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スポヲタ情報局 (Sporta News)

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#スポーツ

今週の注目スポーツテックトピック<22年2月22日-28日>

今週起きた、スポーツテック分野における注目トピックを3つ、以下の通り纏めて見た。エンタメ界の頂点米国におけるスポーツテックの発展は本当に恐ろしい。。 本スポーツテックに関するレターとは別に、スポーツビジネスに関するトピックは別途メーリス配信しているので、こちら欲しい方はDMで。 1. 新興スポーツメディアであるWave Sports & Entertainment、そのシリーズBラウンド(合計USD27mil調達)を実施日本でもZ世代のスポーツ離れは問題化してきていると

<お金が全て> NBAの次なる一手はそれだったか。。。。

コロナで世の中が激変した今、前回(以下記事参照)お伝えしたとおり、NBAでは入場者制限による収入の大幅減に苦しめられている。 その減収額はなんと昨季だけで約1,600億円にものぼり、今季もこのままコロナが続くとその数字は天文学的な数字になってくると想定される。。。 ではNBAは無策か?というとそうではない。 NBAはある意味極めて合理的に現状を受け止め、その中で行動している。 そう、コロナによる入場者制限で失われた収益を他の収入源(スポンサー、放映権他)で全て補填するの

ヤレるのはどちら!?瀬戸大也VS宮崎大輔

どうも! SNSの普及で急速にプライベートと公式の場との分け隔てが無くなってきている今、お金持ちやイケイケアスリートにとってどんどん不倫をしづらい時代になってきている。 歴史を遡れば、戦前、いや将軍時代、いやまだ人間がオナ0ーを覚えたてのチンパンジーだった時代から強いものは多くの女性を営むというのが世の常だったのに。今は倫理観というものが発達して、人間の本来の性と逆行して物事が動き出している。 イケメンで不倫をした瀬戸大也選手と、宮崎大輔両選手に焦点を当てて、二人をTi

(後編)断言する、レッドブルは世界一のスポーツ企業になる

前回のNOTEにていかにレッドブルが凄い会社であるか説明すると共に、最後同社がスポーツシーンにどの様な狙いで入ってきたかまではご紹介できたかと思う。 今回は、そんなレッドブルが何故世界一の「スポーツ企業」に今後なるか解説したい。 まず前回のおさらいだが、①レッドブルは飲料メーカーでなく、「マーケティング」会社であり、②元々レッドブル自体の「マーケ」目的でスポーツ界に入ってきた点は覚えておいて欲しい。 さて、そんなレッドブル社だが、スポーツ界に進出してきた効果はとてつもな

断言する、レッドブルは世界一のスポーツ企業になる。(前編)

最近訳ありレッドブルを飲料としてでなく、ビジネスとしてす興味をめちゃ持つようになってきている。 多くの人はレッドブルという飲料のパンチ力、並びにその目立った広告宣伝カーの印象が強いかと思いますが、その裏で創業者による天才的なビジネス戦略があったことはご存知でしょうか?今回の記事ではレッドブルの飲料としての効果や、生い立ちは省略し、同社がどのようにして大きくなったかのビジネス的戦略面に着目して解説していきたいと思う。 そして、近いうち世界一の「スポーツ企業になり得る理由」に

スポーツ・メディアがつまらない

先日知人である斎藤さんの以下記事を読んだ。 時代遅れの表現を使うと、「激しく同意」だ。 自分は今コロナの影響あり、日本に半年ほど帰国しているが、帰国してからYOUTUBE、TV含めて視聴するスポーツコンテンツの多くは、①戦績・試合結果など「事実」のみを伝えるもの、②感動を訴える持ち上げコンテンツ、③選手・チームに迎合した寄り添いコンテンツのみとなっており、メディアが果たせる「第三者スタンス」の利を全く活かせていない。 せっかくメディアというリーグ・チームとは独立した組織

気になる、米国のめちゃアナログなスタートアップ企業「YETI」

みなさん、お久しぶりです。 本業の方がコロナ対策でかなり激動の時を迎えており、記事の更新が中々できずにおりました。その間、ファンの声援をスタジアムに届ける、スポヲタチアや、オンラインでファンが選手と交流できるヲタQ等のサービスを諸々試しておりました。 さて、そんな中行う久しぶりの投稿ではありますが、個人的に今気になっているのが「絶対にそんなの流行らないだろう!」と思われていたものの、強い信念と熱意で大成功したスタートアップです。 おそらく自分がコンサルのように市場分析を

【激変の時】スポーツ界がコロナ下で出来る「具体的」な施策とは?

コロナショックによって、スポーツ界は激変の時を迎えている。 世界の殆どのリーグは中断となり、多くの財政的被害を受ける事で、結果的に米国メジャーリーグ・ラグビーや、XFL等のニッチスポーツリーグは破産までしてしまっている。 また、これまでチームやファンを応援してきたファンにとっても日々の楽しみが消えるという状況を迎えてしまっている。 既にコロナがスポーツ界にもたらせた影響については数多くのメディアで取り上げられていると思うので、そこには踏み込まず、今回はコロナ後どういったス

【スポーツ界にもITunes!?】 ボクシング世界タイトル戦に見る、既存スポーツメディアの限界

米国時間2月22日に開催され、極めて大きな注目を浴びたボクシングWBC世界ヘビー級タイトルマッチのデオンテー・ウィルダー選手とタイソン・フュリー選手の事をご存知の方はいるでしょうか?そして、その背景でもっと大きなビジネス面での闇が暴かれていた事も? 日本ではヘビー級に有力選手が少ない事から、あまり注目されていなかったかもですが、この試合はヘビー級が大人気な米国では凄い注目を集める一戦でした。 この二人、実は18年12月にも同じくWBC世界タイトル戦を争ったのですが、その際

<危機到来> 米国からスポーツファンが消える? ~高すぎるチケット価格~

米国といったら日本の皆さんにとって、プロスポーツがとても盛んで、お金が凄い流れている一大マーケットという認識ですかね? 僕も深く関わるまではそういう認識でしたし、日本と比べたら確かに今でも凄く巨大なマーケットです。 ただ、最近様々なデータ・統計を調べていくと、実は米国におけるプロスポーツも安泰ではない可能性がある事が分かってきました。 全米でのチケット価格実態:先ずその実態をつかむべく、昨年末に米国2番目の都市であり、スポーツが超盛んなロサンゼルスの地元新聞社が執筆した記

<大予想> 2020年米国スポーツメディア界で起こる事

皆さん新年あけましておめでとうございます! 今回は米国大手スポーツビジネス情報誌であるスポーツビジネスジャーナルにて、名物ライターであるJohn Ourand氏が投稿した大予想の内、日本とも関係があるものをピックアップして、筆者見解と交えながら紹介しますね~。 (にしても、スポーツビジネスの専門情報誌があるとか、米国のスポーツビジネスの大きさを示していますよね。。。) 1.アマゾンがNFLの海外開催の試合含めた、「独占」放映権を購入するだろう まず大前提に、米国でのス

<3大革命>2019年が米国スポーツメディア業界にもたらしたもの

さて、2019年も11月に入り、いよいよ年の終わりが近付いてきている。 皆さんの2019年はいかがだったでしょう? 僕にとっては、17年がホップ、18年がステップ、19年が忍耐といった感じの年だった。20年がジャンプの年になると信じている。 さて、そんな自分に関わる前置きはさておき、年の暮れという事もあり、今年の米国スポーツ産業に大きなインパクトをもたらした3大事情を紹介したい。 1. 自動追跡カメラの普及これまでも何度か自動追跡カメラの精度の高さとその有効性(コスト減

<愚問の極み>スポーツビジネスで何が儲かりますか? ~面白いビジネスとは~

企業・学生他から時折、「スポーツ分野で仕事したいのですが、どこか儲かりそうなところないですか?」と問い合わせをいただく事が多々ある。 正直に確実にもうかる領域があれば僕もやるし、そんなものがあれば皆やっていると思う。 だから儲かるか、儲からないかはその企業の特性と合った事業内容であり、また同社の既存人員でexecutionができるものが一番良いのではと思っている。先日こちらでお世話になっている人にも言われた事だが、やはり「やりたい事」「お金になる事」と「できる事」が絡みあ

<衝撃!!> スポーツビジネスの新規大口収入源!?

お久しぶりです。 最近諸々バタついており、nakanaka記事を更新できずにおりました。 にしても今シーズンのカレッジフットボールはどこが優勝するか分かりませんね~!僕の応援するオハイオ州立大が優勝してくれないかと日々願っているところです。今後はまじめな内容のみならず、気楽な内容含めもう少し更新頻度を高めたいと思います。 さて、そんなこんなで日々を過ごしていますが、今回は最近見つけた注目の出来事について記載させてください。 このブログでも繰り返し書いてきましたが、スポー