話

          最近、結婚について考えることが多い。 telling,(朝日新聞運営のWEBメディア)でのお仕事で女性の生き方について考える機会が多く、先日も事実婚について取材したばかり。 (ちなみに、これまで私が書いてきた記事は以下。他にもあるけど、結婚関係はこのあたり) やっぱり結婚について取材していると、どうしても不倫や離婚の話とか、日本の結婚制度ってどうなの?って話が出てきがちで、実際わたしも現在の結婚制度は微妙だなと思っているのだけど。(夫婦別姓でよくない?とか、夫の籍に入るっ

          結婚願望はなかったけれど、いざ結婚したらいいことだらけだった話

          仕事への正義感がなくったって、考え方を変えれば長所にもなる

          私は昔から、何かに熱中するとか、確固たる自分の考えを持っているだとか、そういう経験があまりない。頑固だとはよく言われるけれど、それは自分がやると決めたことに対してこだわるだけで、日々何かに熱を持って生きてはいない。 学生時代はこれでもよかった。でも、社会人になったら、仕事にも趣味にも熱を持てない私は「つまらない人間」なのだと思わされた。 新卒で入った新聞社で、同僚の新聞記者たちは熱を持って仕事をしていた。新聞記者って大概、「ゆくゆくは社会部で○○の取材をしたい!」とか「政

          仕事への正義感がなくったって、考え方を変えれば長所にもなる

          子どもが欲しいと思えなかったけど、犬山さんの本を読んで少し考えが変わった話

          犬山紙子さんの著書「私、子ども欲しいかもしれない。」を読んだ。実はずいぶん前に買っていたのだけど、ずっと積読になってしまっていた。いざ自分が結婚して「子どもを産む」ということが現実味を帯びてきたら、心の中のもやもやが消えなくて、ふと思い出して読み始めた。 *** 私は、女性の中では少数派なのかもしれないけど、子どもが欲しいと思ったことがない。友達との会話では、「将来子どもが生まれたらさ~」なんて話もしたことがあると思うけど、心のどっかで「私、子ども産むのかな?」と引っかか

          子どもが欲しいと思えなかったけど、犬山さんの本を読んで少し考えが変わった話

          会社員からフリーになって、精神的にすごく楽になった話

          フリーになって約3か月経った。ありがたいことに、それなりにお仕事もいただけて、現状なんとかやっていけている。 フリーになって変わったことはたくさんあって、自分で好きな仕事を選んでできるとか、このクソ暑い中、毎日決まった時間に出社しなくていいとか、そういうプラス面はいっぱいある。一方で、決められた休みはない(自分で作ることもできるけど)とか、仕事量やら経理やら全て自己管理、という大変さもある。 でも、総じて私はフリーになって、すごく精神的に楽になった。土日に仕事をすることも

          会社員からフリーになって、精神的にすごく楽になった話

          結婚しても、「これまで通りの名前で呼んで」

          結婚して苗字が変わる。 ごくごく普通のことに思っていたけれど、いざ自分が経験してみると、これまで27年間名乗ってきた名前が変わるのはこうも寂しいものかと思った。 私はずっと自分の苗字が好きじゃなかった。少し珍しい苗字のため、電話越しで一度で聞き取ってもらえることはほぼないし、漢字を読み間違えられることもしょっちゅう。学生時代は、先生に苗字の読みを聞かれるたび答えるのが億劫だった。 だから、むしろ私は早く結婚して苗字が変わってほしいとすら願っていた。はずだった。 そして、2

          結婚しても、「これまで通りの名前で呼んで」