オンライン講座をやってみる

「今、出来ることをやる」


通訳の仕事は無理。ならば、ワインの知識を使おう。とりあえず教えることを再度はじめればいい。対面の授業は不可能。オンラインしか道はない。オンライン講座をやろう。とにかくなんでもいいから仕事したい。


今までの生活をあきらめ、とりあえず今できることをする。この切替えの早さがアフターコロナ、今後の人生を左右するきがした。同時に何かしなけばという焦りもあった。


コロナで身動きが取れず、自粛期間中はどうしていいかわからずの時間を過ごす。4月末にワイン販売で勤務している百貨店がクローズになり家で過ごす際に、私自身がもっともハマったのはオンライン講座だった。自分自身が講座を始めようと思った大きな理由の一つでもある。
例えば、好きなバレエやヨガもスタジオに行く代わりに沢山の先生がオンラインで講座をやっていたので、毎日受講していた。不安を埋めるかのようにオンラインバレエとヨガを続けた。


日々の生活にオンラインが入り込むようになってきがついたことがあった。それは、バレエにしても、ヨガにしても、イタリア語にしても通学の時間が省けるということ。これは大きなメリットだ。
バレエならば、スタジオに早めに入って着替え、ストレッチする時間を考えるとレッスンの1時間半前には家を出る。レッスンが一時間半、帰りにまた一時間半。いくら好きだといえ、結構な時間を拘束される。それがオンラインだと開始直前まで別のことをしていられる。さらには終わってから汗だくになったら即、お風呂に入れる便利さ。


電車乗っての移動時間がないというのは、無駄がないということだ。
ワインも同様なはずだ。ワインスクールまでいかなくても家で気軽に学べたら便利なはず。なにより、一般的にスクールはなんだか行きづらい、高いと思われている。スクールに通うまではしなくても少しワインをかじってみたいと思う人はきっといるはずだ。


やってみよう。

迷いはなかった。


そうと決めてから始めたことは次の3つのことだ。


①ZOOMの使い方を学ぶ
②オンラインで他の先生がどんな風に授業をしているのか体験してみる
③どんな内容で教えるか決める。


まずは 昨年、対面授業がとても楽しかったストアカのページをみる。ちょうどストアカでもオンライン講座を推奨しはじめていた。 その中でZOOMの使い方講座を探す。いくつかあったが、その中で、最も評価が高く、ZOOM歴が高い先生の講座があった。これにしよう。まずはこれをとって基礎を学ぼう。私がとった講座はこちら。

【オンライン受講】体験して分かる「ZOOM」使い方講座https://www.street-academy.com/myclass/78881?trigger=same-teachers-other_myclass


講座に向けて、ZOOMをパソコンにインストールした。これはクリア。
そして講座当日。先生がおくってくれたURLをこわごわクリックすると画面上に明るく優しそうな先生が現れた。

「聞こえますか_」

「きこえます」
すごいなー。感動。テレビ電話の大きい版みたい。まさに初ZOOM体験である。
まず第1歩を踏む出すことができた 。2時間の講座で 基本的な 操作の仕方、 各ボタンの使いかた チャットができることや ログイン登録方法など、一通り、教えていただいた。なんだか新しいおもちゃを買ってもらった気分で不安は一掃し、とてもわくわくした。 具体的にお勧めのマイクやカメラ アドバイスがあり、後々この情報はとても便利だった。 この1時間半のレクチャーで 基本操作を学ぶことができたので、 早く使ってみたい衝動にかられた。とりあえず、オンライン講座開設へのゼロ歩をスタート。

次にオンラインで他の先生がどんな風に授業をしているのか体験してみることにした。

私自身もストアカで講座を開こうと考えていたので、ストアカ内で人気の講座を検索。人気があるということは、何か講座内容に秘訣があるはずだ、体験したいと思った。
気になる講座が二つあった。

一つは【オンライン】未経験から人気ストアカ講師へ!ヒットの法則を教えます」とうもの。講座開設を狙う私にぴったりの講座である。
 

もう1つは webライティングについての講座で、「【オンライン】WEBコピーライター:第2の収入源を作る方法」どちらも不動の人気講座だった。

早速ストアカ講師へ講座を申し込む。ZOOMを習った通りに使ってみる。講座当日は、先生は爽やかイケメンでそれだけでテンションがあがった。自己紹介から始まって、比較的淡々と 先生が話すスタイルだった。聞いていて心地よい。口調、 パワーポイントの枚数、 文字の大きさ、デザインなどを学ばせてもらう。 この時間内でだいたい これくらいの情報量かなど、ざっくりであるが理解できた。

わかったことは、
①文字はできるだけ大きい方がいい 。
②携帯で見ている方の為にも 1枚に入れ込む情報は出来る限り少ない方がいい。
③ゆっくりと話す。

先生のおだやかな口調は心地よく、対面でないだけに聞き漏れがないようなにしているのだと感じた。画面越し授業の特徴を掴んだ。
そして、最も感じたことは、また、1時間半の授業は 画面越しに見るのと対面では集中度が違うこと。授業はかなりの集中力を要する。

また、画面をONにしていると、あちこちから見られているような緊張感がはしる。画面をじっと眺めるのはなかなか眼が疲れる作業だ。疲れない程度のながさで講座を組む、もしくは適宜休憩を入れることの大事さを学んだ。

次に取った講座は常に人気ナンバーワンのwebライティングの講座。今までの自分の分野とはかなりかけ離れている。しかし、不動の人気を誇る先生が、一体どんな授業なのか体験したかった。

講座は 先生が実際に 今まで体験してきた 経験を惜しみなく 教えてくれるもので かなり実践的なものだった。とにかく知らないことが沢山でメモをひたすら取った。 私がこの講座を取ろうと思ったきっかけは、前述したとおり、人気講師がどのような授業を行っているのかを 知るのが目的だったが、それと同時に自分の講座の紹介文をどのようにかけばいいかを知りたかった。それと同時に 自分の講座の紹介文を どのように書けば多くの人に見てもらえるのか、どんな風に書けば気を引く文章を書けるのか。まさに私の知りたいことのノウハウがたっぷり詰まった講座だった。そして何よりも書いてみたいと思わせてくれた。WEBライティングに興味を持ってしまったのだ。

2時間の授業の熱量に圧倒された。 この講座をきっかけにSEO対策として、コピーライティングの本を すぐに購入した。またライターさんはみんな使っているというマインドマップ講座にすぐに申し込みをした。

このマインドマップはのちに自分のオンライン授業はもとより、様々なオンライン講習会を 受ける時にとても役立っている。マインドマップに落とし込むことでより記憶が鮮明になり、忘れなくなった。

さて、いくつかの準備を経て、いよいよ自分の講座づくりだ。

ワイン講座。試飲のないワイン講座。魅力がなさそうなきがしてならない。そこをどうやって魅力あるものにしていけばよいのか。

今までの私の授業スタイルは前半理論、後半試飲で、受講生はみな、試飲が何より楽しみで参加してくれていた。それがない。

考え抜いて出た結論は、私の販売員としての経験を活かすこと。つまり、ワインを買うときに気を付けることを教えればいいのではないか。購入の場面でいつも受ける質問を講義として活かしてみよう。

通常のワイン講座は 発酵のメカニズムから始まり、ワインの白、赤、ロゼ、スパークリングの造り方、様々な品種の特徴、有名産地の名前等を教えることが一般的だ。ただ、以前からこれはちょっと疑問に思っていた。ソムリエ見習いならばともかく普通にワインを飲んでみようと思っている人たちにこんなに難しい知識が必要なのか?

普通の人が思っているのはただひとつ。

「美味しいワインってどれ」

ではないのか。

もちろん、知識は役に立つが、それを教えようとするあまりに、余計にワインが難しく感じてしまうのは避けたい。販売の場面で、お客様の好みに合ったワインを探してご案内するのが仕事。ならばそれをオンライン講座でやってみよう、それぞれの好みに合ったワインの探し方を教えてみよう。

私は レストランのソムリエでもないし 、ワインインポータ―でもない。私にできることは、私が今までしてきたこと。それを講座におとしこめばいい。

何よりも 販売の現場はワインの知識がゼロのひと、すごく詳しい人などいろいろな方がやってくる。応用力は自然と身についている。特に、知識ゼロの方にいかにわかりやすく説明するかは、扱うワインのアイテムが決まっているレストランのソムリエさんよりも優れているのではないか。

それを活かそう。


いくつかの講座で習ったSEO対策を意識して、タイトルを生み出した。

「絶対に失敗しないワイン購入術」

我ながらよいタイトルがうまれた。


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