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自分の幸せは自分のもの


私の幸せは、私がそう感じるものでしかない。

誰かに教えられること
誰かに導かれるものから
幸せを得ようとしたら
「誰か」や、「何か」がないと
そうなれないと勘違いしてしまうから。

今日書きたいことの結論を
最初に書きました。

昨日、こんな話を聞いたんです。

会社の面接にきた20歳の男性と
社長の会話。

彼は初めての職場で
理不尽なことの連続に耐えきれなくなって
逃げるように辞めました。

その出来事が
彼の自己否定を強めていたようです。

「こんな自分が」
何を話してもそういう言い方をしていたから。

そこで社長は
今、”こんな自分”を雇ってくれる場所を
探すのではなく
もっと勉強してもっと上を目指す提案をしたそうです。

「もしうまくいかなかったら
もう一度ここに来ればいい。
あなたを雇うと約束するから。

前職をやめたことは
あなたにとって汚点でも
引け目に思うことでもないから。」

この面接の二日後
彼は、「挑戦してみようと思います」と
連絡してきたそうです。

素敵なエピソードだなって
思いました。

でも今朝、少しざわざわしたんです。

それはよく似た体験が自分にあったから。


尊敬する人が
「あなたはこんなふうになれるから」と
私に一つの道を示してくれたこと。

その時、私は
「そうなれたら嬉しい」と素直に思えたから
その会社に入ることを決めました。


そこから毎日勉強の日々。
まずは知識をつけなければいけないから。


いくつかの資格試験に合格した時
とても苦しくなりました。

だんだん会社に行くことも辛くなって
体調も崩してしまい、
結局辞めることになりました。

時間が経ってわかったのは
ずっと葛藤が続いていたこと。

これは本当に私がやりたいことなのか?

自分に提案してくれた人の
期待に応えようとしていなかったか。

その人の提案が正解で
私はモヤモヤしても
言われる通りにしなければいけないって
無理に思い込もうとしていなかったか。

誰かの期待に応えることが
自分のやりたいことだと思ってしまうと
永遠にそれに応え続けなければいけない、
そんな人生になってしまう。

そこに「私」はなかったんです。

あの頃の私は
頑張っている私、
目標に向かって前向きな私を
必死で演じていたんだと思います。

本当は辛かったのに
本当は苦しかったのに
それを言えなかったから
心も体も壊れていきました。

昨日の彼が
そうならないといいのにって
思いました。

必ず私のように潰れてしまうわけじゃない。

きっかけを作ってくれたのが
自分以外の人だったとしても
それをちゃんと自分のこととして
頑張れる人はいる。


私はそうじゃなかっただけだから。

私は私が思い描く道を
選ぶことにしました。

どこにも属さないで
やっていくと覚悟を持てたから。

自分に嘘をついて
誰かと関わることは
もうしないと思います。

自分も辛いし
相手も傷つけることになるとわかったから。

おしまい


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