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好きなものと暮らしの同一化

すこーしだけ修正が加えてあります。

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仙台市でJAMCAFEというカフェとgrammeという焼き菓子とコーヒーの店を経営してます。山路裕希(やまじゆうき)です。4年前に登録していたnoteに戻ってきて1週間くらい。今までは、アメブロやラインブログなどで8年間くらい毎日ブログを書き続けてたんです(2店舗目の立ち上げ中はお休みした)。で、ずっと書いてるとネガティブなリアクションが来たり、書きたいけど書けない!ことがあったり、誰が読んでんのコレ、、とかなってきて。要は、ブログを毎日書くということに、とにかく疲れたんですよね。

それでもう「自分に熱心な人のために書こう」と決めて、最後の砦としてnoteに戻ってきたんです。そしたら精神衛生上とてもいい、、!

不特定多数に、というよりはこの文章の先にいる”アナタ”に向けて書いている意識が強くなってとても楽しい。

そんなこんなで、審査も通る事が出来たので月額制のマガジンも始めてみようと思った次第です。


飲食店は作るのは簡単だけど続けるのが超大変。

ここは、僕はカフェ経営が生活になっている人間なのでそうゆう話がメインになるかな、と思っています。

えっと、飲食店は6年で売り上げが下がっていく法則があって。

しかも開業から10年後には9割は廃業してしまうそうです。(ヒエ〜…)

仕入れて、作って、販売する。それしかない。人件費や固定費がかかって来るけど、回転率や単価のいい商売でもないから当然ですよね。これからの時代は〜屋をやる、みたいなモデルは本当にダメだろうな、と思う。

僕は若い頃の下積みも入れて、飲食をやり始めて15年くらいなんです。それで、25歳で事業を起こしたけど誰も教えてくれる人がいなかった。メンターみたいな人はいたけどモチロン付きっきりではなくて。

当時はカフェの作り方の本はあったけど、カフェを10年続けることのできるバイブルのようなものはなかったんです。だから最初は本当に辛かったですよ。今もだけど。そんなこと書いてなかったじゃん、みたいな。カウンター席ってストレスじゃん、とかね。

と、いろんな沢山の失敗や反省や失うものがあったけど、えっちらほっちら何とかここまでやってきたのでその過程とか悩みとか喜びを知りたい人とかいるんじゃないかなと。

これから飲食で、カフェで生きていきたいという方や、店舗があるけどなかなかお客さんが来なくて…という方。

その辺の実践やハウツーを書きつつ、働くこととは、生きることとは、みたいなことも含め、もちろん飲食人じゃなくても読み物しても成立するようにここでは書いていきたいな、と思います。

答えは自分で知るのが一番面白いけど、しなくていい苦労ならしなくていい。僕が答えをここに書いていくからそれでいい。時間は有限だ。


なぜカフェを経営して生きていこうと思ったか


僕は20歳まで本当に普通の大学生で、漠然とスーツにネクタイで働くんだろうなと思っていました。父もそうでしたから。(父のことはもちろん尊敬してます。)

就職活動もちゃんとやってましたね。ビッグサイトに合同説明会を受けに行って、集団面接も受け、個人面接へ進み、内定ももらいました。辛かったしつまらなかったけど、これでもう食べるのには困らないんだ、奨学金も返せるぞ、と安堵していたわけです。

それが、あるとき一つの疑念が生まれた。

「あれ、これって本当に正しいのかな、、」

って。これでいいのか?って。他人に自分の給料やスケジュールを決められるなんて真っ平御免かも!みたいな。

もう大学四年生で卒業も控えていました。ただ、働かないと食べていけないのくらいは僕にも分かっていたから、どうしようかなって途方に暮れていたら、ある時頭によぎったんです。


「そうだ、自分で事業を作ればいいんだ。」


そこから何かが弾けた。

僕はカフェが大好きでした。ヨーロピアンなカフェに対するアンチカフェが沢山出てきた時代でカフェネイティブだったから。


それで稼いで生きていけばいいんだ。好きなことして生きればいい。何も崇高な理由はなかった。思いつきです。暮らしが働くことと同一化すればいい。そうすれば24時間働くことも苦ではなくなる。

30歳までに店舗を一つ。35歳までに店舗を二つ。目標というほどでも無かったけどそのくらいのことはやれないと話にならないよな、と自分にタイムリミットを設けた。

ここで疑問が浮かぶ。カフェはどのように設計、デザインされているのか?資金はどうするのか?っていうかどうやって作るの?

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