ほんとにゼロからのコスメ検定
その1 コスメ検定を受けよう
化粧品とは全く無縁な仕事をしている私がコスメ検定受験を決めました。異業種の試験でも勉強すれば何とかなるんじゃないかと勝手に思っています。これから、合格までの奮闘の日々をつづっていけたらと思います。
はじめに
あるライター系の講座を受講した時のことでした。講座内で「コスメ検定」の話が出ました。先生の解説によると、3級は無料でインターネットサイトから受験可能とのこと。無料ならばやってみようかな。そんな軽い気持ちで講座後にすぐに受験にトライ。全く手も足も出ないかなと思っていたら、意外や意外。問題を解きつつ知っていることがいくつかあることに気づきました。そこで、ふと昔の私を思い出したのです。
「若いころは美容オタクだった」
ことを。
とにかく化粧品が好きで、雑誌を買っては読みまくり、新商品は必ず購入。デバートのコスメ売り場がとにかく大好きでした。しかし、年齢を重ね、いつしか忙しくなり、メイクは歯磨きと同じレベル、つまり、やらなくてはいけないこと、つまり楽しみの一つではなく義務にかわっていたのです。購入する化粧品もネットが中心になり、好きだった百貨店のコスメカウンターは時間を取られるからという理由で行かなくなってしまいました。
そんな私が3級問題にチャレンジしながらちょっとした高揚感を感じていました。それはかつて化粧品に抱いたワクワクした気持ち。そして、試験はWeb上で何度かトライして合格。これまたWeb上、合格証書までいただいてすっかりいい気分。なんだか、この世界向いてるんじゃないと単純な私は図々しくも思いました。このワクワクを止めることなく次につなげたい。そうだ、それなら2級にチャレンジしよう。勉強するなら一気にしよう。そこで併願受験できる1級受験も決意。申し込みを済ませました。
1 コスメ検定とは?
さて、このコスメ検定。正式には日本化粧品検定といいます。主催は一般社団法人日本化粧品検定協会。毎年5月と11月に試験があります。この試験は文部科学省が1級、2級を後援しています。協会によると、
ための試験です。
総受験者数は86万人で美容業界最大の試験ということになります。受験資格は特になくだれもが受験可能。しかし、受験者の7割は業界人。つまり、化粧品、美容関連の仕事に従事している人が主な受験者のようです。
試験は3級から1級まであります。ただ、段階的に受験しなくても、どの級から受験しても良いとのことです。いきなり1級を受けることもできます。これはすごくいい制度じゃないですか。多くの資格試験は上の級を受験するには下の級に合格していなくては受験資格が得られないものが良くありますよね。いきなり1級受験でもよいというのはとても良心的。長く業界で仕事してきた方ならば、初回から1級受験もありえることかと思います。
2 各級のテーマと受験料について
受験料は2級6,600円(税込)1級13,200円(税込)。試験内容については、2級は美容皮膚科科学がテーマ。皮膚や肌の構造などの美容賦課額、肌悩みの原因やメイクアップについて出題されます。1級は化粧品科学、スキンケア、配合成分などがテーマだそうです。
全ての問題はマークシート方式で4択式。問題数は60問。そのうち70%前後ができていれば合格です。選択式で正答率70%なら頑張ればなんとかなるかも。合格率が低い試験を受験したことがあるので70%はかなりいい。知識ゼロでもいけそうな気がします。大丈夫だ、私、きっと。
3 テキスト
公式テキストがあります。
一級も同様にテキストがあります。テキストはアマゾンや街の書店、もしくは協会のサイトから購入できます。早期受験申込すると協会から特別に各級20問の実践問題集が無料で送られていきます。もらえるものはもらったほうがよさそうです。
4 勉強-いきなり挫折
私はこのすべてをとりあえず手元にそろえてみました。
本当は過去問題集が欲しい。しかし、それは存在しないみたいなのであきらめました。本当は検定試験って過去問ありきなんだけれど・・・。
さっそくテキストを手に取ってみます。カラーでイラストも豊富、とっつきやすい。見た目はわかりやすそうにみえます。
しかし、読みすすめると初めて見る専門用語などが多くあります。ただ読んでいてもなかなか頭に入らない。大切そうな箇所をマーカーし、紙に書きだしてみるけれどもなんだかあたまに入りません。そこで、YouTubeで試験解説があるかどうか検索してみました。結果、いくつか動画が引っかかってきました。しかし、勉強の足しになりそうなものはなく、動画で勉強はあきらめました。
5 効率的な勉強方法
悩んでいた時に、ストアカの存在を思い出しました。さっそく対策講座があるのか検索してみます
ありました!
しかも今週に講座が予定されています。これはラッキーです。
さっそく申し込みをしました。ろくにテキストを読まずに他力本願的に対策講座に申し込むのはどんなものかと思ったけれど、どんな試験も対策せねば合格しません。
おもむろにがむしゃらに暗記するより、どこをどうやって覚えるか、どの箇所が一番重要で、どこが試験に良く取り上げられるか。それを教えてくれる専門講師を頼ってみるのが近道なはず。
誰かに解説してもらったあとに、テキストを読むほうがはるかに頭に入る。そのことはワインやほかの検定試験を受験した際に経験しています。自分にあった勉強法です。また、私自身がワインの検定講師をしているので、教える側の立場も良くわかります。対策講座の先生はどうにかして合格させたいと思うのが普通です。そのために惜しみなく情報をくれるはず。そんなことを考えながら2級試験対策講座の申し込みをしました。
まとめ
まずは初めの一歩。受験申込をすませテキストを購入。そして自分なりの勉強方法を見出す。私は最初は独学は選ばず、対策講座を活用しながら勉強を進めていきます。
新しいことを始めるのは、今までやってきたことを捨てることではありません。自分の武器を増やすこと。人生を豊かにすること。私にとって「学び」は人生の栄養です。ワインを捨てるわけじゃない。扉を開けて新しい世界を覗きたい。やるからには合格しよう。
あなたに応援してもらえたら嬉しいです。