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ホームスクーリング(自宅学習)の12年間の勉強法

私は高校一年生の15歳です。小学生になる前から、学校に通わないで家で教育を受ける「ホームスクール」という形で育ってきました。そのため、高校一年生の秋まで一度も通学したことがありません。

今は通信制高等学校に在籍し、学業に勤しむ傍ら、プログラミングやデザイン、プログラミング教室講師などの好きなことに取り組んでいます。

さて、「学校に一度も通ったことがないってどういう感じ…?」と気になる方が多く、よく質問を受けます。発信することで少しでも理解が進めば良いなと思っております。

追記(2021/04/12): あくまで「我が家の場合はこうしてきた」という事例であり、あまり一般におすすめはしません。両親の負担は相当大きいものだったと思いますし、環境も人それぞれです。ご了承ください。

今回は小学校就学前〜中学校卒業時期の、勉強の仕方に絞って話します。

誰かにつきっきりで教わるわけではない

家庭教師的な人が来るわけではないです。市販のドリルや教科書、通信教育教材を使っていました。親がつきっきりで教えるのではなく、わからないところを聞きに行くという方針です。

ひらがなの読み方などの基本的なところは誰かがつきっきりで教える必要がありますが、ある程度文字が読めるようになると教科書や参考書に書いてある内容がわかるようになっていきます。読んだあとに実際に問題を解き、問題でわからないところを親に聞きに行きます。

勉強の目的に納得している

私は数学以外の科目が苦手で、「なぜこんなものを覚える必要があるのか」と親に聞いたことが何度もあります。そのたびに親が考える学ぶ目的、意義を説明してくれました。

また、「この勉強法は嫌だ!!」というと「ではどんな勉強法にすれば良いかな?」と私に考えさせてくれました

そのおかげで、納得して勉強ができるので今はそこまで嫌いではありません。

私が考える5科目における勉強の目的は、「知識の幅が広がるので、将来やりたいことが出来たときにそれを実現しやすい」「ものの見方が変わる」という2つに集約できると考えています。

とはいえ受験勉強を一切したことがないので、受験勉強をしたらまた考え方が変わるかもしれません。少なくとも普段の勉強においては前述のような事が言えると考えています。

勉強ペースは科目によって違う

勉強の進めるペースは義務教育より遅れないことが理想です。が、実際は数学など得意な教科が進んでいき、苦手な科目はなかなか進まなかったりしました。

基本的には、一年の目標(例:「理科 5年生 ワークという教材を終わらせる」など)を設定して、それを達成するための細かい目標(「○月に□章まで終わらせる」など)を決めていきます。通信教材は月に一回添削問題提出があるので、「提出目やす日に間に合うこと」が目標になることが多かったです。

一定のペースで進むわけでもなく、ワークの種類によっては2年かかったりすることもあります。

市販のドリルや通信教育教材を使った

教材は基本市販(=ホームスクーラー向けではないもの)です。後述の「具体的な勉強法の移り変わり」で書きますが様々な教材を使って試行錯誤してきました。

学校から頂ける教科書は自分の学年分のみで、何学年か先の教科書はなく(長女だったこともあり)、教科書はあまり使いませんでした。弟や妹は私よりも教科書を使う勉強法ですが、長くなってしまうのでここでは詳しく書きません。

教材を選ぶ際は、問題だけでなく教科書のように要点の説明も書いてあるものが好ましいです。今振り返ってみると、紙で説明を読み、問題を解くスタイルが私に向いていると感じました。本を読むのがかなり早いほうなので紙で説明を読むのが一番自分のペースにあっています。

「説明→問題→解説」のサイクルで進められると理想的です。

3歳~15歳、具体的な勉強法の移り変わり

では実際にどのような勉強をしていたのか、細かく見ていきます。

3歳〜小学校就学前

算数: 4歳のときに小学校1年生範囲をはじめました。1年生〜3年生範囲(4歳〜6歳)は同じシリーズのドリルを使っていました。母お手製(当時裕福ではなかったので)計算ドリルを併用して使っていたはずです。目標は「毎日○ページ」といったものでした。

国語: 2歳で自分の名前をひらがなで書けて、3歳でひらがなの読み書きが出来ていたらしいですね。4歳のときに簡単な漢字学習を始めました。フラッシュカード的なもので漢字を覚えたり、聖書や本を読んでいるうちに読めるようになったりしていきました。

せいかつ(社会・理科): 図書館の絵本で「ものづくり絵本シリーズ どうやってできるの」というシリーズがあり、よく読んでいました。せっけんやはちみつなど、身近なものがどのようにできるのかをわかりやすい絵で学べる絵本です。読んでいくうちに、段々と見たことのある姿に変身する様子にワクワクしていました。好きで読んでいただけですが。

英語: 家に英語とイラストが描かれたおもちゃがいくつかあったので「あっぽーう」や「はうす」などは理解していました。

その他: 殆どの時間、絵を描くか本を読んでいました。公園でも、教会でも。この頃は紙粘土でヘアゴムを作ったりしていました。

小学1年生〜5年生

算数: 市販のドリル、100ます計算と母による算数ドリルを併用していた記憶です。このときまでは順調に2学年先の算数に取り組んでいました。

国語: 漢字練習帳と漢字ドリルを併用していました。4年くらいのときに「漢字学習だけで主語述語とかいうやつ学んでいない。不安」と自分で言い出し文法の学習をはじめましたが、Webでわかりやすい説明サイトと確認問題が見つかったので1日で「主語述語わかった」とか言っていました。

せいかつ(理科・社会): 教科書ワークに取り組んでいたはずです。あまり覚えていません。小学6年生範囲のときに使った教材が中学受験を想定したものだったので難易度が高かったことは記憶に残っています。

英語: 小学2年生ごろまでビーゴというベネッセの教材をやっていました。小学3年か4年のときにGrape Sheedという教材を始めました。

その他: とにかく本をよく読んでいました。「モモ」「若草物語」「赤毛のアン」などの海外名作が好きでした。また、この頃は毎週水泳教室に通っていました。小学校高学年になってくるとPCやiPadで絵を描いたりYouTubeを見たり、SNSを始めたりなどしました。

小学6年生〜中学3年生

小学6年の時、Z会と基礎英語をはじめました。

Z会: 中学1年生までは学年と同じ範囲の理科、社会、国語、作文と、一学年上の数学を受講していました。中学2年からは国語、作文、数学のみに絞って受講しました。ドリルと違って一ヶ月にやる量が決まっているのでペースが作りやすかったです。

基礎英語: NHKのラジオで英語をまなべる無料講座を4年間やっていました。基礎英語1、基礎英語2、基礎英語3、ラジオ英会話をそれぞれテキストを購入し一年ずつ受講しました。

英検: 英検3級、準2級に合格しました。テストなどがないと具体的な勉強目標がないので自分たちで目標を定める必要があります。私は英検2級まで受検し合格することを目標としました。が、英検2級は単語を多少覚えるだけで臨んだので不合格でした。

5教科以外の学習もしている

保健・体育
小学1年生〜5年生頃は水泳、中学2〜3年生頃は空手を習っていました。一時期体操教室に通っていたこともあります。跳び箱は8段しか飛べません。保健は学校からいただいた教科書と図書館の本で独学で学びました。正直、この保健の勉強法についてはあまり良いとは思えません。

美術・音楽など
とても絵を描くのが好きで、一時期絵画教室に通ったことがあります。あとはひたすら家で絵を書いていました。音楽はピアノとギターとリコーダーの音を鳴らせるくらいです。音符は読めませんがコードがひけます。

家庭科など
家の方針として「皆で共同生活をしているのだから皆で家事をやろう」というものがあるので家事はできます。料理も手伝うのですが、なぜか私より妹のほうが料理が上手です。

あとは、小さい頃から母と一緒にお菓子作りやパン作りをよくやっているので、家庭科的なスキルは低くはないと思います。

その他の活動

それ以外だと、他のホームスクーラー家族と様々な工場の見学に行ったり、父による「株の仕組み」「お金とは?」といった講義が不定期で開催されたりします。

また、よく「社会性は身につく…?」と心配されますが、教会(私はクリスチャンです)に行くことで多世代との交流を週に3回ほどしていました。小学4年生の時に子育て広場のボランティアスタッフを始めて2年ほど続けていたこともあります。現在はプログラミング関係のイベントに多く参加するようになった他、二つのバイト先でも様々な人と交流(業種上)し、コミュニケーション力がつきました。

まとめ

・誰かにつきっきりで教わるわけではない
・勉強の目的に納得している
・勉強ペースは科目によって違う
・市販のドリルや通信教育教材を使った
・3歳~15歳、具体的な勉強法の移り変わり
・私の学力はまあまあ
・5教科以外の学習もしている

駆け足で書きましたが、以上が1ホームスクーラーの12年間の勉強法です。

読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m




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Twitter:@YukiMihashi Webデザイナーです。 ホームスクールで育ち、現在は通信制高校に在籍しながらものづくりやデザインに取り組んでいます。