見出し画像

内向型の仕事をやめようと思っていました

本ページはアフィリエイト広告を利用しています(Amazon、楽天)

もう、うんざりだったんです。

「内向型は○○なタイプ」「HSPは○○が苦手」と話すことも、「内向型に向いている仕事は何ですか?」「繊細な人でも人付き合いを良好にするには?」に答えるのも。


「内向型を直さず活かす」を掲げる「内向型コンサルタント」という仕事を始めて、丸3年が過ぎました。
副業のレッスンやカウンセリングをしたり、NPO法人や中学校で授業をさせていただいたり、本を出版したり、少しずつ挑戦の幅が広がっていって。ありがたい気持ちでいっぱいだったし、やりがいもあって、それだけ自分の内向性に悩んでいる人が多いことも痛感しました。

この数年で、特にHSPに関する情報は一気に増えましたよね。本屋さんに行けば棚いっぱいに「HSP」「繊細」の文字が並び、テレビや新聞でも取り上げられる機会も多くなって。私の活動に対する"追い風”と捉えてもいいくらいの流れでした。


それなのに、違和感はちょっとずつ私の肩に乗って重くなっていきました。内向型だからと自分の強み弱みを決めつけたり、何かを諦める言い訳文句にしている人が少なくなかったからです。

私が内向型コンサルタントとして活動することで、誰かを内向型という枠に押し込めてしまうんじゃないか、変化や行動の意欲をむしろ奪ってしまうんじゃないか…私の活動が本当に誰かの役立っているのか不安になり、自信がなくなったんですよね。

「あくまで自分を知るピースのひとつでしかないよ」と伝え続けていたけれど、「内向型ってどんな人?」と内向型のワードありきで話が始まるたびに(相手は全然悪くなくて、むしろ自然なことなんだけど)私自身が「内向型」という言葉に縛られているような息苦しさと、これ以上私ができることはもうないんじゃないかと燃え尽きた感覚がずっとまとわりついていました。

たまにメルマガを書いたりライブ配信はしていたものの、迷いの中で発信の意欲が上がるわけもなく、SNSの発信はほぼストップ。肩書きも外して内向型という言葉を使わないで活動をリスタートしようと本気で考えて人に相談していました。(しれっとSNSの名前から内向型コンサルタントの文字を消していた時期もw)


そこからグラデーションのように少しずつ心境が変わって方向性が見えてきたのは、オリジナル手帳pure life diary制作販売の活動の影響が大きかったですね。
今年の2月に打ち合わせをして、なぜこの手帳をつくっていて誰にこの手帳を使って欲しいのか議論を重ねた先に生まれた想いが「自分に厳しくなりがちなまじめでがんばり屋さんが、手帳を使うことで自分にやさしくなって、幸せを感じられるようになったらいいよね」「自分と向き合って受け入れるだけで終わりじゃなくて、その先にある、よりよい生き方に向かう行動変容までを伴走できたらいいよね」だったんです。


大好きで想いを込めてつくった商品に新しいメッセージを吹き込んだとき、頭の中をかすめたのは、私の活動に共感してくれていたフォロワーさんや受講生のみなさんの存在でした。

内向型だから繊細気質だからと枠に当てはめるのは不本意だけど、周りの人を優先して気遣うのに、自分に対してはめちゃくちゃ厳しく当たる人多いよなぁって。気づかないレベルの"自分いじめ"の慢性化が少しでも和らぐだけでも、生きづらさが緩和されるんじゃないかと思ったんです。まさに手帳を使ってほしい人たちのイメージにドンピシャだなと。


そこから意識の上に上がるようになって、久しぶりに(笑)内向型やHSPの発信をしている人のSNSを読んだりどんなサポートメニューがあるのか情報を集めたりしているうちに、既存のサービスでは解決できていない悩みがあることがわかってきたんです。(手帳のお仕事とも連動していることが腹落ちしたおかげで自分の中に一本の線が通った感覚になって、霧が晴れてシンプルに考えられるようになったように思います。)

内向型に向いている適職なんてリストアップできないって私は思っているけど(得意な領域の傾向はあるかもしれないけど、十人十色なんだから安易にこれだと限定できない)それを知りたがっている人がたくさんいる。
「そのままでいいよ〜」「ありのままの自分を受け入れよう」といった言葉に一瞬救われた気がしても、結局現実は変わらなくて、まるでエナジードリンクを飲むように自己啓発本やセミナーをインプットしつづける人たちがいる。(自己啓発本やセミナーそれ自体が悪いというわけではありません。)

行動するのは億劫。こわいし不安だし、間違いたくない。傷つきたくないし恥ずかしい思いはもうしたくない。自信も自己肯定感もない。でも、でも本当は、自分のことを理解して認めたいし、よりよく生きたいし、自分らしさを活かしたい。
諦めたくないからこそ八方塞がりになっている人たちがいると感じるようになってから、

・がんばらないことをがんばることから始めた方がいいのでは?
・自分にやさしくなれる習慣づくりがみんなでできたらよさそう!
・夢とか目標とかやりたいことが浮かばないタイプがいてもいいよね?

なんてことをなんとなく頭で考えるようになって、「何かを形にして伝えたい」「私がやるべきことがある気がする」と思うようになってきました。


メルマガの読者さんに向けてライブ配信やメールをして壁打ちをさせてもらったり意見を聞かせてもらったりして助けてもらいつつ、コンサルを受けてビジネス的な側面でのアドバイスをいただいて、私の今後の指針がやっと定まってきました。私ひとりだったらとっくにこの活動やめてました。周りにいてくれるみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。


内向型やHSPのカテゴライズを言い訳や決めつけには使わないけど、内向型っていう言葉をきっかけにしたっていい。
自己理解の段階でつまづいている人はもちろん、自己理解をしてある程度自分と向き合えるようになると陥る「で、これから何をすればいいの?」に悩んでいる人、全員の変化に携わることを次の目標にしよう。
「なりたい自分になる」「ありたい自分を大切にする」そのための行動をし続けられるまでの全部のステップを一緒に考えて進む場所を、私が"この指止まれ"でつくろう。

今私を突き動かすものは「内向型を直さず活かす」への追求心なんだなぁと思うんですよね。まさかの、3年前に掲げていたモットーへの原点回帰。
今までの経験に寄りかかっておごることのないよう謙虚に向き合っていきたいです。


内向型・繊細気質な人のためのスクール型コミュニティ「pure life step」のオープンとともに、内向型コンサルタントとしての活動を本格的に再開しました。

この数年で私自身の働き方もアップデートして、チームや会社で動かしている仕事にも携わるようになりました。組織で働きたくないからとフリーランスになってみたものの、チームで働くおもしろさややりがいにも気づいてしまって…!このあたりの経験や知見もみなさんにお伝えしていきますね。

内向型コンサルタントの仕事はマネジメント業と両立しながらになりますが、自分らしさと自分の強みを活かす形を常に意識しながら楽しんでいきます♪


ということで、昔から私のことを知ってくださっている方も、最近知って興味を持ってくださっている方も、改めてよろしくお願いします!


内向型コンサルタント 井上ゆかり



読書と手帳が好きなので、本や文具の購入に使わせていただきます♡