マガジンのカバー画像

建築一家×兼業農家を継いで始めたモバイルハウス🚚制作

7
父の他界をきっかけに兼業の米農家と、建具屋の曽祖父、大工の祖父、建築士の父という家のDNAを継ぐと決めた結果生まれた『米の移動販売車兼モバイルタイニーハウス作りプロジェクト』。そ… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

家を継いで始めたモバイルハウス制作:窓・ドアの設置編

父の病死をきっかけに兼業の米農家と、建具屋の曽祖父、大工の祖父、建築士の父という家のDNAを継ぐと決めた結果生まれた『米の移動販売車兼モバイルタイニーハウス作りプロジェクト』。 制作過程の記録も、第六弾。制作記録に関しては、今回で最後になる予定です。前回の屋根張り・壁張り編に引き続き、今回は窓・ドアの設置編です。 いよいよ、屋根と壁を大方張り終え、「屋内」と呼べるスペースができてきました。 まずは、突き出し部分の板を張り終えてしまいます。 張り終えてみると、こんな具合

家を継いで始めたモバイルハウス制作:完成。機能の確認編

父の病死をきっかけに兼業の米農家と、建具屋の曽祖父、大工の祖父、建築士の父という家のDNAを継ぐと決めた結果生まれた『米の移動販売車兼モバイルタイニーハウス作りプロジェクト』。 前回の記録までは、これまでの制作記録として残してきましたが、ようやく一段落しました。これまでの制作記録は、以下のマガジンに収録しています。 基本的な機能を満たした上での制作は一区切りついて完成とし、今回はどのようなハウスに仕上がったのかを機能面のチェックをしていきたいと思います。 まずは外観を見

家を継いで始めたモバイルハウス制作:屋根&載せ下ろし編

父の病死をきっかけに兼業の米農家と、建具屋の曽祖父、大工の祖父、建築士の父という家のDNAを継ぐと決めた結果生まれた『米の移動販売車兼モバイルタイニーハウス作りプロジェクト』。 制作過程の記録も、第四弾。前回の枠組み編に引き続き、今回は屋根編です。 前回の時点で、おおよそ枠組みが出来上がった訳ですが、実はやや不安な点がひとつありました。 その不安な点を解消してから、屋根作りに入る事にします。 不安な点とは、ズバリ現時点で軽トラに載せることはできるのか?という根本的なと

家を継いで始めたモバイルハウス制作:枠組編

父の病死をきっかけに兼業の米農家と、建具屋の曽祖父、大工の祖父、建築士の父という家のDNAを継ぐと決めた結果生まれた『米の移動販売車兼モバイルタイニーハウス作りプロジェクト』。 制作過程の記録も、第三弾。前回の窓作り編に引き続き、今回は枠組み作り編です。 前回の窓作り編の最後において、大ふたつ、中ひとつ、小ふたつの窓を制作し、これをモバイルハウスのどこにどう配置していくかを考える事になりました。 軽トラの荷台に積む場合、このハウス制作にはいくつかの制約があります。 ま

家を継いで始めたモバイルハウス制作:窓編

父の病死をきっかけに兼業の米農家と、建具屋の曽祖父、大工の祖父、建築士の父という家のDNAを継ぐと決めた結果生まれた『米の移動販売車兼モバイルタイニーハウス作りプロジェクト』。 制作過程の記録も、第二弾。前回の土台編に引き続き、今回は窓作り編です。 窓編?枠組みを組んでいくんじゃないの?と前回の記事もご覧いただいた方は思われたかもしれません。 自分も、そのつもりでした。 このように資材を切り出して組み上がったときのイメージを想定していたのですが、このとき、やはり窓は欲

家を継いで始めたモバイルハウス制作:土台編

父の病死をきっかけに兼業の米農家と、建具屋の曽祖父、大工の祖父、建築士の父という家のDNAを継ぐと決めた結果生まれた『米の移動販売車兼モバイルタイニーハウス作りプロジェクト』。 前回は、そのきっかけや経緯について書きました。 今回は、いよいよその実践編。ハウスの土台、床作りのプロセスを紹介していきたいと思います。 まず、何事も準備が必要となります。 家づくりにおいて大事に思うのは、快適に道具や木材を使える作業場づくりと、資材選びです。 作業場に関しては、祖父が使って

建築一家の家を継ぐ=移動する家づくり⁉︎

実家の稲刈りが終わってしばらくした頃。 一念発起してついに、軽トラに積み下ろしできる、米の移動販売車兼モバイルハウス🚚を作り始めました(⁉︎) 完成の暁にはコロナ禍に配慮しつつ、ご縁のある人、土地を巡りながら米の配達や旅をできれば……なんて考えています🌾 どうしてまた、DIYの経験すらない自分が一念発起してモバイルハウス(タイニーハウスとも)作りを始めようと思ったのか、と言えば…… ここから先は一言で言い表せないので、順番に書いていければと思います。 元々、曽祖父は