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湖南省の元選手にバドミントンを習う

数日前に近所の中国人ママ友から誘われて、
ママ友のお子さんと、そのお友達と一緒に
うちの娘もバドミントンを習うことになりました。

ママ友によると、知り合いから紹介されたよいコーチがいて、
最初マンツーマンで1、2回習ったのだけど、
もし興味あったら一緒に習わないかという話。
夏休みで、何の予定もないから、スポーツ習うのもいいかなと思って、
試しに一度行ってみることにしました。

コーチのレッスン料は1時間300元、
1回2時間なので600元+コート使用料240元=840元(約14,000円)。
これを子供3人で割ると、1人1回あたり280元(約4,800円)。
今の北京、マンツーマンで何か習ったら
何でもこのぐらいの値段はしますが、それにしても安くない。
ママ友のお子さんは、最初マンツーマンで
この金額を一人で負担していたのかな。
しかしそれだけのことはあって、
コーチは教え方のプロフェッショナルでした。

このコーチは強豪湖南省でバドミントンの選手をしていたらしく、
時間を有効に使って、次々と練習メニューを繰り出すさまは
さすがプロだな、という感じ。

まずは説明をしながらやって見せ、
それから子供たち3人にやらせてみて、
何が違うのかを1人1人丁寧に言って聞かせ、
できたらサラッとほめる。

子供たちは皆、ほとんど初めてだからもちろん下手で、
シャトルをラケットに当てることすら難しいのだが、
根気よく、どこをどうしたらいいのか、やって見せたり、
子供たち1人1人のフォームを修正したり、
言葉で的確に指摘したりしながら教えてくれる。

子供をほめるだけでなく、さりげなく私たち親の前まで来て、

「この子たちは筋がいい。
 別のクラスでは5回レッスンしても
 ラケットに当たらなかったりするのに、
 この子たちはなかなかいい感じ。」

と親の気持ちへの配慮も忘れないのはさすが。
同じ教えるにしても、この気配りは一流レベルですね。

失敗ばかりのわが子を見て、

「大丈夫かな、この子にはバドミントン向いてないのかも?」

などと心揺れる親の気持ちを見透かしてのさりげない声かけ。
お金払って習わせてるのは親ですからね。

プロは多方面への心配りを忘れないものなのだと、
教えられた気持ちでした。


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