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はじめてのファシリテーション出版記念会〜ファシリテーションの過去とこれからを実践者たちと語り合う〜

2019年11月某日。NPO法人場とつながりラボhome's vi のメンバーも多数執筆陣として参加している『はじめてのファシリテーション』の出版と重版を祝う会にやってきました。

『はじめてのファシリテーション』出版&重版記念イベント

会場には70名を超える参加者の皆さんが集い、さらにその参加者の皆さんもまた地域や企業、行政等でファシリテーションを活用している人ばかり。30名近くの執筆者も過半数が参加するという異例の場となっています。

普段、私はこの会場でアクティブ・ブック・ダイアローグ®︎ という対話する読書会の実施を行なっていますが、今日は執筆者としてホームズビーの山本 彩代 (さよぽん)が参加し、手法についての分科会を運営してくれています。

特に印象に残った点としては、『ファシリテーションの今とこれから』というテーマで語られた京都での実践のエピソード。

マイクを手に持つ中野民夫さん

京都市未来まちづくり100人委員会という、市民参画型のまちづくり事業の事務局としてホームズビーが参加し始めた当初、京都にはファシリテーション第一世代、第二世代なるものが存在した!というものもあれば、

京都におけるファシリテーションの変遷を語る嘉村賢州さん

これから生まれてくるファシリテーションでは、言語を超え、身体感覚や感情を扱ったものがより発展して広がるのではないか、情報技術の発達で地域差を超え、国境を超えた場づくりもより発展するのではないか、という話を、中野民夫さん、谷口知弘さん、西尾直樹さん、そしてホームズビーの嘉村賢州が深めあう場面が、特に印象に残っています。

自分にとっては、京都のまちづくり史、場づくり史が語られているような、そんな稀有な時間に感じていました。

この場からまた、新たなムーブメントが生まれていくような予感を感じます。

はじめてのファシリテーション』と『描いて場をつくるグラフィック・レコーディング


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